調整とも言えないレベルですが、長期的に見ても18,000前後で頭が重くなり上昇の勢いを失っているようにも見えます。
ダウの17,700前後は昨年11月と同水準なので、最高値を更新しつつも5カ月程度横這いで揉み合っているとも言えます。
今年に入ってから、世界の株高をリードしている代表は日経と独DAXでしょう。
日経は年初の17,500前後から右肩上がりで上昇を続け、3月に米ダウが調整している間も高値を更新し続け、3月23日には19,778を付け、2万円目前とメディアが騒ぎ始め例によって評論家の強気発言が踊った後に、3月27日には19,100まで下落しました。
独DAXも年初の10,000割れから上昇を続け3月中旬に12,000を越える最高値を付けた後に、3月26日には11,600近辺まで下げました。
日経は今日も上昇に転じているし、とても調整と言えるレベルではありませんが、日独ともにアホみたいなイケイケムードが新年度を前にようやく収まって来た感はあります。
世界的に変調を来たすとすれば、5カ月横這いのダウよりも日独のバブル(?)株価に先んじて現れるのではないかと思います。
新年度なのでファンダメンタルズとは関係なくマネーの流入出が起こりやすく、トレンドの転換には注意が必要ですね。
週末には米雇用統計もあるので、今週から来週にかけての日経・独DAX・米ダウの動きは要ウォッチかも知れませんね。
