気分的なことですが、日経平均が続伸して1万9千円台を回復してフィニッシュできればいいですね。
6月末には2万1千円近い高値を付けて全然届いていないとは言え、日経平均が昨年末比プラスで終わることは間違いありません。
しかしながら、多くの新興国や米NYダウも昨年比マイナスで決して世界の相場は順調な1年ではありませんでした。
ザックリ要因を3つ挙げると、「原油安」「チャイナショック」「米利上げ」でしょうか?
特に、原油安に始まり原油安に終わった1年だったように思います。(原油安は終わってない!?)
昨年から続く下落が年前半は市場を撹乱しましたが、結局12月米利上げ後も安値を更新して2015年を最後まで振り回し続けたのが原油安でした。(来年はせめて脇役降格で願います!?)
8月に起こったチャイナショック(この呼び方は正式?)はダウの暴落も引き起こし、10月辺りまで世界の相場を揺るがし続けました。
これにより9月の米利上げが12月に延期されて織り込む期間を充分に与えることになり、結果としては利上げ後のネガティブな反応はあまり見られませんでした。
実際には利上げの影響やペースが吟味されて織り込まれるのは2016年の相場からでしょう。
この3つの要因全てに大きな影響を受けた高インフレ・経常赤字・資源国かつ足元の自国経済もダメダメな新興国には受難の1年でした。
さて、来年はどんな相場になるのでしょう?
上手くいかなかったことや悪かったことは反省だけ残して、忘年して来年に備えましょう。
今年の更新はこれが最後になります。
皆様、良いお年をお迎え下さい。
