新ブログ「経済的自由の実践投資備忘録」に引っ越し中です。
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2016年04月25日

インヴァスト証券の画期的なトライオートETF!?ネックは金利調整額加算1.25%?

インヴァスト証券の「トライオートETF」が本日からサービス開始されました。

以前から世界のETFに投資できる独自の画期的商品と仄めかして、専用サイトも立ち上げて相当な力の入れようであることは伝わります。
https://www.triauto-etf.jp/

通常の海外ETF現物取引と比べて、
●元本為替リスクの影響ゼロ
●圧倒的な低コスト(売買・両替手数料ゼロ)
●1万円の少額から始められる
と比較相手の弱点を突いてアピールしていますが、画期的なETF取引が出来るサービスなんでしょうか?

私も以前からどんなサービスを出して来るのかと興味はあってイメージも持っていました。
実際に取引した訳ではないしログインもしていない状況で確実に理解した訳ではありませんが、私なりに超訳するとこうなります。
●店頭CFDサービス
●対象商品は世界のETFに限定(当初は日米市場のみ)

以上!(自動売買機能については見てないので、このエントリーでは含めない)
特別に画期的な新商品という訳ではないと思います!?

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posted by 韋駄天太助 at 12:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月18日

熊本地震で企業と個人の支援行為偽善叩きの違いについて考えたこと

熊本県を中心に発生した大地震で被災された方にお見舞い申し上げます。

平素は言葉の過ぎるブログですので、私なりの自粛モードで書くつもりですが、今回も自然災害時の募金や支援への偽善批判について思わされたことがあるので書いてみます。
東日本大震災の時もありましたが、有名人や実業家が寄付したと表明なりリークされると、金持ちなのに少ないとか売名行為だ偽善者だと叩かれるケースがあります。

一言で終わらせると、「偽善や売名だとしたら何なのか?」となるのですが。
被災地に送られる100万円は100万円で、1億円は1億円だし、もっとストレートに言えば金額より気持ちの方が無力だと・・。

俺は黙って千円寄付した善人なのに、1億円寄付して公表するお前ら大金持ちは売名行為だケシカランと叩きたくなる気持ちは健全なのでしょうか?
こういう勘違いした正義(と思ってるのかな?)は他人に(自分と同じと思ってるのかな?)高貴過ぎる精神を要求し、結果偽善と名付けた行為が全滅すれば困るのが被災地だということがわからない。
結局、全財産でも投げ打って寄付しない限り偽善者と糾弾するのではあまりにも幼稚に思えます。

個人だから色々言いたくなるのでしょうが、法人に置き換えて考えてみれば如何に馬鹿げたことを糾弾しているかがわかると思います。
今回もコンビニや小売り等の企業は食料等の支援物資を被災地に無償提供し、且つその事実を公表していますが、これに対して偽善や売名という糾弾は少ないと思います。
何故なら、企業に偽善や売名という意図が一切ないと思っている人はいないだろうし、それを世間が受け入れているからではないでしょうか?

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posted by 韋駄天太助 at 13:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 放談雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月11日

若者の59%が車購入意向なしは嘘だがスマホはカーナビのみならず車も駆逐!?

えっ、若者の6割は車購入の意向がないって本当なの?
こんな見出しが新聞に載って「若者の車離れ」を煽ります。

嘘です!
日本自動車工業会が4月8日に発表した2015年度の乗用車市場動向調査では「車を保有していない10〜20代の社会人」のうち購入意向なしが59%です。
そりゃ29歳で車持ってなければ今後も買うつもりがないだろうし、そんな当たり前のことも含めて6割の若者が車買う意向なしと世間に刷り込もうとします!?

地球温暖化を嘆きつつ、日本の若者が車離れしていることをケシカランと嘆くのもおかしな話で、若者の変質という観点だけではなく社会環境の変質として捉えないと背景が見えなくなってしまいます。
環境変化はいくつも挙げられると思いますが、私が大きそうだと思われる要因を挙げてみます。

●若者へ税・社会保障負担をシワ寄せ!
平成28年度の国民年金保険料は月額16,260円となり史上最高値を更新します!
自営業やバイトは厚生年金と異なり数億円稼ぐ人と同じ平等な(?)負担額です。
毎月の駐車場代やガソリン代を払わなきゃいけないから、年金保険料を滞納するという褒められない車好きもいることでしょう。

昭和50年の年金保険料は月1,100円ですが、1万5千円の負担増をどこで吸収しろと?
消費増税で大変なのは年寄りばかりではなく、年金の原資も負担する若者はそれ以上なので車乗ってもらいたいなら30歳未満に「臨時車購入給付金」でもばら撒いてはどうか?

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posted by 韋駄天太助 at 13:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月04日

たわらノーロード新興国株式が低コストなのは確かだがインパクトいまいち!?

3月中旬に低コストのたわらノーロードシリーズに新興国インデックスが追加されました。
信託報酬は年率0.5346%(税抜0.495%)と確かにMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動する投信としては最安です。

コストだけで新興国株インデックス投信を比較するとこうなります。
    信託報酬(税込) 信託財産留保額
(EXE-i     0.3904%   0%)
たわら     0.5346%  0.3%
DC(日興アセット)  0.594%   0%
DC(三井住友)  0.6048%   0%
i-mizuho    0.6264%  0.3%
他横並び(笑)  0.648%   0.3%

コストだけを見ればEXE-iが圧倒していますが、投資割合の90%はFTSE・エマージング・インデックスを対象とする等異なる点が多いので、単純には比較できません。
MSCI指数連動では二番手の日興DCに年間約0.06%のコスト差を付けています。

うん、やっぱり新興国でも「たわら」が圧倒で最高!・・・となりますかね?
是非論は別にして、たわらには0.3%の信託財産留保額が設定されていますが、DC日興は同様に設定していた留保額を約款変更して昨年0%に引き下げました。

NISAで新興国株インデックスを買って5年後に売るとします。
コストだけ見れば5年間ではたわらとDC日興はほぼ同等です。
ザックリ5年以内ではDC日興の方が低コスト、5年以上ならたわらの方が低コストです。
(勿論単純に信託報酬と留保額だけで判断して、その他は考慮していません。)

50年ホールドするなら、留保額は誤差でザックリ信託報酬だけ見てればいいのですが・・。
ということで「たわら」の頑張りには拍手しますが、新興国株に関しては大きなインパクトではありません・・。
勝手を言わせてもらうと、税込みで0.4%台の信託報酬で出して欲しかったですね。

更には、たわらの先進国株インデックスの年率0.243%(税抜0.225%)と比較すると倍以上のコストであり、まだまだ新興国株のカテゴリーは安いと言えません。
競争によってまだまだ下がる余地があります。

たわらに業界最安インデックスファンドの地位を奪われてしまったニッセイはまだ新興国株のカテゴリーを出していないので、首位奪還を仕掛けて来ることに期待したい!

また、0.648%で横並び複数の老舗インデックスシリーズの皆さん!
過去に頑張って囲い込んだ既存客からの集金率を守りたいのはわかるが、放置していれば新規は激減で既存分の移動も起こるでしょう。
先に走って資産規模の大きい方が顧客還元率を上げる余地も大きいし、インデックスファンドの宿命だから初心忘れるべからずで低コスト攻めで行きましょうね。

インパクトは少し足りなかったが、「たわら」が新興国株インデックスのカテゴリーでも有力な1番手候補となることは確かです。
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posted by 韋駄天太助 at 11:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする