新ブログ「経済的自由の実践投資備忘録」に引っ越し中です。
https://investorfree.blogspot.com/


2016年10月31日

無風の9・10月を過ぎ11月は米大統領選迫る!英EU離脱以上の波乱はあるのか?

今週の火曜日から11月に入りますが、早いもので今年も残り2カ月ですね。
アノマリーとしては下落しやすい9月、暴落が時々起こる10月を過ぎようとしていますが、相場は割と堅調ですね。

日経平均も1万7千台半ばまで上昇して約半年ぶりの高値を付けていますね。
米12月利上げが意識されドル105円台まで円安に振れたことが効いているようですが、4月頃は110円前後でしたからね。
日銀爆買いパワーなのか、企業に円高耐性がついたのか、さて?

新興国も原油価格の上昇や米利上げのスローペース化等により全体的には堅調です。
しかしながら、アノマリー通りに9月から10月にかけて軟調だったのか米国!
右肩下がりというより9月頭に付けていた18500から下限18000のレンジ内で2カ月横這いというイメージですが、18600の高値を付けた7−8月からはレンジを下げています。

その米国ではビッグイベントの米大統領選投開票が11月8日に迫ってきました。
英EU離脱の一件で投票結果を先読みすることを躊躇していた市場も支持率差が開いてクリントン当選は安全圏であると若干織り込みつつあるようですね。

40%以上がトランプを支持することすら理解できないのだから、その支持が約1週間後に50%を超えるか否かも推定できませんね。(笑)
不人気投票で史上最悪の大統領選とも言われる両候補ですが、ネガキャンが低俗過ぎて他国のことながらゲンナリしますね。
(クリントン氏は元大統領の旦那の方だが)互いにわいせつ行為をしたか否かが争点なのか?

何の投票だっけ?
腐っても超大国アメリカの、ひいては地球上で一番影響力のあるリーダーを決める大統領選挙だったっけ?

今年はフィリピンで過激発言が売りだったドゥテルテが大統領選を制し、英国では事前予想に反し国民投票でEU離脱が決まりと右傾化とポピュリズムが世界的に顕著になっています。
この流れで今年最大の「まさか」が米国民によって民主的に選択され、トランプ大統領誕生もあり得るのではないかと思っていましたが、トランプ旋風には投票前に顕著な失速が見られることは確かです。

米大統領選は長期間の戦いだから、「叩けば埃だらけ」の人はボロが出ちゃって勢いだけでは突破できないかな?
ところが、先週末にFBIがヒラリーのメール問題で捜査を再開すると明らかにすると、NYダウがトランプではなくヒラリーの「埃」に反応しマイナスに転じて引けました。

この件で1週間後の選挙に影響を与える情報が更に出てくるのかも不明ですが、ヒラリーを当選させたくない勢力が動いているのでしょうか?
加点ではなく、どちらの減点が小さいかが大統領選を左右するのでしょうか?ゲンナリしますね。
さて、英EU離脱以上の大どんでん返しは起こるのでしょうか?
もうゲンナリしながら、米国民が選ぶ世界のリーダー誕生を生暖かく見守るしかありませんね!?
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
posted by 韋駄天太助 at 00:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月24日

電通過労問題はブラックならぬ似非ホワイトの「いい会社」と奴隷契約の日本的就社問題!

電通の東大卒女性新入社員の過労問題に思うことは沢山あります。
誰もが残業百時間超で上司からパワハラ言動を受ければ同じ選択をする訳ではない。

残業自慢や被パワハラ自慢をすれば、もっとすごい話を持っているぞと語りたくなる人はこの国に私を含めて1千万人以上いるかも知れない。
電通社員やOB・OGなら9割かも知れないが、自分もその程度は通って来た・受けて来たという意識がサディスティックなイジメ体質の連鎖を無駄に継承していく・・。

電通の採用に関して個人的に持っていたイメージは体育会採用とコネ採用がかなり多いというものですが、現在もあまり変わっていないのでしょうね。
昭和26年制定の「鬼十則」を今も規範にしているとか、さもありなんの社風なんでしょうね。
「取り組んだら放すな、殺されても放すな」!?

今の社長さんも学生時代はアメフト部で2011年に営業畑から初の社長になったそうですが、会社の頭のてっぺんからつま先までモーレツが染みついちゃってるのかなとも思えます・・。
彼女も電通の社風を知らなかった訳ではないでしょうし、残業が少ないとも思っていなかっでしょうが、入社して経験したことは自分の想像を遥かに上回っていたのでしょうね。

続きを読む
posted by 韋駄天太助 at 00:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 放談雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月17日

日銀官製相場はインデックス投資の巨大化が破壊的な非効率市場になる矛盾を示す!?

日銀の金融緩和策の1つであるETF買い入れについて官製相場など色々揶揄されています。
7月末の会合で年間買い入れ額をほぼ倍増の6兆円に増やして爆買いに拍車が掛かりました。

外国人の売り越しを日銀とGPIFが吸収して株価が下がらないとか、ETF銘柄の大株主に日銀が名を連ねる社会主義国化とか色々な問題が指摘されますが、今回は定期的なETF買いっ放し(=インデックス投資!?)の罪に絞って書いてみます。

日銀は年間6兆円ETFを買い入れることを決めましたが、これは基本的に毎月給料日の25日に5万円をTOPIXや日経平均のETFか投信で積み立てるインデックス投資家と市場に対するアクションは同じである。
日本経済や日経平均の過去30年からは目を逸らし、右肩上がりを信じて売らずにひたすら買い続ける・・。

1千万人のインデックス投資家が年に60万円を日本市場のインデックス連動に投じれば年間6兆円規模なので、日銀は巨大かつ強大なインデックス投資の化け物と捉えることが出来ます。

続きを読む
posted by 韋駄天太助 at 13:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月11日

FMVよお前もか!レノボが飲み込む日米名門PC事業!PCスマホで存在感増す中台韓!

富士通がパソコン事業を中国レノボグループの傘下に移すと報じられました。
レノボは約10年前に米IBMからPC事業を買収し、約5年前にNECと合弁会社を作ったが今は出資比率を66%に引き上げレノボの子会社という位置付けの方が強い。

「Thinkpad」と「LAVIE」に続いて、「FMV」よお前もか!
お前までレノボの軍門に下るのか?
IBMは言うまでもなく、PC-9801とか知っている人にとっては日本のPC事業もNECと富士通がリードして来たイメージが強いと思います。

日米の名門ブランドを次々と傘下に収め巨大化するレノボ。
国内ではシェア2位の富士通も世界では売れずに利益が出ないので、世界シェア1位のレノボと合弁事業で合理化を図るが、実質主導権をレノボに渡して赤字PC事業のリストラですね。

私もIBMの頃からThinkpadには親しんでいて好きなシリーズなのですが、量販店に並ぶことは少ないThinkpadもしっかりラインナップを維持しているし、レノボ後の劣化を憂う信者も多いですが、IBMが続けていたら4〜5万円で買える廉価版Thinkpadは出さなかったでしょうから評価すべき点もあります。(笑)

続きを読む
posted by 韋駄天太助 at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月03日

リーマンから8年後も問題引きずるドイツ銀行と優等生ウェルズ・ファーゴの転落は暗示?

10月に入りましたがこの季節は投資家にとって思い出したくもない8年前のリーマンショックが思い起こされますね!?
だって「ドイツ銀行がー・・」の前にウェルズ・ファーゴ問題!

バフェット銘柄としても有名なウェルズ・ファーゴ銀行が顧客に無断で口座を開く等の違法行為で罰金を科されました。
行員の厳しいノルマとボーナス稼ぎのために無断で作られた口座が150万、クレカが56万枚、処分で解雇された従業員5300人という組織的な不正規模はバフェットが大株主の「優良銀行」というイメージを地に落としました。

ウォール街の投資銀行がサブプライムバブルに踊り歴史的な金融危機を起こす中、リテール顧客密着で堅実経営のウェルズ・ファーゴがリーマンショック後に銀行では時価総額世界一となったことは、良い意味で時代の健全な変化を象徴する出来事だったと思います。

ということは、3年続けた時価総額世界一からこのような不祥事で転げ落ちるのもやはり象徴的なのかも知れません。
不正を生んでしまった報酬制度と見て見ぬ振りした経営陣は投資銀行がサブプライム問題を起こした大きな要因の1つと同じです。

続きを読む
posted by 韋駄天太助 at 10:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする