新ブログ「経済的自由の実践投資備忘録」に引っ越し中です。
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2017年01月30日

NYダウは2万ドル突破もトランプ新大統領の横暴ぶりは想定通りで前途多難!?

1月25日にNYダウがとうとう2万ドルを突破しましたね。
20日の就任式は期待外れかつ不安も煽りましたが、トランプがオバマの判断を覆して原油パイプラインの建設計画に署名したこと等によりインフラ投資政策への期待が高まり株価を後押ししたようです。

トランプは2万ドル突破に”Great!”と呟きましたが、選挙中には株価がバブルでそれを維持するイエレンを批判していたにも関わらず、(バブルなのか虚像なのかもわからない!?)自らの不透明な政策を織り込んだトランプラリーは正しくてグレートなんや?トランプらしい(笑)

NYダウは昨年12月20日に2万ドルまでたったの13ドル未満に迫りましたが越えられずに19974ドルで引けました。
年明けの1月6日にはなんと後わずか37セント!の19999.63まで上昇しましたが、またしても越えられずに19963ドルで引けました。
そりゃ理屈を言えば2万ドルが迫れば利益確定が増えるし、ここらでショート仕掛ける人も居て頭を打つのもわかりますが、残り37セントで越えられないのは人間技と思えない奇跡的な確率でしょう。

これは年末から年始の奇跡的な2万直前ダブルトップを形成して、就任式からトランプが何かやらかしてくれて歴史的な天井形成かと思われましたが、就任後もトランプラリーで今度はあっさり越えてしまいましたね。
「相場は不安の壁を駆け上る」と言いますが、プラス要素もマイナス要素も満載だと思います。

トランプ新大統領の横暴ぶりは私の想定の範囲の上方であり、ある意味彼への期待は裏切られていません!?
当選後のスピーチ等で彼が見せた穏健な態度を織り込んで割とまともな大統領になるとの期待は既に裏切られていると思いますが、トランプリスクを市場はまだまだ織り込んで(めて)いないように思います。

多少苦労して越えたダウ2万ドルはもう下回らない”Great America”な未来への発射台となるのでしょうか?
トランプがメキシコ国境に壁を構築するとしても彼は基本的にコンストラクターではなく、世界の様々な既存の枠組みを破壊するデストロイヤーであって市場を何度も揺らし兼ねないリスクの塊であることは想定しておいた方が良いのかなと思います。

日本を含めトバッチリを受ける側はたまったものではないと思いますが(といってもヘイトされる被害者は世界の半分以上なのかも!?)、世界最大の権力者でありながら正義のヒーローではないトランプ劇場が今後も楽しませてくれそうですね!?
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posted by 韋駄天太助 at 17:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月23日

SBI証券の投信マイレージが全銘柄を対象に!超低コストファンドはモヤシやティッシュ扱い!?

SBI証券が2月1日から原則すべての銘柄を投信マイレージの対象にすると発表しました。
近年に投入された超低コストファンドの内ポイント還元してしまうと全く儲からない銘柄については付与対象外としていましたが、これらにも0.05%のポイントが付与されます。

0.1%還元の通常ファンドは残高が1千万円を越えると0.2%還元になりますが、0.05%付与分については残高1千万円超でも倍増されずに0.05%還元のままです。
しかしながら、その基準となる月間平均保有額1千万円の判定対象には0.05%付与分も含まれるように改定されるので、残高がそれなりに大きい方には0.05%還元以上に大きなメリットかも知れません。

例えば、0.1%付与対象のファンド残高が700万円、0.05%付与対象の残高が300万円あるとします。
従来は、700万円x0.1% + 300万円x0% = 年間7000ポイント でしたが、
今後は、700万円x0.2% + 300万円x0.05%= 年間15500ポイント(14000+1500)
と2倍以上に膨らみますが、寄与しているのは0.05%付与分ではなく残高判定が1千万円超となることで700万円分に2倍付与されるからです。

この改定により顧客側でデメリットになる人は誰もいないので太っ腹な改良です!
私もこの改定は驚きでしたが、これ自体がそんなに嬉しい訳ではありません。
それよりも、低信託報酬の対象外ファンドが増えていたので投信マイレージサービスの存続自体も危ういかなと見ていましたが、こんな改定をするくらいだから当面は全くマイレージを止めるつもりがないとわかって嬉しいですね!?

でも、販売会社取り分からポイント還元すると殆ど何も残らないのに何故ここまで慈善事業のような大盤振る舞いをするのでしょうか?
付与対象外ファンドの売れ行きが明らかに落ちて、既存分まで付与対象としている他社に移管されるケースが少なくなかったのかも知れません。
それなら儲からなくても付与して、引き続きメイン証券で使ってもらって他のサービスで元を取ることを考えたのかも知れません。
(でも、この手のファンドばかり買う層は他に一切金を落とさない「不良顧客」だったりするのですが!?)

更にはNISAやiDeCoもサービスや対象が拡大傾向なので取り敢えずSBIブランドで囲い込みたいという思惑もあるのかも知れません。
どうせ還元しなくても大して儲からない商品だから、儲けゼロで客寄せに使ってしまえ作戦ではないでしょうか?

つまり、SBI証券の低コストファンドは特売品であり、スーパーで言えばモヤシ、ドラッグストアで言えばティッシュを仕入れ値スレスレで売っているようなものです!?
それも会社として規模と体力があって、アクティブファンド等で高信託報酬を気前よく払ってくれる「優良顧客」が沢山いるから利益を出しながらやっていける訳で、優良も不良も皆に感謝ですね!?

「君子豹変す」で高還元をやめた同グループのネット銀行とは姿勢が異なり、業界最安水準を攻めて守り続けているSBI証券の変わらぬ姿勢は素晴らしい!
結論はシステムにフリーライドしながら使い倒して半額モヤシばかり好んで食べる顧客が一番得をするってことでいいでしょうか?
(いやちょっと違うな!?)
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posted by 韋駄天太助 at 13:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

鈍痛の電通に必要なのは社外の名クオーターバック!残業改革は日本電産永守社長に期待!

電通の石井社長が新入社員の過労死問題に関する労働基準法違反の疑いで書類送検されたことを受けて引責辞任の意向を表明しました。
社長としての実績も詳しい経歴も存じ上げませんが、上智大学アメフト部出身で営業畑の長い方ですか?
まさに電通を象徴・体現されている方なのかも知れませんね。

社長が責任を取って新たな後任が舵取りしたところで電通の問題が解決されるとは思えません。
何故なら、きっと同じ空気を吸い同じ水を飲み同じ釜の飯を食ってきた電通在籍30年以上の「金太郎」が「飴」の中で指名されるだけでしょうから!?
石井社長は歴代の経営陣全ての非も被って辞任されるということでしょうね。
何故なら、同じ電通特有の体質を継承していない(=長時間労働を非と判断し是正できる)人が社長に選ばれることなどありえなかった筈だから・・。

この件によって、日本企業全体に長時間労働是正の動きが拡がっていることは良いことですが、そもそも長時間残業だけの問題にしてしまうのもミスリード。
それも含めて、身だけではなく心も壊す人権侵害・無視なんて当たり前の奴隷制度ですよ、日本の会社と社会が考え直すべきは。

電通特有の問題と日本企業全般の問題も(程度問題で多くは共通するものの)分けて考えるべきですが、これを書き始めると論点が多すぎて収拾がつかなくなるので今回は立ち入りません。
(それだけこの問題は日本において解決するのは大変だと思います。)

一例を言うと、日本企業全般の残業是正したいなら冗談でも何でもなく高校球児の丸刈りから止めさせて審判のミスジャッジに球児が異議を申し立てることを「健康健全で高校生らしい」是として日本の文化にもメスを入れる必要があるんですよ!?

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posted by 韋駄天太助 at 11:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月06日

歴史のうねりにある2017年は昨年とセットで考えよう!今後30年が水晶玉に映るか!?

あけましておめどうとうございます。今年もよろしくお願いします。
って、もう6日ですね。

新年になって今年の展望や株価予想が様々なメディアで取り上げられていますが、99%の専門家・評論家諸氏が昨年の展望を大きく外していたことを忘れずに、耳を傾ける側も学習する必要がありますね。(勿論こんなブログの戯言も含めて)

2017年の予想というよりも、今年に起こることを昨年とセットで考えて、今後10年から30年先を予想する年になるのかなと思います。
昨年は万馬券並み(?)の確率で「英EU離脱」と「米トランプ大統領」という2つの「まさか」が連続して起こりました。
(この2つが共に起こると予想した人がいたのか私は寡聞にして知りません。万馬券以上かな?)

世界の歴史は既に大きく変えられてしまった訳ですが、民意により選択された2つの混沌とした「まさか」がより具体化してくる年ですね。
開かれるのは「パンドラの箱」なのでしょうか?
苦難の道となっても最後は箱の底にある希望が飛び出すのでしょうか?

今年は欧州で選挙が続き、米英に倣ってもう「まさか」とは言えない(極)右傾化のトレンドが加速するのでしょうか?
米中関係はトランプ就任前から決して穏やかで良好にはならないであろう様相を呈しています。

2017年が歴史の大きな転換点・うねりの中にあることは間違いないと思います。
1989年前後に匹敵するなら、今は戦後第三章のプロローグで少なくとも今後30年続く筋書きの始まりの地点に立っているのだと思います。
その中心人物は世界の秩序を変え得る最大の力を持つ米大統領のトランプだと思います。

新年はTwitterでトヨタにもメキシコ工場建設を恫喝してプレッシャーを掛け始め、現副大統領からも奔放で挑発的な投稿に「大人になる時だ」「考えを示してほしい」と呆れられていますが同感です。
トヨタとかGMの個別案件じゃなくて、どういう目的と法律で全ての企業に等しい縛りを掛けるのかを言えと・・。
でもね、残念もう70歳ですから無理です!?

一言で言えば、大統領にしてはならず色々と足りないリスク高の人ですよね。
時々聞きますが、トランプは頭の良い人???
ビジネスでは成功したかも知れないが、I don’t think so!
足りな過ぎ!理性弱く感情的過ぎ!軽率過ぎ!事実誤認多過ぎ!リアクション読めな過ぎ!
日本なら〇カッターと呼ばれる軽率な炎上投稿する若者と米大統領のオツムの違いがイマイチわからない!?

今年の出来事を観察すると未来が水晶玉に映るでしょうか?
「未来はわからない」という当たり前の大前提で立ち止まり、現実を直視せず目と耳を塞ぐなら思考は停止する他ありません。
ということで、今年もお付き合いの程宜しくお願いいたします。
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posted by 韋駄天太助 at 12:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする