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2017年05月29日

日本のやる気社員は6%で世界最下位クラスのやる気なさをAIで解決!?

日経によると、米ギャラップが世界の企業を対象に実施した調査では、日本の「熱意ある社員」は6%しかおらず139カ国中132位だったそうです。(因みに米国は32%で日本の5倍以上いる!?)
更には「やる気のない社員」が70%で、問題児に分類される「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」が24%もいるそうです。

率直な感想はやる気が世界平均以下なのは納得だが、世界3位の経済大国が地球上でワーストクラスの「やる気なさ」なのは大きな違和感。

問題児を含めた「やる気のない社員」が日本では94%を占めることになるが、「やる気」のハードルが高過ぎじゃないの?
高すぎだとしても世界の中で相対的に最下位クラスなら確かに問題だよね。

統計の取り方や母数がわからないので額面通りには受け取れないが、139カ国に対して同じ調査をするのだから大掛かりには行っているのでしょう。
ギャラップ社の過去調査でも他社の調査でも似たような結果であり、この種の調査は概して日本が最下位クラスになるようです。

例えば、調査の中で「社外で自社のことを悪く言ったことがある」「同僚と上司の悪口や愚痴を言ったことがある」なんて項目があってYesならマイナスされるのであれば、
残業終わっても群れて飲み屋で会社や上司の悪口で盛り上がって発散する日本的サラリーマンは「やる気なし」と見做されて不利ですね!?

しかし裏を返せば、残業終わっても同僚と群れて終電まで飲んで貴重なオフ時間に会社や上司のことで頭がいっぱいの日本人はどんだけ仕事や会社好きやねん!とも言える訳で、欧米的価値観で裁かれている面もあるのかなと思いますね!?

そういう統計の怪しさを踏まえた上でも日本人が世界的に仕事熱心との評価をされる一方で、矛盾するようにやる気し社員と評価されるのは仕方ないかなとも思います。
だって全然矛盾していなくて、「仕事熱心」を無理強いされればヒトは仕事にやる気を失くすのは必然だから!?
長時間労働を強いられれば仕事に集中力を保ち続けるのは不可能でダラダラ仕事になるから。

日本人の94%がやる気ないとの調査結果でも、表面的には「やる気ある」振りをしていることがとても大事なお国柄なので94%はそう見せないように振る舞うんですよ。

海外では周囲にまき散らす程の不満がある人はさっさと辞めて他社に転職するかさっさと机を片付けられて明日から来なくていいと解雇されるが、日本では雇用慣行上お互いに簡単ではないことも多くその環境に甘んじる人も多い。
就社と就職の違い、更には雇用が契約で成り立ち仕事の範囲が明確で上司や同僚が残業しているから付き合いで帰れないなんて人生の浪費も欧米には少ない。
徹夜で仕事する人を(嫌々やっていても)「やる気ある」と中身や成果よりも評価する間違った文化が長時間労働是正ブームで変わるといいですけどね。

昭和の時代はそれが有効に機能したけど、もう30年近くも日本は会社や労働の文化を変えて社員のパフォーマンスを最大限引き出すことが出来ていないように思います。
欧米の文化ややり方をそのまま移植しても日本人には合わずに拒絶反応で上手く行かないけど、今頃長時間残業是正に国を挙げて取り組まないと変われない文化が世界最下位クラスの「やる気なさ」を醸成していることは間違いない訳で・・。

額面通りには受け取れない調査だが、日本が最適解を求めるためにも従業員は世界ワーストレベルのやる気なさだが第三位の経済大国というパラドックスから目を逸らすべきではないでしょう。
ちょっと社長、よし6%を残して94%はAIに置き換えて解決だってオイ!その名案はやめて!?
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posted by 韋駄天太助 at 11:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月22日

またもや大統領収賄疑惑で政治に翻弄されブラジル株が大暴落!?インドは絶好調!

先週の18日にブラジル株のボベスパ指数は8.8%安となり、リーマンショック以来の大暴落を記録しました。
これが中国なら世界株安に波及するところですが、それ程の影響力を持たなかったのは救いかも知れません。
理由はテメル大統領に新たな汚職疑惑が発覚し、年金や労働法等のブラジル経済構造改革が滞るとの連想から資金が逃避した模様。

また、政治家トップの汚職かよ!
これとは別に、収賄容疑を掛けられているルラ元大統領が2018年10月の次期大統領選への出馬を表明したそうだ!?
汚職(容疑)が大統領3代で続いているのに、また最初の汚職容疑者が大統領に復帰しちゃうの?
未だに30%近い支持率があってライバル不在でルラ大統領復活の可能性も充分あるようですが、今後もブラジル株価は政治(政策より汚職問題!)に翻弄されるかも知れませんね。

通貨レアルも暴落したので円ベースではダブルで効いてくるのですが、例えばアクティブの「HSBCブラジルオープン」では基準価額が1日で▲14.8%下落したので凄まじい威力です!?
まあでも、新興国に投資するならリーマンショック程度の下落はたまに起こるよと鷹揚に構えることも大事かも知れません!?

1日で15%の資産減少に血の気が引いて狼狽売りするなら損するだけだから、ブラジルなんて手を出さない方がいいですね!?
2016年初頭は40000を割っていたボベスパ指数は2017年初頭には60000を越えて、2月終わりに69000の高値を付けた後に調整し、5月に再度高値に迫ったところで今回の暴落です。

1年で1.5倍になった株価が大暴落を受けて年初の水準に戻っただけでまだ60000を軽く越えているのだから、この程度の暴落を取り戻すのは(もし取り戻すのなら)1カ月もあれば充分です。
2016年初頭は原油価格が最安値をつけ資源国通貨や株も叩き売られた時期で、あの頃ブラジル株を買う奴はアホと言われたことでしょう。

でも、株価なんて絶賛GDPマイナス成長中(▲3.6%)の2016年で1.5倍になるし、ようやくプラス転換かと言われ始めてから安心して買いを入れる人が天井掴んで暴落を食らうんですよ。
こんなに汚職政治でゴタゴタしている国には投資できないと判断するなら、一切手を出さないとか撤退時期を探るとかするべきでしょうね。

インドなんか右肩上がりで最高値を更新し続けてますが、こっちもそろそろドカーンと来てもおかしくないような・・?
まあ新興国への中長期投資は暴れん坊と上手く付き合うメンタリティがないと腹が立つし疲れちゃうからね!?
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posted by 韋駄天太助 at 11:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | BRICs | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月15日

楽天証券が投資信託の最低買付を100円にしてスーパーポイントでも購入可能に!

楽天証券が5月27日から投信信託の最低買付金額を1000円から100円に引き下げるそうです。
証券口座決済に限りますが積立も毎月100円から設定できるとのこと。
http://longinv.blog103.fc2.com/blog-entry-2272.html

正直言って10円や1円に引き下げられても「フーンそうですか?」という感想ですが、条件が改善される分には結構なことですね。
でも、同時に発表された別のプレスリリースには驚きました!

なんと今年夏を目処に「楽天スーパーポイント」で投資信託購入が可能になるとのこと。
おお素晴らしい!

ということは、期間限定ポイントが100円以上余って使い道がなければ取り敢えず投信に突っ込んでおくという画期的なポイント消費方法が可能になるのか?
と色めき立ちましたが、残念!期間限定ポイントは投信購入には充てられないと注意書きされていました・・orz。

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posted by 韋駄天太助 at 10:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 業者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月08日

ビットコインが最高値更新!その一因である本邦勢買いは天井掴みの逆指標!?

ビットコインが日本で一番騒ぎになったのは東京に拠点を構える取引所のマウントゴックスが破綻した2014年2月の後だったでしょうか?

ビットコインそのものではなく日本国内の取引所・一企業の運営や管理に問題があった訳ですが、どうしても「ビットコインはそもそも胡散臭いと思っていたらやっぱり」とか、もう少しマイルドに「海のものとも山のものともわからないし取引所運営会社も未熟だから近づかない方がいい」との印象を保守的な日本人に与えてしまいました。

あれから約3年経ちましたが、また最近はビットコインの話題を多く見聞きするようになってきたと思います。
4月からはビックカメラでビットコインの支払いが可能となりましたが、ごく一部の日本人ホルダーの利便性向上のためではなく、ホルダーの多い中国人観光客を取り込むためのようです。

また4月1日からは交換業者を登録制にすることなどを盛り込んだ仮想通貨関連法が施行され、ネット証券やFX業者が参入の意思を示しています。
7月から購入時の消費税が非課税となる等、法制度もかなり整備されます。

さて、マウントゴックス破綻前に1000ドル程度をつけて250ドル程度まで暴落したビットコインの価格は今いくらでしょうか?

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posted by 韋駄天太助 at 10:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月01日

5月相場開始もGW中の平和ボケに市場が鉄槌には注意!?

5月最初の週が始まりますが、営業日は月・火だけで水曜日から5連休ですね。
と言っても、月・火も休んで先週土曜日から既に9連休中の人も多くマーケットも閑散でしょう。

29日に北朝鮮がミサイルを発射後失敗しましたが大きな影響はなさそうです。
しかしながら、米国のリアクションや北の再挑発を含めて短期的にも中長期的にも地政学リスクとしては燻ぶり続けそうです。

連休最後の7日にはフランス大統領選の決選投票が行われますが、マクロン勝利ルペン敗北が濃厚と予想されています。
ということは、国民戦線ルペン姐さんが勝てば英米に続き仏でも「まさか」で間違いなく市場に衝撃が走ります。

時期もゴールデンウィーク明けの東京市場に重なり波乱が起こるにはベストタイミング(!?)かも知れませんが、さてどうなりますか?
第一回投票である程度世論が読めているし米英の時と違って僅差ではないようなので、ルペン勝利はまさか中の「まさか」なのかも知れません。

その他の材料でもゴールデンウィーク中は遊びほうけている日本人へ向けた市場の鉄槌には注意ですね!?
日経も円も閑散相場で薄くなるので、海外投機筋が円買い仕掛け・日経平均ショート仕掛けで相場を崩しやすくなります。
まあ、長期休暇中にレバレッジ掛けっ放しで遊んでいる人には天罰が落ちるという教訓だと思っていた方が良いですね!?

まあ今週はレバ掛けずにシートベルトを締めつつ相場をお休みして本格的には来週からですね!
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posted by 韋駄天太助 at 09:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする