新ブログ「経済的自由の実践投資備忘録」に引っ越し中です。
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2017年07月31日

eMAXIS Slim新興国株式インデックスが最安水準で登場!投信マイレージの扱いは?

三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が本日設定になりますが、信託報酬が税抜0.34%(税込0.3672%)の最安値水準で登場です!
信託財産留保額の設定もありません。
既存で最安値のiFree新興国インデックスに揃えて来た形ですが、iFreeは連動指数が異なるので主流のMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動する中では圧倒的な最安値になります!

先進国インデックスのコストはほぼ下がり切ったものの新興国インデックスはまだまだ下げの余地があると主張して来ましたが、MSCI指数連動で他社を大幅に下回る0.3%台半ばで投入して来るとはサプライズ!
(因みにスリムではない方のふくよかな既存eMAXIS新興国インデックスは信託報酬税抜0.6%です!?)

他社の追随動向も気になりますが、先進国インデックスで小さくなった利幅を比較的高めの新興国インデックスでカバーしたかったのが本音かも知れませんね。

そして個人的に気になるのは、ここまで信託報酬を下げた新興国インデックスがSBI証券の投信マイレージ0.1%還元対象になるのか?です。
なるのなら、実質コストが0.2%台、条件によっては0.1%台にまで下がることになります。(笑)

SBI証券での取扱開始は8月2日予定で具体的な記述は今のところ見当たりませんでした。
また、0.05%付与対象の一部銘柄の中にも含まれていませんが、取扱開始されてませんからね?

しかしながら、0.05%対象に含まれている新興国インデックスはEXE-i(税込0.3794%程度)だけであり、eMAXIS slimと同コストのiFree新興国は0.1%還元対象に含まれています!
(EXE-iはSBIグループの商品なので同程度の信託報酬でも扱いに違いがあるのかも知れません。)
よって、eMAXIS slim新興国インデックスもおそらく0.1%還元対象に含まれるだろうと推測します!

MSCI連動の新興国インデックスの中で選び場合には、圧倒的低コストのeMAXIS slimが有力候補となることは間違いないと思います!
さあ、他社もガチンコ勝負で新興国インデックスの信託報酬を下げて対抗するしかない!?
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posted by 韋駄天太助 at 10:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月24日

ビットコイン3000ドルまで止まらない上昇はチューリップバブルの再来か本物か?

ビットコインが1500ドルを越えて高値を更新と書いたのが5月初旬でしたが、それでバブルとか甘かったですね!?

まあ、バブルは弾けるまでわからないし天井を当てることも無理な訳ですが、ビットコインの価格上昇は右肩上がりで天井を考える方が無意味なのでしょうか?
6月12日に3000ドル台の高値を付けたので1500ドルで目を瞑って買っても約1カ月で2倍になった訳ですが、まあまともに正当化できる上昇ではないですよね。

その後は右肩下がりで7月16日には2000ドル割れまでビットコインらしく急落しましたが、今度は1約1カ月で33%減です。
そこから4日後の20日には2800ドル台まで戻し(たった4日で40%の上昇!)、今日現在も2700ドル台で推移していますね。

2000ドル割れの急落を見せた理由は、8月1日に複数の陣営に分裂するとの懸念があったからですが今も懸念が払しょくされた訳ではないようです。
正直、ビットコインに詳しい訳ではない自分も分裂とか何を言っているのかわからない部分もあるのですが、おい責任者出てきてちゃんと説明しろよと言いたくても責任者がいないビットコインの怖さと不安定さを象徴している出来事かも知れませんね。

総裁の黒田さん、一体どういうことやねん?ワシの大事な円やねん!ちゃんと説明せえや!
と、ビットコインでは文句言えません!?

草の根の仮想通貨で、誰が考えて誰が決めて誰が責任取るの?
こんな管理体制で今後も上手くやっていけてビットコインは進展し続け本当に価値も上がり続けるの?
と、疑問や不安が噴出して当然だと思います。

8月1日前後にまた大きなジェットコースターを乗っている方は楽しめるのでしょうか?
(いや、楽しめるのは高みの見物で懐の痛みと関係ない外野の方ですね[笑])
これから10倍・100倍になるのだから現状の2倍とか半減でビクビクする必要はない!
押したところは黙って買っておけばいいと考える人が多いから、暴落から4日で高値近辺まで戻してしまうんでしょうか?

ビットコインが17世紀オランダで起きたチューリップバブルの再来という可能性はないのでしょうか?
何れにせよ、くれぐれも失っても痛手にならない範囲の金額だけでビットコインに投資・投機・ベットすることをお勧めします。
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posted by 韋駄天太助 at 11:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月18日

毎月分配型が初の資金流出でインデックス投信に代わっても官の力!?

日経によると、今年上半期に毎月分配型投信が初の資金流出に転じ、足元では低コストインデックス投信等に資金流入しているとのこと。

顧客が毎月分配型を見放した訳ではなく、それを目の敵にする金融庁の指導により金融機関が販売自粛に動いた影響が大きいようです。
方向性としては正しいと思いますが、自由意思を持つ顧客の選択ではなく官が睨みをきかせて金融機関に売らせないというやり方には少々違和感あり。

そもそも歪に形成された市場を官の腕力で正すという良い結果を招いているのかも知れませんが、急激な締め付けは市場に大きな反動をもたらします。
現に東証REIT指数は1年半ぶりの安値に沈んでいますが、金融庁の指導がもたらした影響も大きいと言われています。

これは地銀が主力商品のREIT投信販売を自粛している動きと共に、REITの大きな買い手であった地銀そのものにREITばっかり買い過ぎでリスクが偏り過ぎなんじゃボケ改めろと金融庁が指導しているというダブルの影響があるようです。
REITの低迷がプチバブルの不動産市場を冷やすキッカケになれば金融庁の強面も良いのか悪いのか?

ともかくこれまで放置(?)してきた金融庁が急激に反対方向に走り出せばマーケットや実体経済にも大きな影響を与えかねません。
毎月分配からインデックス投信に資金流入が移るのは良い傾向だと思いますが、顧客の自由意思で「顧客から投資家へ」と成長を促されて市場の論理で毎月分配が廃れていくのが本来だと思います。

判断を放棄している「顧客」が多ければ金融機関はまた彼らにとって画期的な商品を企画して押し込んで、形を変えて問題が繰り返されることになりかねないので、金融庁は金融機関だけでなく「顧客」も指導して本邦「投資家」を増やす施策も講じて頂くことを期待します。
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posted by 韋駄天太助 at 12:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月10日

KDDIが格安スマホに耐えかね2割の値下げ!?総務省の成果だグッジョブ!

日本経済新聞によると、KDDIが格安スマホへの流出に歯止めをかけるため今夏1500円前後で2割程度料金を引き下げる方針を固めたとのこと。

格安スマホのシェアも徐々に大きくなり、当初は価格を下げずに様子見を決め込んでいたキャリアも無視できずに耐えかねて大幅引き下げを迫られた形でしょう。
まだ浸食されてシェアを奪われても料金引き下げで単価を下げて減収となるよりも得策と考えていたドコモやソフトバンクも、格安スマホはスルーしてもKDDIの値下げは無視できずにきっとほぼ横並びで合わせて来るでしょう。

そもそも規制緩和して格安スマホ業者に多数参入させたのも競争を引き起こして3大キャリアの寡占で高止まりしている料金を引き下げさせることも大きな目的の1つ。
政府や総務省がキャリアにスマホ高過ぎだから引き下げろと直接圧力掛けなくても、ちゃんと競争を促してやればキャリアは自分の為に勝手に料金を下げて来ることを証明し、これに関しては総務省グッジョブ!ですね。

顧客単価を下げたくないキャリアはあの手この手で必要もない付加価値を付けることで格安スマホとの差別化を図った訳ですが、高いスマホ料金を払って牛丼タダ券を貰って金曜日の行列に並んで喜ぶよりも、格安スマホに変えて牛丼代は牛丼屋に定価で払った方が安いに決まってる!

遂にウォレットカードの還元率アップでは対抗できずにKDDIがギブアップして(!?)身を削って値下げする判断をしました。
今回は惰性でキャリアを使い続けている人や格安スマホのメリットは理解しつつも品質含む要求の高さで乗り換えられない人にも値下げで恩恵がある訳ですが、格安スマホ業者が頑張ってくれたお陰です。

KDDIの株価は本日3%程下げているようですが、投資家が当面は減益要因と見ているのでしょうが、経営は長期的には引き下げない方が減益要因と判断したのでしょうし、ドコモやソフトバンクとも判断が別れたのでしょう。
でもKDDIが下げてドコモとソフトバンクがスルー出来る筈ないので結局業界横並びで下がって、総務省してやったりですね。

格安スマホ業者が使う卸回線提供キャリアはドコモが圧倒的でKDDIは数社、ソフトバンクはほぼないという状況。
これはドコモの卸料金が一番安く、KDDIは消極的でソフトバンクに至ってはなんで貸さにゃならんと攻撃的防御(笑)だったからですが、格安スマホがシェアを伸ばすとドコモには格安スマホ業者から回線使用料の収入が入るので一番打撃は少ない訳です。

自社から格安スマホに移った客分は単価大幅減で減収要因ですが、格安スマホがKDDIとソフトバンクの客を奪ってくれればドコモは何の営業努力もせずに増収要因となる訳です。
(単価が違い過ぎてドコモにとっても格安スマホに浸食されていることは同じですが)
結局格安スマホ業者への閉鎖的態度も自らを苦しめ値下げに追い込まれた自業自得とも言えます。
(ドコモと同じように開放していれば、スマホ業者からの回線使用料も得られたのに卸はほぼドコモが独占)

あまり過当競争になっても共倒れですが、キャリアの値下げで格安スマホが更に料金を引き下げて対抗したり様々なサービス競争に繋がれば、株主にとっては嬉しくなくても消費者にとっては良いことですね。
まあ、寡占の中でキャリアは今まで甘い汁を充分吸ってきたので、総務省も頑張ってまだまだもっともっと競争を促していきましょう!
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posted by 韋駄天太助 at 12:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月03日

今年も半分終了だが梅雨から夏の終わりにかけて相場は弱く熱中症に注意!?

7月ですね。
年度で言えば3カ月過ぎただけですが、相場はグローバルだし納税の観点からもカレンダーイヤーで考えるので、早くも半年を終えて今週から後半戦ですね。

トランプの引っ搔き回しも落ち着いてきたというか、慣れっこになったといか、疑惑のデパートだし問題や危険性は沢山孕んでいますが、ちょっとやそっとではマーケットも反応しなくなって来ましたね。
6月はNYダウも日経平均も上昇し比較的穏やかでした。

しかしながら、例年梅雨の時期から夏の終わりにかけては(6月から9月まで)相場が弱いというアノマリーがあります。
みずほ証券さんの平均月間騰落率(1993年から2016年まで)のデータをお借りすると、

     6月   7月  8月  9月
NYダウ ▲0.7% +1.1% ▲0.9% ▲0.6%
日経平均 +0.3% ▲0.0% ▲1.5% ▲1.3%
と確かに弱いですね。

これがSell in Mayと言われる理由です。この格言は9月に買い戻せと続きます。
10月も弱いというイメージがあると思いますが、リーマンショックのような大暴落を含んでもNYダウは平均では+1.9%で弱くありません。
(日経平均は10月も▲0.9%なので、そのイメージが強いのかも。
そりゃ、世界の中でもこの株価指数は年間の騰落率がそもそもアレなので!?)

ダウも日経も今年前半は良い感じで上げて来たので、ヘッジファンドの売り崩しはキッカケ待ちという気もしますし、大きく調整してもおかしくないような?
米国に続いて欧州と英国の中銀も金融引き締めを示唆したことが1つのキッカケになるでしょうか?
トランプ中心に政策や地政学で大きなリスクが飛び出して来るのでしょうか?

ということで、相場は雨と暑さに弱い!
夏本番がやって来るので、自分と相場の熱中症に気を付けましょう!?
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posted by 韋駄天太助 at 11:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする