まず第一に、この2つを含み多くのETFは1単元10万円未満なのでちょこちょこ売買すれば証券会社によっては手数料が掛からないので、投信との比較でデメリットに挙げられる点はクリアできる。
なるべく安く買いたい時に少し下で指しておく手法を取る人も多いと思いますが、例えば地球の裏側ブラジルの株価は日本時間に動かないので値幅がとても小さい。
取引時間中には為替の影響(おそらくドル円でBRLも殆ど動かないし動いても反映されるのか不明)程度しかマーケットメーカーは板に反映しないと思われ、参加者のもたらす流動性で上下に大きく値が動くこともない。
前場と後場の寄り付き時にはそれなりの出来高はあるが、場中では1時間以上取引が成立しない状況は当たり前にある。
なので指値をしても気配値の一番上に置かないと約定せずで終わる可能性も高い。
銘柄毎に特徴があるのでマニュアル的にこういう買い方がベストとは言えないのですが、1325と1678に限って言えば参加者が少なくてもスプレッドは開かないので、成り行き買いで放置しておいてもトンデモない上方で約定することは考えにくい。
(スプレッドがないと言うより、1325ETFの現在価格をザックリ200とすると「1」で0.5%の変動に相当するのでマーケットメーカーは201に売り200に買いを出せば鞘抜きが出来るんだと思います。)
故に前夜寝る前に成り行きの買いor売りを出して放っておくのが一番楽でベストな方法かなと。
もう少しわかっている方は朝にボベスパ指数上昇率を確認してドル円の変動率、もっとわかっている人はブラジルレアルの変動率も確認すれば、本日のブラジルETF寄り付き価格も大方予想できるので気に入らない価格になりそうなら注文取消しも出来る。(笑)
インドETF(1678)も同様でスプレッドは拡がらないので前夜に成り行き注文して放置でいいと思いますが、インドの場合はアジアなので日本時間の14時頃には市場が開き株価変動もETFに反映されるはずなので、張り付ける人は価格を確認して買う、あるいは下落を期待して若干下に指して放置しておく作戦も取れます。
(でも大して動かないし場中の出来高が小さいのでやりにくい。)
この2ETFに関しては基準価額と取引所価格の乖離が大きく開くことも少ないので、何も考えずに前夜の成り行き注文でも良いと思います。
しかしながら、基準価額って何?という初心者には勧められないし、その乖離率をチェックして現状なら売買して問題ないことを確認できるレベルの人でないと難しいし、できればボベスパ指数や為替を見て当日の基準価額を自分で推定できる人が望ましいので、やっぱり敷居は高いですね。
(他にも正確にはETFではなくETNであることの認識とか等々)
国内ETFに不満を言えばキリがないのですが、それでも東証でインドやブラジルのETFを気軽に売買出来ることは魅力ですし、投資家にも使いこなすだけの知識は身に付けることが必要ですね。
本当であれば、日経平均ETFのように乖離とか気にせず潤沢な流動性で指値でも成行でもいつでも売買成立する状況がベストですが、高い投信を避けてインドやブラジルのETFに手を出すなら最低限の知識と理解がないと勉強代を払って結局損するという事態にもなりかねませんからね。
