2018年04月24日

住信SBIネット銀行がスマートプログラムを改定し条件緩和!?もっと勝負しようよ!

住信SBIネット銀行が優遇プログラム「スマートプログラム」を6月から改定し条件を一部緩和すると発表しました。
https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i900500CT/PD/corp_news_20180423

見てみると、うーん期待外れかな?
これまで優遇を受けるための最低条件であった「総預金の月末残高が1,000円以上」を廃止したのが今回の目玉のようです。
しかしながら、千円なら定期にして預けっぱなしで拘束されても痛くはない金額で大きな緩和とは思えません。

スマプロポイントが付与される対象商品は増えますが、最高のランク4であれば付与されていた毎月50ポイントは廃止されます。
従来のSBIカードから一般でも保持して引落口座に設定していれば1ランクアップしましたが、ミライノカード一般はランク判定対象外となっています。

銀行側にとっても痛くない月末残高1000円という一番低いハードルを外して条件緩和に見せながら、実は改悪も多く忍び込ませて改定したという印象です。(笑)
以前は金利も高くて私もネットバンクではメインを住信SBIにしていましたが、金利に限らず高条件は消えてしまい、ミライノカードにしても魅力的な還元とはなっていないようです。

個人的には他行振込手数料が月7回まで無料となるランク3を狙って、「総預金月末残高が3百万円以上」の条件を月末だけ資金移動でクリアする作戦を続けるだけなので、特に今回の改定で恩恵はありませんね。

住信SBIはネット銀行の中では後発で、顧客獲得のために最初はある程度利益削っても手数料優遇したり金利良くしたりと高条件をずっと続けられないのはわかりますが、顧客基盤が整って大手になってからの手のひら返しと変わり身の早さには驚きます。

ネットでは一瞬で資金移動出来るので、金利の付かない所に置いておく必要もないんですよね。
守りに入らず以前のように他行に勝る条件を出して勝負する姿勢を今後は期待したいですね。
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posted by 韋駄天太助 at 01:16 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月16日

年金支給68歳開始案?「年金破綻論の卒業」から卒業しよう!?

財務省が厚生年金の支給開始年齢を68歳に引き上げる案を示したそうです。

35年以降に団塊ジュニア世代が65歳になるので、その前に引き上げろという主張のようです。
団塊世代が正義の仮面を被って「将来にツケを回すな」とドヤ顔で議論しているのでしょうか?(笑)
俺らがスルーして膨らました借金が孫に回る前に息子や娘に回そう!
これは正義なんだ!俺たちも辛いんだ!・・・orz

現段階で国民年金は対象ではないようですし、案の段階でどうこう言っても仕方ないし、こうなることはわかっていた訳ですし、今後も更なる支給削減策が必要なこともわかっている訳です。

この件に絡んで、「年金破綻」議論の滑稽さについて書いてみます。
時々ドヤ顔で「年金破綻は絶対に起こらない!」と声高に主張される方がいますが、「年金破綻」と聞いてどんなイメージを持ちますか?

ある日突然総理大臣が重要会見を開いて、
「財政悪化により本日から年金は誰に対しても1円足りとも支給出来ません。
よって、ここに『年金制度の破綻』を宣言します!
制度が消える以上年金保険料を納めて頂く必要も本日からはありませんが、既に納めて頂いた保険料はいかなる理由でも返還できません。
今後は皆さんの自助で老後の生活は賄ってください。国は今後一切面倒見ません。以上!」
というようなイメージを「年金破綻」に抱いている人って少ないと思うのですが?

「年金破綻はない!」とドヤっている人達はどうもこのような最悪のケースだけは絶対に起きませんとしか言ってないような?
実質「破綻」しているから68歳に引き上げる!
68歳に引き上げればいいから「破綻」しない!
こんな言葉遊びをしていても議論は一切噛み合いません。

68歳が中途半端なら78歳に引き上げたら年金破綻ですか否ですか?
実質「年金」の役割を果たしていないから制度「破綻」でしょ?
88歳なら?それでも「破綻」はせずに制度継続だと主張することに何の意味があるのか?

支給を減らす方法はいくらでもあって、「対象者を絞る」「支給開始年齢引き上げ」「支給額減額」の3つをいじれば限りなく支給額を0円に近づけることは出来ます。
例えば支給開始を100歳に引き上げれば、対象者も平均支給年数も激減して大幅に支給額を引き下げられます。
そうですね、厳密にはこれでも年金制度「破綻」はしていませんね。で?(笑)

でも、この為に払い続けるのは年金罰ゲームで老後の安心の為ではなくギャンブルになっちゃいますよね!?
110歳まで生きた人にはビッグチャンスで全員に10億円支給!
宝くじより低確率の対象者でも年金になっちゃいますね!?(笑)
100歳越えてから貰って何に使うんだよ!年金制度は何の罰ゲームだよと?

これはあまりに極論ですが、68歳引き上げが議論される現状で今後も支給減の措置が続くことを考えれば、年金制度は既に実質「破綻」しているんですよ!
破綻論を卒業しようではなく、程度の低い「破綻論の卒業」から卒業して身のある議論をしないと、言葉遊びと水掛け論に終始して、議論と老後の生活が実質「破綻」してしまいます!?
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posted by 韋駄天太助 at 12:00 | Comment(0) | 放談雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月09日

スマートプラス「STREAM」やSBI証券「SBBO-X」で株式手数料無料化の流れは来るか?

スマートプラスという会社が新たに証券サービスを開始して手数料を完全無料化するということで一部話題になっています。
細かい説明は省きますが、顧客から料金を取らなくても立会外取引を通して東証よりも有利な価格で約定した場合にそこからマージンを抜かせて貰うことで儲けるとのこと。
それで経営が成り立つのかは当方に不明ですが、無料には何か裏があって怪しい訳ではないようです。

無料で取引できるのなら素晴らしいことだし、既存証券会社にとっては脅威とも成り得るのかも知れません。
が、私自身はこのサービスに然程期待がある訳ではありません。
スマホのアプリ限定でPCからは取引できず、当初は東証銘柄限定のようです。
4月頃に現物取引、6月頃に信用取引開始とアナウンスされていましたが、3月上旬にリリース予定されていた「STREAM」というアプリが4月中旬にずれ込んでいるので、現物取引の開始も遅れる可能性があるのかも知れません。

現状では不明な点が多く、アプリの使い勝手や機能・サービスの全容がわからないと判断できませんが、現状「手数料無料」って圧倒的優位な条件でもないんですよね。
全体的に手数料は下がり続けているし、1日10万円or20万円以内なら取引手数料無料としている(PCから取引可の)ネット証券は多いし、割引や優遇等で手数料を下げる手段も用意されている。
興味はありますが、必ずしも取引無料のスマホアプリで株やETFを買いたいとは思わないですね。

一方、ネット最大手のSBI証券が同じ仕組みを利用した「SBBO-X」というサービスを開始しました。
こちらも条件によっては取引完全無料となるようですが、若干ハードルは高そうです。
まず預り資産(現物株式、投資信託、現金残高(ハイブリッド預金含む))が月末時点1000万円以上ないとサービス自体の利用が出来ません。

更には許可された利用者の中でも「プラチナ」、「ゴールド」、「シルバー」、「ブロンズ」の4段階に分類され、完全無料となるのは最上位のプラチナのみ。
ざっと見たところランクの基準は開示されていないようで、プラチナに該当するのはごく一部の最上位顧客だけなんでしょうね?

しかしながら、立会外市場を利用して手数料を下げようという動きは新興のスマートプラスと同じであり、始めてみて証券会社にとっても収益を得る機会が多ければ、顧客に負担してもらう取引手数料をもっと下げる余裕が生じるかも知れません。

何れにせよ、スマートプラスが投じる「手数料完全無料」という一石にネット証券も対抗策を講じて、全体的に取引手数料低廉化の動きが拡がれば多くの投資家がその恩恵に与れるので、注目していきたと思います。
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posted by 韋駄天太助 at 12:01 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月02日

「節分天井彼岸底」の形には近いが底入れで4月からまたブル相場って胡散臭い!?

4月に入りました。新年度ですね。
2018年第一四半期の相場を振り返ると、1月下旬までは米税制改革等により昨年以上の勢いで上昇するブル相場で高揚感に包まれるものの一部では行き過ぎの声も聞かれる状況だったと思います。

しかしながら、強い雇用統計を受けた米長期金利の上昇により2月初旬にNYダウが暴落。
その後は持ち直すものの米中(&世界)貿易摩擦懸念等で3月下旬にまた急落し2番底を付けにいき、少し持ち直したところで4月を迎えています。

軟調相場のきっかけとなった雇用統計発表が2月2日。
2番底のきっかけとなったのがトランプ対中関税制裁を決定した3月22日。

節分天井彼岸底?
節分が2月3日。
彼岸(春分の日)が3月21日。
おー、ビンゴ!(笑)

相場のアノマリーは侮れませんね!?
節分とか彼岸はアメリカに関係ないので、日経平均を見てみると、オーこっちの方がより当てはまる!
2月初旬の急落は同じタイミングですが、NYダウは2月と3月の底がダブルボトムを作っている感じで3月に底割れしたとは言えない。

一方、日経平均は2月の底を完全に割り込んで3月26日に年初来安値20,347円を付けています。
春分(3/21)の前後3日が彼岸なので、ほぼ一致しています。

さて、アノマリー期間を終え3月を底としてまた高値の更新を目指していく展開になるのでしょうか?
今年1月は税制改革期待でNYダウは史上最高値まで上昇しましたが、トランプ就任から好材料ばかりを織り込む相場として一区切りをつけたように思います。

米中貿易摩擦懸念はトランプ政策の「負」にようやく市場が本気で怯えた「始まり」のようにも思えます。
トランプ関連で今後出てくる材料はプラスとマイナスのどちらが多いのでしょうか?
昨年のアベレージを遥かに上回る上昇に鑑みても、今年もお気楽簡単ブル相場という訳には行かないのかも知れませんね!?
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posted by 韋駄天太助 at 11:56 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする