https://www.home.saxo/ja-jp/campaigns/whatsnew/sep-20092018
取扱銘柄数もさることながら、圧倒的な手数料の安さが目を引きます。
米国株 取扱銘柄数 売買手数料 最低手数料 上限手数料
サクソバンク 約6千 0.20% 5米ドル 15米ドル
大手ネット証券 約1千-3千 0.45% 5米ドル 15米ドル
大手ネット証券の米国株手数料に対して約55%安い水準です!
欧州は更に安く手数料0.10%、上海が0.15%、香港だけは0.25%でマネックス証券と同水準ですね。
米国株の安さに加えて、日本では取引しにくい欧州株もETF含めて3000銘柄超を扱う上に0.10%の手数料とは度肝を抜きますが、提供条件等不明なことがまだ多いですね。
https://www.home.saxo/ja-jp/rates-and-conditions/equities-and-etfs/trading-conditions
特定口座には対応していないようですが、大手ネット証券でも対応までに何年も待たされたのに、外資系のサクソバンク証券が早期に対応できるとも思えません。
決済方法は「その時の為替相場で外貨に転換されて取引口座の預り金残高から差し引かれます。また、お客様が外国証券を売り付ける際は、売り注文が約定した時点の為替相場で円に転換され」るとのことなので、円で預けて売買の度に為替手数料が発生するはずですが、各国毎に為替手数料がどれだけ掛かるかはホームページに明示されていないようです。
非常に興味深いサービスをサクソバンク証券が開始しているのですが、もう少し詳細な提供条件の明示をお願いしたい。
サクソバンクはデンマーク本拠でFXやCFD等のデリバティブでは知名度が高く、子会社である日本の「サクソバンク証券」は2008年に東京オフィスを構え約10年サービスを提供しています。
日本でも主にFXやCFDを提供した来た訳ですが、10年経ってデリバティブのみならず現物の海外株式を開始したことは画期的なことだと思います。
但し、やはり外資系に対しては日本からの撤退リスクも考えるので、大手ネット証券より圧倒的に安いだけでは簡単にブローカーを変更することは出来ないでしょう。
毎年3%前後の金利支払いが発生して長期保有には向かないCFDとは異なり、海外の現物株は10年以上のスパンで考えて購入する投資家も多いのですから。
その為には日本に根付いて安心して取引できる会社であることをアピールしつつ、提供条件も丁寧に説明することが大事でしょう。
サクソバンク証券の海外株式は手数料に魅力があることは間違いないので、今後判明する新たな情報に注目したいと思います。
