2018年11月26日

NYダウが二番底を割って年初来マイナスで今年はフィニッシュ?高値はダブルトップ?

NYダウが10月のプチ暴落で月末に24,268の安値を付けた後はV字回復で11月初旬には早くも26千台を一旦回復しましたが、その後は下げ続け先週末は24,285で終えました。
二番底を付けに行っているというより、10月末底からの上昇分を打ち消して今が二番底ですね。

ここを割って来ると悲観が更に市場を覆うことになるかも知れませんが、年初来安値は春頃に付けた23,500程度なのでまだ余裕はありますが、下げが加速すればあっと言う間に到達する水準でもあります。

日経平均はまだ二番底には達してなく、最近は米国が下げても踏み止まったり若干上昇したりと強さ(?)を見せています。
しかしながら、年初来で見ると日経平均は23,000レベルで始まり現状が21,800前後なので既に大きくマイナス。

一方、NYダウは24,800レベルが年始で現状が24,300前後なので日経の方が今年のパフォーマンスではまだまだ劣っています。
このまま行けば日米共に年初来パフォーマンスがマイナスで終わりますが、その為にもNYダウがこの水準で割らずに踏ん張ってまた上昇に向かうかは重要ですね。

今年残すところも約1カ月ですからね。

まあ、マイナス数%で終えても昨年までが好調過ぎたので健全な調整年とも言えますが、NYダウが2018年1月と11月で26,700前後のダブルトップを形成して終えそうなのが気になりますね。
同様に日経平均も同じ時期に24,000前後のダブルトップを形成しています。
リーマンショックから10年ですね。

来年以降にとってもここが大きな天井でなかなか突破できない壁にならないとは言えないかな!?

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
posted by 韋駄天太助 at 10:46 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月19日

iシェアーズ オートメーション&ロボットETFが東証上場!時流のテーマ型も歓迎!

あまり話題にもなっていないようですが(?)、11月15日にiシェアーズシリーズの新ETFが東証に上場しました。

名称(コード)  :iシェアーズ オートメーション & ロボット ETF(2522)
対象指標    :iSTOXX ファクトセット オートメーション アンド ロボティクス インデックス(TTM、円換算)
分配金支払基準日:毎年2月9日、8月9日(年2回)
管理会社    :ブラックロック・ジャパン株式会社
信託報酬    :0.48%(税込:0.5184%)以内

ちょっとETF名が長くて覚えにくいので略称を考えた方がいいですね。
いわゆるテーマ型ETFで名称からもざっくりとしたイメージは持てますが、対象指標を見ても具体的に何の指数なのかはよくわからないので、対象指標の概要を見ると、

「(同指数は)日本を含む世界のオートメーション及びロボティクス関連企業で構成される株価指数です。同インデックスは、「製造ロボティクス」、「自動運転車」、「3Dプリンティング」、「人工知能」をはじめとする40以上のロボティクス及びオートメーション分野で技術開発を行なっている企業の中から、これらの事業の収益が企業収益全体の50%以上を占める企業によって構成されます。指数の算出方法は均等加重方式を採用しており、日本円に換算した指数です。」

AIやら自動運転やら3Dプリント等のまさに今持て囃されているワードが踊っています。
これがETFではなく、全国に店舗網を展開する大手証券が煌びやかなパンフレットを作てAI投信として売れば信託報酬2%程度で何千億円を集められるかも知れません!?

それを考えると、税込み0.5%前後の信託報酬で世界中のAIやら自動運転絡みの企業に投資できるのだから良い商品ですね!?
あまり話題にならないのはETFこうあるべき論者からキワモノ扱いされているのかも知れませんが、30年ホールドする人のためだけにETFが存在するのではないし、こういうテーマ型ETFも大歓迎ですね。

国別比率を見ると、米国が3割超、日本が3割弱を占めて台湾・ドイツが続き、中国は意外にシェア小さく2%に過ぎません。
この分野に強い日本企業の比率が高い点は評価のわかれる所かも知れません。
馴染みのある日本企業が多く含まれるので親近感があり買いやすい人と、日本企業は自分で買えばいいし含まれているから魅力に欠けると考える人。

この指数は持て囃されているテーマだけあって、この3年間は他のインデックスを凌駕しています。(それ以前の3年間は大きな差異なし)
【3年累積リターン】
同指数(円換算) 79.76% > 日経平均43.02% > MSCI ACWI(円換算) 40.09%

iシェアーズシリーズは楽天証券なら売買手数料が無料になるので更にコストを抑えることができます。
因みにこのETF上場は7月に合意したロンドン証取との上場誘致・上場商品の協力関係による第一弾として実現したようです。
今後もロンドン証取上場済みETFの東証重複上場が増えるといいですね。
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
posted by 韋駄天太助 at 13:19 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月12日

オワコンのタブレットは進化してノートPCを駆逐するのか?駆逐されるのか?

アップルのクックCEOはイベントでiPadの新製品を発表し、HPやLenovo等他社のノートPC販売台数と比較して「他の全てのノートPCを上回る最も人気のあるコンピュータである」と言いました。
タブレットをよりノートPCに近づけて大きな市場を侵食してやろうという作戦のようですが、自社のMacbookも侵食され兼ねない方向性ですね。

iPadはそこそこ売れていてもタブレットはオワコンとも言われます。
私のタブレットに対する視線も登場時からオワコンだったのですが(笑)、ノートPCが高性能・低価格化して一人一台の時代になり、一家に一台のデスクトップを衰退させ家から持ち出さなくてもノートPCが選ばれるようになりました。

スマホもほぼ一人一台時代になっていますが、こちらは益々大型化してタブレット市場を侵食しているように見えます。
タブレットとスマホはOSもアプリも中身同じで、ざっくり言えばタブレットとは電話機能がなく片手で扱えない大型スマホなので当然です。
サムスンが拡げれば7.3インチになる折畳みスマホを発表しましたが、これではタブレットの立場がないものの当初は20万円程度とも予想される高価格なので直ぐに侵食されることはないでしょう。

私個人で言えば、家では15.6インチのノートPCを使いますが重いしデカいしセキュリティの観点からも基本外出時に持ち出すことはありません。
スマホは約5インチで外出時にもう少し大きい画面で見たいなと思うこともありますが、家でも外でも10インチ前後のタブレットに対するニーズは小さい。

ノートPCとスマホがあれば、帯に短しタスキに長し、無用の長物でオワコンがタブレットであーる!(と最近まで思っていました。)
スマホが大型化してノートPCが小型化すればタブレットが絶滅すのも時間の問題かなと思っていましたが、話はそう単純でもないようです。
ノートPCもディスプレイを外せばタブレットとして使える2in1タイプを多く出してタブレット市場も奪おうとしています。
これもマイクロソフトがスマホやタブレットを意識してマウスやキーボードがなくても画面タッチで操作出来るようにWindowsOSを進化させて来たから可能になったことです。

結局、タブレットとは何ぞや?
単にスマホの画面サイズを8インチ以上に大きくすればタブレットと呼ばれるが、
ノートPCからキーボードとマウスを外して画面タッチで操作出来れば、それもタブレットに他ならない。
逆に言えば、タブレットにキーボードとマウスを後付けして使えれば、それはノートPCに他ならない。

タブレットが小型化してスマホ市場を侵食することは不可能なので(それはスマホ以外の何物でもないので)、大型化してノートPCとしても使って貰って生き残るしか道はない。
それがアップルにとってのiPadの位置付けだし、タブレット市場と小型モバイルPC市場は融合して境目がなくなって行くのかなと。

スマホ市場に出遅れたWindowsは先駆けてOSをPCもスマホ・タブレットも統合していますが、アップル(iOSとMacOS)もグーグル(AndroidとChromeOS)も統合せざるを得なくなるのかも知れませんね。
この分野でもPC側からもタブレット側からも3社による熾烈な競争があるので、アップルもMacbookがiPadに食われ兼ねないとか呑気なことは言ってられないのでしょう。

きっとタブレットは絶滅する訳ではなく、強い者ではないが変化に対応できる者としてノートPCを取り込み、ノートPCに取り込まれながら形を変えて生き残るのでしょう。
まあ、iPadがノートPCより性能がいいと宣伝されても11インチの新製品で税込み10万円近いから、そりゃ普通の安いノートPCを上回って当然だろうと。

むしろ持ち出さずに寝転がって映画見たりゲームしたり等おもちゃタブレット的な使い方しか出来ないなら高過ぎる。
これはアップル価格ですからね、私は最近タブレットがオワコンではないことにようやく気付き、1万円程度の支出で家ではタブレット的に外に持ち出してノートPC的に使う方法に遅ればせながら気付きました。

高性能は必要ないしOSの壁は低くなっているから、iOSでもAndroidでもWindowsでも安けりゃ何でもいいし、ノートPCより高いタブレットなんか意味がない!
その方法は別の機会があれば後日また書いてみます。
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
posted by 韋駄天太助 at 11:22 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月05日

世界的株価下落に抗いブラジルが新大統領への期待で史上最高値を更新!

10月末から米国株も一旦反発して、残念ながら(!?)NYダウのリーマンショックに次ぐ10年ぶりの月間下落率を記録することは阻まれました。
しかしながら、数年ぶりのプチ暴落だったことは確かで世界中が株価連れ安に巻き込まれた訳ですが、なんとこんな環境で史上最高値を更新している不思議な国があります!

その国の名はブラジル!
米国が暴落している最中も横這いで耐えて見せ上旬と下旬の上昇に助けられ、魔の10月でもなんと10.2%の上昇を見せました。
これは大統領選でボルソナロ氏が勝つことを期待して上げたのですが、10月28日の大統領選当選以降も期待は止まらず上昇を続け、11月1日にはボベスパ指数が88,419を付け史上最高値を更新しました。

「ブラジルのトランプ」とも呼ばれ過激な発言も多い右派ですが、経済対策に注力し親市場的と見られている点はトランプやフィリピンのドゥテルテとも酷似しています。
ブラジルに蔓延る汚職対策や閣僚ポストも半減して財政規律の意識も高い点などが市場から高く評価されているようです。

トランプやドゥテルテのように実行力は高いでしょうし、こういうタイプ(?)が世界的に国のトップに立つのは時代の流れなのかも知れませんね!?
しかし、ブラジルの株価は良くも悪くも世界の流れと連動しませんね。
世界に出遅れて長らくマイナス成長で低迷を続けたかと思えば、今は世界中の株価が下げている時期に一国(?)だけで抗い最高値を更新です。

それだけ改革のし甲斐がある国で好感される政策を掲げ実行力もありそうな新大統領への期待が大きいということでしょう。
ブラジル株はポートフォリオの分散という意味ではとても有効かも知れませんね!?
世界が下げている時に上げて、世界が上げている時には下げてとことん低迷します!?

新大統領の過激さに一抹の不安はありますが(トランプだってドゥテルテだって)、改革を推し進める時には求められる人材だろうし、ブラジルは良い方向に変わっていくのではないかと私も新大統領に期待したい!
ちょっと暴れん坊ですけど、米国株と逆の動きをしたり世界ともあまり連動しないブラジル株をおつまみやスパイス的にポートフォリオに加えてみるのも良いのではないでしょうか?

日本円ベースだとボベスパ指数上昇もブラジルレアルの下落で若干相殺されるのですが、その内ボベスパ指数は10万を軽く超えるでしょう!?
ここからたったの13%上昇すればいいだけですから、ボルソナロ新大統領がやってくれるでしょう。

南米の雄は歴史的に決して仲が良くない北米の雄だの世界のリーダー国の株価下落には動じない同じない!
ブラジルの株価とボルソナロ大統領の手腕に注目です!
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
posted by 韋駄天太助 at 01:15 | Comment(0) | BRICs | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする