新ブログ「経済的自由の実践投資備忘録」に引っ越し中です。
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2019年05月27日

くりっく株365が取引期限なしから年に1度の限日取引に改悪!?

東京金融取引所から24日付で「取引所株価指数証拠金取引における現行商品の上場廃止と新商品上場について」というタイトルだけでは何を言っているのかサッパリわからないお知らせが出ています。

一言で言うと、決済期限のない現行商品を廃止して代わりに年1度だけ決済する新商品を上場すると・・。
取引できる指数もその他の商品性も変わらないけど持ちっ放しで何年でもロールオーバーできるというくりっく株365の利点が消滅します。
持ちっ放しなら年1回は強制決済させて貰うし、嫌ならその前に自分で決済するなりして必要なら自分で再度立て直して下さいね・・ということです。

これは個人的にはとても大きな改悪ですね。
実際に私は何年も持ちっ放しで放置している建玉があるし、これが私にとってくりっく株365最大のメリットでした。
変更の目的は「対象株価指数との価格差を縮小するとともに、スプレッドのタイト化、マーケットメイカーの増加等による流動性の向上などを図る」ためとのこと。

このために以前は金利相当額の適用金利を円金利から対象指数の外貨金利に変更する施策も行っています。
例えば、NYダウなら低金利の円から利上げ過程にあったドルベースに金利が変更されて保有時の金利相当額も大幅に増加しました。
これも対象指数との価格差縮小のために行ったはずですが、それでも目的は果たされず決済期限を作ってリセットする仕組みを導入せざるを得なかったと?

逆に言えば、最初に設計された素晴らしい商品性(円金利しか掛からず決済期限がない)に無理があったということですかね?
海外の株価指数を円金利のコストだけで持ちっ放しに出来ると言うことはETFやインデックス投信よりコスト面で有利だったし、日経225は今でもこれが成り立つのですが年1決済になれば損益が確定するし決済・建て直しの手間や往復手数料も掛かるし、そもそも含み損益での長期保有は不可になってしまう訳ですから。

残念ですが、くりっく株365を他金融商品より選好する理由が見当たらなくなって来ました。
新商品の上場予定が2020年9月で現行商品の上場廃止が2021年3月なので、まだ一年以上先の話なので今すぐどうこうする必要はありません。

ここまで改悪するなら、対象指数との乖離は許容しても現状のままでよいと考える顧客に去られてしまうマイナス面も大きいと思われ、現行の商品性の中で改善する方法や改善できなくてもこのままで進む方向性も再考して頂きたいものです。

くりっく株365の強みとは何なのか?
それを失って、何故投資家が先物・CFDやETF・インデックス投信よりくりっく株365を選好するのか?

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posted by 韋駄天太助 at 12:10 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月21日

インドが総選挙の与党優勢で株価急騰!SENSEXは最高値を更新し4万台へ?

インドのSENSEX指数が昨日3.75%の急騰を見せて39,352を付けて終えました。
4月中旬に付けた史上最高値が39,487なのでほぼ同じ水準まで上げて来ました。

総選挙の出口調査でモディ与党連合が優勢との情報を好感したようですが、実際の開票は23日なので事実で更に買われるか?知ってお終いの利確で売られるかは?
出口調査の結果が事実で覆されればトコトン売られることは確実ですが、予想通りの結果でもこの手の政治への期待は政策期待へと繋がり引き続き買われることが多いような・・。

米中は貿易摩擦で激しくやり合っている最中ですが、中国と同規模の人口を抱える新興国でもう一つの大国であるインドは我関せずとばかりに史上最高値目前です。
これも令和の時代を象徴する動きなのかも知れませんね。

平成の時代で大きくなってしまい既に米国と世界の覇権を争っている中国。
政治では中国ほど目立たないが経済では着実に成長を続けるインド。

データの取り方次第で何とでも言えるのですが、英金融スタンダート・チャータードが購買力平価(PPP)と名目GDPの組み合わせで2020年中に中国が米国を上回り世界ナンバーワンになり、2030年にはインドも米国を上回ると予想しました。
令和2年に中国は米国を上回り世界一の経済大国となり、令和12年にはインドも米国を抜いて中国に次ぐ2位となり米国は世界3位に転落すると、データの取り方によっては判断することも出来るようです。

SENSEX指数の40,000越えも見えて来ましたが、たった1.7%の上昇で突破するので23日の開票結果で到達するかも知れませんね。
ブラジルのボベスパ指数も10万越えを期待したら瞬間最高値は100,438を付けたからインドもやってくれるでしょう。

ほんとに瞬間で折り返して10万越えで定着はできなかったけどね!?
令和時代にインドは米国に追いつく(?)10年後まで右肩上がりの上昇で行こう!

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posted by 韋駄天太助 at 11:03 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月13日

落とし穴は10連休後に!米中対立に翻弄される令和の幕明け!?

先週の10連休明け令和元年相場は日経平均が74円安の凪状態で始まったと書きましたが、その静けさはまさに令和元年の寄付直後だけでした。
日本は祝賀ムードだから取り敢えず寄付から壊しちゃいけないと見えない力が働いたのでしょうか?
トランプの関税引き上げ予告はそれ以前から伝えられていたのですけどね。

結局、令和元年の始まりから5営業日連続で続落となっています。
4月の上昇を打ち消して2月中旬から3月下旬の安値レベルまで落ちましたね。

何か起こりそうだと警戒していた10連休中では動かずに、マーケットの静かな再開にホッとしたところでガクンと下げて来るのが相場の嫌らしさですね!?
令和元年の始まりから米中対立に翻弄される日本のマーケット。

これは令和時代の日本にとってもずっと大きなテーマとして立ちはだかることを象徴しているのでしょうか?
天安門事件が起きたのが平成元年でしたね。
ベルリンの壁崩壊も・・。

日本で元号が変わるタイミングと世界情勢に直接的な関係はないはずですが(お祝いのミサイルを打ち上げて自己顕示したい国はあっても!?)、昭和から平成への変わり目は世界が(日本も)大きく変化するタイミングとピタリ一致していました。

平成から令和への変わり目である2019年には世界で何が起こるのでしょうか?
その前に米中の顔色を窺って狭間で翻弄されるだけではなく、日本が元号をきっかけとして自主的に変化することも大事ですね。

セルインメイ以前で10連休前の4月にポジションを落としていた人は取り敢えず大正解となりましたね。
取り敢えず米中の顔色を窺いながら翻弄されないようにポジションを考えましょうか!?

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posted by 韋駄天太助 at 11:27 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月07日

10連休明けの相場は波乱なく驚くほど静かな凪で始まった!?

令和元年の相場は5月7日に日経平均が22,184円を付けて始まりました。

平成最後の相場は4月26日の11日前なのでさぞやギャップを空けて始まったのでしょうか?
4月26日の終値は22,258なので74円安です!?

この値幅なら仮に昨日の終値だとしても動いてない方なので拍子抜けですね。
10連休と言っても海外市場が開いていたのは6営業日なので年末年始の休み明け大発会の寄付きギャップアップ・ダウンとそれ程変わらない条件ですね。

結果として10連休の波乱は全くなく、令和相場は静かな滑り出しで始まったと言えるのでしょうか?
前日のダウは下げ幅を66ドルまで縮小して終わったものの、トランプの中国に対する関税引き上げ発言で序盤は470ドル安と結構大きく売られました。
上海市場も5%超の下落で今週は始まっています。

日本で何十年に一度で元号が変わるタイミングでいつものゴールデンウィークじゃないのだから、懲らしめるべきレバ掛け無防備本邦(奔放)投資家も沢山いたけどまあご祝儀で今回は勘弁してやろうという見えない力でも働いたのでしょうか!?

波乱要因はあるしダウも5月の頭で今年の右肩上がり上昇が一旦頭を打った感があるので、売り逃げろ格言のセルインメイは頭に置いておいた方が良さそうですね。

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posted by 韋駄天太助 at 10:23 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする