でも、いつも思うのですが「底は確認してから買え」って言われても、まず第一に底をどうやったら確認できるのかという大難題があり、極めて真っ当なことを言っているようですか「ちょっと何言ってるかわからない」とサンドウィッチマン風の返しをしたくなります!?
コロナショックのまだ最中である今のタイミングではこの難題を考えてみる良い機会だと思いますけど、さて大天才や希代の相場師はいつどこでどうやって底を確認していつどこでどうやって買いを入れたのでしょうか?
もし、まだ底入れを判断出来ないと考える人は未来のいつ時点で判断出来るのか?
今回のトレンドを振り返っても、NYダウが30000近くの高値から18000付近まで歴史上例を見ないスピードで崩落して、下げ止まった後は反動も大きく23000付近まで一気に戻して、それに対する反動でまだ少し下落した後は右肩上がりで現在24000弱の横ばい推移して落ち着いている感じがあります。
下落幅の半分は既に取り戻してしまい大バーゲンセールは終了していますが、既に底は打ったと断言できるのでしょうか?
それなら今も続く小バーゲンセールが終わるって上昇する前にしこたま買えばいいのですが、普通は既に半値も戻してしまったという心理面と共に二番底に向かうかもという恐れで今も買えないと思います。
また、底を確認してから大バーゲンセールに参加するためには、18000アラウンドで反転した直後の数日で買う必要がありますが、落ちるナイフを恐れる人があの反転で下げ止まったと判断してすぐさま買いを入れるとは考えにくい。
結局、底を確認して安心して買えるタイミングなんてどこにもないんですよ!?
底なんて数年後にチャートを確認してわかることで、コロナの直接被害は落ち着いて来たとしても実体経済への影響は長く残るかも知れないし、3月の一番底を今後割ることが絶対ないとは誰も言い切れないはず。
じゃあどうするの?って正解はなくて、自分に合ったやり方を模索する他ないと思います。
少なくとも私は一番底を付けた後に上昇されると、セコイ性分からダウ18000で日経16000で買う大チャンスがあったのにもうダウ24000と日経20000って高くてアホらしくて買えないし、二番底に向かうリスクもあるから見送りとなり結果ここから右肩上がりで上昇されると一切手が出ずに傍観することになります。
それを事前にわかっているので、底に至るまでの大暴落の過程で資金配分を一応考えながら価格レベルで判断して落ちるナイフを掴みに行きます。
結果、一番底を付けてから買っても間に合う価格レベルになることもありますが、性格的に反転後はその価格で買いを入れられないことはわかっているので、それでいいんです!
「底を確認する術はないと思って暴落の中で納得価格を買え!」ですが万人に共通する正解ではないけど、チンプンカンプンな「底を確認してから買え!」という役立たない良識より自分にとっては実践的でマシなんですよね!?
