新ブログ「経済的自由の実践投資備忘録」に引っ越し中です。
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2020年06月29日

真夏にも負けなそうなコロナの感染第二波をどうしても織り込みたくない効率的市場!?

先週末のNYダウはコロナ感染第二波懸念等で2.8%の大幅下落となりました。

約2週間前にも第二波懸念で6.8%の暴落?を演じていますが、現在の25000レベルはその頃と同水準です。
その暴落前は27500レベル達していたので暴落後に大きく上昇した訳ではありませんが、また第二波の懸念を忘却したかのように上昇し始めたところで再度現実を見せつけられて二週間前に逆戻りしたような印象があります。

第二波懸念をどうしても織り込みたくない不思議な効率的市場(!?)を再度見せつけました!
現実は米国の新規感染者数が最多を更新している訳で爆発がニューヨークから地方に移転しただけです。
感染拡大地域では再規制や解除延期の動きが出ています。

日本では地方に移転している訳ではありませんが、東京都の新規感染者数が再び50人を超えて宣言解除後の最多となっています。
どうしてもイメージでウイルスは夏の暑さには弱いと思いがちですが、これは考えを改める必要がありそうですね。

まだ梅雨の時期で本格的な暑さではありませんが、真夏でも関係なく新規感染が止まらないようならちょっと厄介ですね。
どの国も再度のロックダウンや緊急事態宣言は避けたいし経済を回し続けたい訳ですが、現実はそれによって確実に感染者の増加を招いていることは否定できません。

第二波を防ぐために再度経済を止める?
感染者が増えることを承知の上(ブラジルモデル)で経済を回し続ける?
どちらに進んでも究極の選択で経済の更なる悪化を避けられない状況が生じれば、ジャブジャブに溺れて見て見ぬ振りして織り込もうとしなかった市場も効率的になるかも知れません!?

コロナの感染力をジャブジャブ市場と一緒に踊って舐めない方が良いかも知れませんね!?

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posted by 韋駄天太助 at 11:23 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月22日

2020年から所得税の基礎控除が48万円に増えるが住民税や国民健康保険はいついくらになる?

2020年度から所得税の基礎控除が38万円から10万円増えて48万円になります。
(所得金額が2400万円以上の人には当てはまりせんがここではスルーします。)

その分を給与所得控除や公的年金控除から10万円減らすので影響ない人も多数ですが、e-taxで申告する自営業やフリーランスは前年と同じ所得でも課税額は10万円減るので減税となります。
投資家なら年末の損益調整にも絡んでくるので事前に基礎控除の変更は把握しておく必要がありますね。
単純に株式の利益だけなら10万円分増えて年間48万円までが非課税となるので重要な変更です。

しかしながら税金と言えば所得税ばかりを気にして、それ以上に納めているケースも少なくないのに住民税を無視しがちです。
住民税は現行基礎控除33万円ですが、いつからいくらに変わるのでしょうか?
住民税の変更は所得税に1年遅れるという内容もネットで散見されるのですが、私が調べたところではどうやら2020年度から所得税に連動で10万円アップして基礎控除43万円に変更されるようです。

例えば、大阪府箕面市のホームページでは(検索したら上でヒットしただけで当方の居住地とは関係ありません)「令和3年度(令和2年1月1日から令和2年12月31日の間に得た収入)の個人住民税から適用される改正点」として基礎控除の改正も伝えられているので、2020年度の所得に対して2021年度に徴収を行う住民税から変更されることになり所得税の変更と同期していると思います。

どうやら令和3年度(2021年度)からの適用が所得の対象期間と誤解されて解釈されている面があるのかなと思います。
もしそうなら、2020年度だけ所得税と住民税の基礎控除差が5万円から15万円に広がるので厄介になるのですが間違った解釈のようです。

さて、このような改正の際に住民税よりもっと無視されがちで気にも掛けられないのは国民健康保険税の基礎控除です。
メディアで報じているのは見たありませんが、住民税と連動させて同額の33万円で設定されている国民健康保険税の基礎控除額はいついくらに変わるのでしょうか?

厚生労働省が昨年12月に公表した「令和2年度 税制改正の概要」の中で
「基礎控除額相当分の基準額を43万円(現行:33万円)に引き上げる
(注)上記の改正は、令和3年度分以後の国民健康保険税について適用する
令和3年1月1日施行の個人所得課税の見直しに伴い、・・・する必要がある」
と記述されていることから、住民税と連動して2020年所得に対する2021年徴収予定の国民健康保険税から43万円に変更されると解釈できます。

ということで、基礎控除の変更は割とスッキリしました。
2020年所得の2021年納税分から基礎控除が3税共に10万円アップして、所得税が48万円、住民税・健康保険税は43万円に引き上げられる。

当方は専門家でもなく自らの現状理解を記述しただけなので、今後出て来る公式な情報を確認した方が良いと思います。
2020年も約半年過ぎているので今年の対象所得から新たに適用される税制を現時点で把握しておくことは必要ですね。
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posted by 韋駄天太助 at 11:40 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月15日

イケイケ楽観マーケットのようやくコロナ第二波警戒でトレンド転換するか?

先週11日のNYダウは6.9%安の大幅下落となりました。
3月の大暴落を彷彿とさせる下げ方ですが、なるほど過去4番目の下げ幅だそうです。

米国の一部州で感染第二波の兆候が見られることが一因ですが、コロナショックの谷をほぼ埋めて利益確定のキッカケにされた面もあるでしょう。

でも、改めてマーケットが世界中の人々が懸念しているコロナ第二波到来をまともに織り込んでいないことを見せつけました。
いやー、マーケットって本当に(概ね?)効率的ですね!?

ナスダック総合指数もコロナショック前の最高値を更新して初の1万台に乗せましたが、先週の急落で9千台の半ばまで戻って来ました。
ここらで揉み合いつつ下落に転じればまだダブルトップを形成する位置ですが、さて?

米国のみならず、しっかり抑え込んでいるかに見えた中国北京でも50人超の集団感染が発生して、東京でも14日の新規感染が47人となり5月5日以来の40人越えと経済再開の副作用が表れ始めたと見ることも出来ます。

今週からはプロ野球も3カ月近く遅れて開幕して当面は無観客で行われる等日常の風景がようやく少しずつ戻りつつあるのに、緊急事態宣言を再度出して様々な活動をまた止めるのは大きな決断になって来ます。

「進むも地獄、退くも地獄」みたいな状況になって来るとジャブジャブだから楽観的な方向に賭けて織り込まない効率的市場とやらも大きく下げて反応するしかなくなるでしょう。

学者じゃないのでわかりませんが、素人考えでは夏の暑さで新規感染数もゼロにはならないが下火になって秋から冬にかけてまた猛威を振るう第二波が来るかも知れないというシナリオでしたが、もっと早く再拡大する可能性も想定しておいた方が良さそうですね!?

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posted by 韋駄天太助 at 10:39 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月08日

ナスダック指数が史上最高値に接近!ダウや日経も年初水準でコロナショック終了!?

先週末に発表された5月の雇用統計はコロナ禍でまだまだ悪化するという予想が結果は改善となるサプライズで株価は大幅上昇しました。
でも、これだけ思いっきり外すと演出したのか?とか急遽トランプがアピールのために記者会見を開く等ちょっと疑いたくもなりますね!?

これを受けてナスダック総合指数も2%超上昇して9814で終了しました。
これはなんと2月のコロナショック急落前に付けた最高値9845まで後一歩に迫る水準です!

株価だけを見れば、100年に一度(と10年に一度は言ってるけど!?)とか世界恐慌以来と言われたコロナショックがナスダック指数では終了しちゃいました!?
コロナのお陰でGAFAM等のIT企業にフォローの風が吹いているので一早く回復するのはわかりますが、2カ月余りでコロナの谷を全て埋めて最高値を窺うとか違和感は拭えません。

NYダウは3%超上昇して27000を越え、日経平均も23000円台まで戻してしまいました。
日経平均の2020年大発会終値が23,204なので、現在はほぼ年初と同水準ですね、

ナスダックのように最高値には迫っていませんが、コロナショックの谷は埋めたと言える水準まで2カ月余りで戻しています。
「コロナショックとは一体何だったのか?」と過去形でいいのでしょうか?
街角景気をチェックしようにも日本経済再起動されたばかりでまだ何も見えない状況だし、日本人はマジメで慎重なので再感染に備えて殆どの人が暑さの中でもマスクしながら制限行動している状況で日経は23000円です。

取り敢えず、アフターコロナの先行指標と言えるかも知れないナスダック指数がこの勢いで軽々最高値を突破していくか?ダブルトップを形成して折り返すか?が短期的なポイントになるかも知れませんね。

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posted by 韋駄天太助 at 11:05 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月01日

株価は1年前水準を回復でバーゲン終了?二番底を皆で心配するからやって来ない!?

NYダウは25000を越えて日経平均も22000を越えてきました。
まだ6月に入ったばかりですが、このレベルまでこんな短期間で戻すと予測した人は少数でしょう。

どのレベルかと言えば、1年前の2019年5月末・6月初の株価水準を上回っているので丁度1年前にダウや日経に投資した人は利益に転じているはずでコロナショックとは?あのたった2カ月前の歴史的な超特急大暴落とは一体何だったのか?と首を傾げるレベルです!

インデックス積立原理主義者が泣いて喜びそうな展開ですが(!?)、大暴落で一番底付けた後のバーゲンセールは取り敢えず短期終了してしまった感があります。

落ちるナイフを恐れていた人が2カ月経って底を打ったと判断して、ダウや日経をたった1年前価格で安心して今から買うとかいう恐ろしい行為に出るのも大矛盾に思えます!?

大暴落から1・2カ月で株価がバブルと指摘され二番底が確実にやって来るかのように報道されると肌感覚とはかけ離れた上昇を続ける株価を追っかけて買うのは難しいと思います。
ちょっとね、玄人から素人まで猫も杓子も二番底・ニバンゾコと言い過ぎ・心配し過ぎなんじゃないですかね?

大多数派が二番底を予想していたら二番底はやって来ません。
何故なら短期的な相場変動を大方が一方向に予測してその通りに動いたら皆が儲かっちゃうけど、そうはならずに天の邪鬼に予想の逆方向へ裏切るのが常だから!?

今回はコロナが終息していない状況で各国が平常モードに戻す過程に入ったばかりなのに株価だけはあまりにも楽観的で上げ過ぎに思えます。
ここから一番底レベルの水準を付けに行くとすれば、3月の大暴落分をまた下げ続けなければならず相当悲観的な状況がまたやって来ることになります。

株価はワクチンの早期開発や再度大規模な封鎖に追い込まれるような二次流行・感染がやって来ないことを前提に上げていると言われますが、逆に言えばこの二条件が崩れれば簡単に二番底へと再急落していく可能性もあるということです。

中南米のブラジルでは1日あたりの感染者が2万人を越えて米国を上回り世界最多になっています。
大統領の経済優先でコロナ対策後回しの影響も大きいでしょうが、日本にとっては地球の裏側に位置するブラジルでは冬季を迎えて寒くなって来た影響も無視出来ないでしょう。

北半球主要国の株価は先走って上げていますが、ブラジルの例は夏になってもコロナは終息しないし冬になれば再拡大する危険を示しているかも知れません。
米国の大統領選が11月3日に予定されていますが、米国も寒くなって来て明らかに感染の再流行も見られれば投票行動や選挙結果にも大きな影響を与えるし、米中摩擦も含めて株価には再度大きな波乱があるかも知れません。

皆が一年前の株価水準を上回ってから二番底はもう来ないと安心し予想を上方向に転換してから、常に「予想外」の二番底は大方をあざ笑いながらやって来るものなのかも知れません!?

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posted by 韋駄天太助 at 12:05 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする