現物でも信用(制度・一般)でも無料になるのでSBI証券は1日最大300万円まで無料と宣伝しています。
とういうことは、以下のような良いとこ取りも歓迎でどんどんやって下さいということですね?
1単元(100株)で90万円の株式を1日で300株計270万円分買いたいがコストは抑えたい!
SBI証券で1単元は現物取引で普通に買えば手数料は無料です。
更に信用取引で制度と一般の両方で1単元づつ信用買いしましょう。その手数料ももちろん無料。
信用取引は放っておくと毎日金利支払いが発生するので買った後即現引きしましょう。
制度・信用ともに買方金利は2.80%なので、約定90万円 x 2.80% ÷ 365日 x 2 = 138円の1日分金利コストが発生。
これで約定代金計270万円の現物株3単元を手に入れて掛かったコストは金利分138円なので、約定代金に対するコスト率はたったの0.005%で済みます。(多分[笑])
1円も払いたくないなら3日にわけて現物取引で買えばいいのですが、押し目とか暴落とかでこの日に買いたいと思う時には覚えておいて損はないですね。(SBIが奨励してるし!?)
不正アクセス騒動の直ぐ後にこの発表があったので悪印象を払拭したい意図もあったのかと思いましたが、10/1開始なのでたまたま良いタイミングでの発表になっただけかも知れませんが顧客引き止めにも良い効果になりましたね。
50万円以下の無料化は他社への追随値下げだったと思いますが、今回は業界トップのSBI証券自らが先陣を切って値下げ(無料化拡大)を行いました。
北尾さんは株式手数料を無料化してネオ証券化することを公言していますし、その目標に向けてこれからも着々と手を打って来そうですね。
このプレスリリースが出たのは9月23日なので他社は緊急会議して方針を決める時間は充分あったと思うのですが、アレレ今のところ追随の方針を公にした他証券会社はないかな?
前回1日約定50万円までを無料化したのはSBIの他に楽天・松井・岡三オンラインの3社だと思います。
この件に限らず、SBIの値下げや新施策には即追随の発表をする楽天証券でさえ今のところ沈黙しているようです!?
SBI証券によれば、国内株式のうち100万円以下で買付可能な銘柄は98%を占めるので証券会社にとっても減収の影響は大きく簡単には追随決定できないのかも知れません。
でも、トップシェアのSBIにやられてしまったら追随するしか選択肢はないと思うのですけどね、特に楽天証券にとっては・・・?
今後は他社の追随や(多分打ち返されるだけだから打てないけど)カウンターパンチの動向に注目です!
