詳細はまだ明らかではありませんが、対象はETF含む取扱銘柄全てで、
配当金再投資サービス:配当金が出た際にその金額を上限に買付可能な最大株数を自動で注文
定期買付サービス(毎月買付):指定した日付(ボーナス月も可)に設定金額を上限に指定銘柄の買付を自動で注文
が可能となります。
便利になるのは良いことですが、投資信託とは異なり定期買付はもちろんのこと配当金再投資であってもその注文に対して取引手数料が掛かります。
また、定期買付サービスなら通常は為替手数料(片道25銭)も掛かります。
しかしながら、マネックス証券が米国株取引で提供する2つの優遇サービスと組み合わせることで大きな威力を発揮するかも知れません。
●USAプログラム(米国ETF買付応援プログラム)
他社も対象銘柄は異なるものの同種のサービスを提供していますが、マネックスも特定米国ETF9銘柄の買付手数料(税抜)をキャッシュバックにより実質無料としています。
(徴収された消費税分が返って来ないことには注意)
VT、VTI、VOO、IVV、SPY等知名度のあるETFのみならず、ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)という変わり種も買付手数料キャッシュバック対象です。
配当金再投資であっても定期買付であってもこのプログラムが適用されると予想されるため、対象ETF9銘柄であれば買付時の取引手数料を心配する必要はありません。
(繰り返しますが、税金分は取られるので完全無料ではない。)
●マネックス独自で米ドルへの為替手数料無料を継続中!
マネックス証券は円から米ドルへの為替手数料(買付時)を当面0銭(無料)としています。
恒久的措置ではなく定期的に見直すことにしていますが、2019年7月から2年近く継続しています。
次回の見直しが6月にありますが、定期買付サービスは開始するタイミングで有料に戻すとは考えにくくまだ継続する可能性が高そうです。
簡単に恒久的無料を打ち出せるならこんなやり方はしないので期待は禁物(いつ片道25銭に戻ってもおかしくないと考えながら飛びつくべき)ですが、ドルから円への為替手数料はしっかり25銭取るのでいつかは往復して何十年後でも為替手数料を得られると考えるなら恒久無料もあるかも知れません!?
当面は円貨からの定期買付でも為替手数料が掛からない、期間限定ではないプログラムとして特定9ETF銘柄なら買付時の取引手数料も掛からない。
例えば、VOOを定期買付すれば手数料がほぼゼロ円(厳密に言えば取引手数料の消費税分だけ支払い)で積み立てることが出来そうです。
出口では売却にも為替にも手数料が発生しますが、入り口ではほぼ掛からずにVOOに掛かる経費だけが毎年のランニングコストになるだけで配当金も設定しておけば出る度に自動で再投資してくれる。
インデックスファンドの積立よりも有利になるかも知れませんね!?
マネックス証券は正直国内株手数料が高めで競争には参加していないし、米国株や中国株の外国株取引で差別化してSBIや楽天に勝ちたいところでしょう。
ここは思い切って買付時の為替手数料恒久無料化を打ち出せばリードを取れると思いますが、そこが大事な収益源であることも確かでしょうね。
何れにせよ、他社に先んじた「米国株取引における定期買付サービス」への取り組みを評価します!
