多くの人は目が点、寝耳に水、開いた口が塞がらない(?)という発表だったと思いますが、私もその1人。
Windows10をリリースする時点でCEOや広報の発言でなくても開発に携わった内部者が公のカンファレンスで「最後のバージョンのWindows」になると述べたのは事実。
この発言を元にメディアが世界中にWindows10以降のバージョンアップはなく全てアップデートで対応されると広く伝えたのだから、正式な社の見解や発言ではないのなら否定して訂正したはず。
当時はWindows10で打ち止めが経営陣を含めたマイクロソフトの統一意思だったことは間違いないと思います。
これについてナデラCEOはWindows11を「次世代のWindows」と称して誤魔化しました!?
Windows10のサポートは2025年10月で終了します。
Windows11は2021年内に搭載マシンの発売やアップグレードが予定されています。
Windows10からは無償アップグレード可能になるようですが、そのハードルはかなり高めで多くの既存Win10端末が対象外となり取り残されることになりそうです。
私もその1人ですが故障パソコンを買い替えずに自力修理で引っ張ったのは結果正解でした。
25年をお尻にして来年以降でWin11搭載PCに買い替えるには丁度良いタイミングになったかなと。
Win11のシステム要件でWin10を大きく上回るのがメモリ4GBであり、これが最低要件になるのは少し驚きです。
Win10も途中からメモリ2GBとなりましたが、リリース当時は1GBで他スペック含めてマシンへの最低要求はWin7/8と変わりませんでした。
私も当時Win7からアップグレードして何も問題なく既存端末でWin10を使えましたが、Win7→8→10と移行してもOSを動かすためにPC性能アップが必要なくなったから「最後のWindows」に出来たし、マイクロソフトはそうするつもりだったのではないのか?
かつてはマイクロソフトとインテルとPCメーカーが組んで(!?)、サポート期間が短く太り続けるOSを動かすために高性能のCPUが必要なのでPC買い替えサイクルも短く、独占に近い市場でOSを刷新することで消費者から集金し続けるのが「ウィンテル」のビジネスモデルでした!?
でも、MacやChromebookやLINUX等にジワジワと浸食されてパソコンOS市場でもWindowsが以前ほどの圧倒的な立場ではなくなったので、基本無料か単独では販売しない他OSとの競争上アップグレードして今のOS使えなくなるから買い替えろという殿様商売をやめざるを得ず、Win10を「最後のWindows」にして定期的な殿様集金もやめるつもりではなかったか!?
「ウィンテル」モデルへの回帰で集金再開して「最後のWindows」であるWin10のサポートを2015年でやめて多くの既存端末と客を置き去りにしながらWin11を買わせて儲けようとすることは他OS端末への乗り換えも促しアップルやグーグルに塩を送ることにもなりかねません。
でも、マイクロソフトはWin11を買わせて儲けることを意図するよりもアップルやグーグルと競争するためにリスクはあってもWin11を送り出さなければというパラドックスがあるのだと思いますが長くなるので次回にでも。
個人的にはXP終了時以上にWin10から太ったWin11への移行は順調に進まないので、Win10のサポート期間をマイクロソフトが2016年以降も延長する必要が出て来ると思います。
既に無償アップグレード対象端末の人は試してみるのも良いと思いますが(ダウングレード可だろうし)、そうでなければ飛び付かずに4年以上のリミットで様子を見ながら乗り換えるのが吉だと思います。
