コロナショック前の高値が40000ポイント程度なので、インド株が他国のパフォーマンスを凌駕する強さを見せていることがわかります。
以前にも書きましたが、そんなインド株に投資したくても日本からは手段が限られ高コストになりがちです。
アクティブ投信を避けてコストを抑えつつオーソドックスに投資する手段はほぼ2つに限られます。
〇米国ETFの「ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)」
なら経費率0.84%で投資できます。
もう少し経費率が低い海外ETFもありますが最安でも0.6%台なので大きな差はなく、EPI
であればマネックス証券の米国ETF買付手数料キャッシュバックの対象なので買付コストを抑えられます。(キャンペーンではなくプログラム)
但し、ウィズダム独自のインデックス指数でありパフォーマンスがより良い訳でもないので
〇国内ETFの「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50」(1678)
なら信託報酬1.045%(税込)で投資できます。
インデックスで信託報酬1%を越えるのは非常に高い部類に入ると思いますが、インドに限って言えば最安海外ETFと大きな差がある訳でもなく、EPIとは異なり連動指数はメジャーなNifty50です。
また、国内ETFなので売買しやすく大手ネット証券なら手数料も無料であり貸株金利(長い間0.1%の実績あり)も付く利点があります。
で話は終わってもいいのですが、これでは当たり前の話過ぎてツマラナイので(!?)もう一つの最終兵器を紹介しましょう!
●国内ETNの「NEXT NOTES インドNifty・ダブル・ブルETN」(2046)
なら信託報酬0.935%(税込)で投資できます!
えっ、安くないって?
いや商品の名前を見て下さい!ブルだからEPIや1678の約2倍のパフォーマンスで信託報酬は同等って激安コストなんですよ!?
人気のiFreeレバレッジNADDAQ100投信だって信託報酬はノンレバ正常投信(?)の倍で0.99%(税込)になります。
逆に言えば、レバ掛けずにインドETF・投信で信託報酬0.47%なんて存在しないのだから激安なんです!
NEXT NOTESの同シリーズにNYダウのブル・ベアもあるのですが、こちらの信託報酬が0.88%(税込)であることから考えてもインドは約0.05%高いだけなので激安コストと言えます!
勿論これは「ブル」かつ「ETN」の危険な商品なので注意が必要です。
〇信用リスク
「NEXT NOTESの外国指標連動証券(外国債券)は現物の裏付資産を有さず、発行体であるノムラ・ヨーロッパ・ファイナンス・エヌ・ブイおよび保証会社である野村ホールディングスの信用力をもとに発行されているため」
発行体または保証会社の信用リスクを負うのですが、結局は野村グループの信用リスクであり事情のわからない海外金融機関ではないので本邦投資家にはリスクを判断し易いと思います。
〇上場廃止や早期償還等のリスク
「NEXT NOTESの外国指標連動証券の満期償還日の10営業日前までに償還価額が0以下となった場合、外国指標連動証券は0円で償還されます。」
ブルなので好調な今はEPIや1678の2倍近いパフォーマンスを叩き出していますが、下落や暴落時も当然約2倍の大きさになります。
EPIや1678にとって50%近い下落が2046ブルでは100%近い下落となります。
長期投資になると大暴落時にETNの価格がゼロとなり償還される=投資金額を全て失う可能性がゼロではありませんので特に注意が必要です!
しかしながら、低コストなレバ1倍ETF・投信も存在しないので比較的低コスト(=1倍と同程度の信託報酬)なインド・ブルETNは上手く使いたいものです。
●ここから株価指数の半減がないと確信する時に買い入れる(現在のような好調平時には買わず暴落時に買う)
●ブルへの投資金額は全部失っても立ち直れる範囲に収めて1倍ETF・投信と併用する
●超長期資金は1倍ETF・投信に振って、2倍ブルは短中期用資金として下で買って上がれば売るか1倍ETF・投信に資金移動する
こんな感じで高コストになりがちなインド投資の中では危険だが低コストで有用な「NEXT NOTES インドNifty・ダブル・ブルETN」を自己責任で上手く使いましょう!
