開始予定は「今冬(2022年1月以降)」と記載されており、うーん冬と言うからには遅くとも3月末までには開始されるんだろうなと非常に曖昧なままです。(笑)
月額上限は5万円であり、明らかにされていなかった積立によるマネックスポイント付与率はカードショッピングと同様の1%予定と発表されました。
1%還元なら充分に魅力的だとは思いますが、決定事項ではなく全てはまだ予定です。
本来ならこの時期に決定事項としてアナウンスしたかったのかも知れませんが、色々と大人の事情がありそうですね!?
マネックスカードを発行するのはアプラス社で新生銀行グループです。
SBIグループがTOBに成功して新生銀行グループを子会社化すれば、当然マネックスカード発行元のアプラス社もその傘下に入る訳でSBI北尾氏の意思決定に逆らうことは資本の論理で不可能となります。
その場合に、なんでSBIの子会社がマネックス証券の事業に手を貸すねん?このマネックスカードは今後どういう扱いになんねん?と顧客は不安を持つことになりそうです。
というか、マネックスと新生銀行グループの提携にストップを掛けるためのTOBという側面もあるでしょうし・・。
TOBの行方が不透明なのでマネックス証券としても全てを予定と書くしかない状況かと思います。
また、新生銀行ホームページの「マネックス証券との業務提携に関するご案内 特設ページ」では投信や債券残高のマネックス証券移管が2022年1月4日(予定)となっています。
もちろんSBIのTOBによっては予定変更あり得ますなんて説明はしたくないので、「また今後もお客さまにお知らせする事項が発生した場合には、このページに情報を追加・提供してまいります」とリスクヘッジが注記してあります。
どちらも今冬でありSBIとしては両方の提携案件に何らかの影響は及ぼしたいのでしょうね。
SBIのTOB日程は12月8日までとなっていますが、新生銀行が11月25日予定の臨時株主総会で買収防衛策を発動したらどう展開しますかね?
SBIのTOBが12月に成立したと仮定した場合でもマネックス証券とアプラス社で合意して契約した内容を即破棄させることは難しいかも知れないし、積立サービスは予定通り開始されるかも知れませんがSBIの子会社といつまでも提携して続ける訳にも行かず途中終了か他社との提携に切り替えになると考えるのが自然です。
まだマネックスカード未取得で積立サービスに関心のある人はTOBの行方とその後の提携方針を確認してから申し込んだ方がいいかも知れませんね。
私はauカブコム証券の同種サービスにも興味があるし今のところ両方は不要と考えているので、そちらの発表も確認してから動きたいですね。
auカブコムにとってはこの混乱に乗じてSBIに感謝しつつ、マネックスより先んじるつもりでカード積立還元のリリースもサービス開始も急ぐべきでしょう。
取り敢えず、マネックスカード存続も左右されるSBI vs 新生銀行のTOB攻防を野次馬根性含めて見守りましょう!
