新ブログ「経済的自由の実践投資備忘録」に引っ越し中です。
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2022年04月24日

FOMCがあるゴールデンウィークを前にリスク回避再びの週?NASDAQは年初来安に再接近!

先週金曜日のNYダウは981下げて33,811で引けました。下落率は▲2.82%です。
ナスダック総合も▲2.55%下げて12,839で引けました。

理由を一言で言えば、市場の織り込み以上のペースで米FRBの利上げが加速するとリスク回避に傾いた。
言い方を変えれば、3月のFOMCで初回の利上げが実行された時に甘い織り込みで材料出尽くしと勘違いしてホイホイと安易に上昇へ転じた間違いの下方修正を迫られた。

金曜日に1000ドル近く下げたNYダウも木曜始値では35000を越えていたので急落ですね。
4月の頭からズルズルと下げ続けているNASDAQは金曜の下げ率こそNYダウに負けましたが、更に2%強下げれば今年の安値を更新するレベルに達しています。

次回のFOMCは5月3日から4日に開催されゴールデンウィークの真っ只中になります。
今週の金曜日も祝日で4営業日だけになるので今後2週間は特にリスク管理が重要かも知れません。

為替市場では以前なら日本勢が休日で薄商いの中はストップロスのドミノ倒し狙いの円買い仕掛けを心配したものですが、今では日米金利差拡大意識の円売り仕掛けをゴールデンウィークに心配するとは・・・。
いやー、時代は変わりましたね。平成感覚は終わって令和ですねー。
黒田さんはいまだにお気楽のようですが、日本売りの弱くなる円って当たり前過ぎて否定のしようもなく面白くないんですけどね。
そう言えば、今週は日銀金融政策決定会合もありますね。米FRBに比して日銀がドル円相場を動かすパワーは弱いですけど、一応両サイドに振れる材料が出る可能性には注意が必要ですね。

今週はGAFAMの決算発表も続きますね。
NASDAQが年初来安値に接近する中、先週のネットフリックスに続くショックがあれば更なるハイテク全体売りに繋がる可能性もあります。

ということで、日本人が頭の中はゴールデンでで休んでいても世界の市場は待ってくれず関係なく動くし、短期筋はそこに付け込んでくるし、動かす材料には事欠かず目白押しだし、この2週間は自分のスケジュールに合わせてポジション落とすなり逆に取りに行くなり、リスク管理をしっかりして過ごしましょう!

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posted by 韋駄天太助 at 23:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月17日

2022年は年初来40%越えのブラジルが強い!実は株価より為替の貢献度が大きい?

サッカーの話ではなく株の話ですが、2022年はこれまでのところブラジルが世界最強の王者かも知れません!?
基準価額との乖離もあるので参考程度ですが、NEXT FUNDS ブラジル株式指数・ボベスパ連動ETF(1325)の年初来パフォーマンスが現状でも+40%を超えています!

本当に2022年4月の話かと疑いたくなりますが、米国の金融引き締めに負けていないことは事実です。
地理的にロシアから遠く離れていることと資源価格の上昇がブラジルの株価を押し上げていることも事実です。
但し、ブラジルのボベスパ指数自体の上昇は好調と言っても年初来で20%以上の上昇とはなっていません。

@株価のボベスパ指数上昇、
A為替のブラジルレアル高、
B円の独歩安
という3要因が重なっての円換算でのパフォーマンス40%越えとなっています。
このうち、B円安は世界共通で公平に円換算のパフォーマンスを押し上げるのでブラジル特有の恩恵ではありません。

新興国の中ではインドも比較的堅調ですが、NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動ETF(1678)は年初来プラスであるものの+5%程度のパフォーマンスに過ぎません。
(でも、ドル円レートの上昇率[円安]に劣ってるんじゃ!?)
ナスダックなんかは再度年初来安値に接近しつつある状況でプラス圏にあるインドにケチを付けてはいけませんが、それだけ40%越えのブラジルが際立っていますね。

ブラジルはインフレ抑制と米国利上げ対応で3月も1.0%の利上げを行い政策金利は11.75%に達し5月も更に1.0%の利上げ予想ですが、株価の足を引っ張ることもなくブラジルレアル高に寄与しています。
ルラ元大統領再選の可能性も充分ある10月の大統領選というイベントも控えてこのまま堅調に推移するとは限りません。
(というか、ブラジル株や為替の安定的な堅調推移なんか見たことないけど!?)

私は1月に書いた記事(↓)で今年の新興国は米国利上げに負けず上昇と期待しました。
http://financial-free-fx.seesaa.net/article/485342479.html
そこでも書いたように「新興国」とか「BRICs」とか十把一絡げにステレオタイプで同一視するのは(十年遅れで)改める必要がありますね。

その時点でも可能性は指摘されていましたが、テールリスク(?)を爆発させて本当に戦争を始めて大暴落している投資非対象国も新興国に含まれます。
故に新興国投資は怖いし避けるべきという飛躍はあまりにも思考停止が過ぎると思います。

恩恵という言葉は適切ではありませんが、ロシアの地政学リスクは結果としてブラジル株への大きな資金流入を招きました。
新興国パッケージの中国、インド、ブラジル、台湾、韓国、トルコ、アセアン諸国と各々事情もリスクも異なります。
株価には厳しい年と予想され今のところその通りとなっている2022年ですが、米国の連続利上げに負けずブラジル含めて資金流出を招きやすい新興国の踏ん張りと抗う上昇力に期待します!
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posted by 韋駄天太助 at 22:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月11日

金利低下の楽天銀行に代えてauじぶん銀行を証券口座待機資金用に使う!三菱UFJもセットだと?

楽天銀行が4月から残高300万円超のマネーブリッジ金利を0.1%から0.04%に引き下げました。
一方、auじぶん銀行は条件を全て満たしたので上限なしで優遇の金利0.2%が適用される状況にあります。
どう考えても結構短期で移動させる必要がある証券口座入金用の待機資金も楽天よりじぶん銀に置いておいた方が有利になります。

2月中から実験的に試しつつ、4月から本格的にauじぶんへ移行させたので使い勝手や上手く使う方法を書いてみます。
結論から言うと、楽天銀行の使い勝手が最高過ぎて落差は感じるもののいくつかのデメリットを除いてほぼ同じ使い方は可能だと思います!

楽天銀行の場合は基本的に証券口座からリアルタイム入金すれば終わりなので何も考えることはありません。(auカブコム証券を除いて!)
証券口座の出金先も楽天銀行に揃えておけば資金も翌営業日に楽天銀行へ戻すことが出来ます。(auカブコム証券を除いて!)
じぶん銀はリアルタイム入金対応が極めて限られているので別の対策が必要になりますが、ケース分けして考えてみましょう。

@リアルタイム入金対応の証券口座が極少
ホームページにはauカブコムとマネックスに対応と表記されていますが、マネックスは休止中なので現在は使えません。
表記はないけど何故か松井証券は対応して普通に使えるし、4月5日にGMOクリック証券に対応したと発表しているので(たったの)3証券会社ではリアルタイム入金出来ます。
今後も増やす努力はあると思いますがスピーディーな展開は期待できないと思います。

A証券口座の銀行振込入金で無料の三菱UFJを選ぶもSBI証券のみ?
リアルタイム入金に対応していなくても当日中に無料で振り込む方法はあります!
じぶん銀から三菱UFJへの振り込みは無制限で手数料無料であることを利用します。
どの証券会社でも振込用の銀行口座を用意しているので三菱UFJを選んでじぶん銀から振込みましょう!

ところが、意外にも三菱UFJの口座を用意しているネット証券会社は少なくてざっと見たところ大手ではSBI証券だけでした。
それでも後述する理由により、SBI証券だけでもこの方法を使えるのは地味に大きいです。

但し、リアルタイムではないので朝1で入金して寄り付きで買いたいという使い方には向きません。
どの証券会社も数十分から数時間を要すと書かれており、経験則上は1時間以内で処理されることが多いですが確約はありません。
後場取引分とか夕方までのIPO用資金とか翌日以降買付用の資金ならこの方法で充分です。

B(1) auじぶん銀行の振込手数料無料回数内で対応
では、上2つの方法ともに使えない多くの証券会社ではどう対応すべきでしょうか?
ここから方法は2つに分かれますが、まず簡単な方から。
じぶん銀にはステージにより振込手数料無料回数が与えられますが、レギュラーでも3回で最高ランクのプレミアムなら月15回まで無料となります。
各ランクを得る方法はいくつかありますが、わかりやすく月10回まで無料となるゴールドを毎月20日時点の残高100万円以上で取りに行くのが良いと思います。

振込先が三菱UFJの場合は無料回数にカウントされないのでSBIやauカブコム等以外への振込回数が月10回に収まれば全て無料になります。
但し、この方法ではリアルタイムにはならないので、多くの証券会社へリアルタイム入金が必要なら次の方法です。

B(2) 間に三菱UFJを挟めば無制限リアルタイム完全無料!
三菱UFJの口座も持ちインターネットバンキングも利用しているなら(少しの手間で)全てを解決します!
三菱UFJからのリアルタイム入金に対応しない証券口座はまずないので、じぶん銀から自分の三菱UFJ口座に必要金額を振り込んで、証券口座からリアルタイム入金処理すれば無制限で即時の無料となります!

但し、入金までの処理が2回必要となりますが、私が試したところではじぶん銀から振り込んだ後に三菱UFJ口座の着金を確認することなく、そのまま証券会社にログインして三菱UFJ口座からリアルタイム入金処理すれば滞りなく終わります。
(じぶん銀からUFJへの振込は即時で処理されているから待つ必要なし)

UFJの口座もあれば、リアルタイム入金が必要な時は二度手間だがこの方法、即時が必要なければ一度手間で無料回数内の振込で対応と選択できます。
この為に三菱UFJの口座を作るならB(a)の方法だけで間に合うか試してからの方が良いでしょうね。

ということで、今のところは楽天銀行からauじぶん銀行に証券口座待機資金の置き場を変えても問題ないという感触を持っています。
最後に人によっては大きなデメリットとなる条件を付記します。

auじぶん銀行も三菱UFJ銀行も1日あたりの振込限度額は1000万円までで上限を引き上げることが出来ません。
通常の振込ならこれで問題はありませんが、証券用なら1日でこれ以上動かしたいケースもあると思いますが対応できません。
楽天銀行なら自分の設定で限度額を1000万円以上にも引き上げられるので動かし易いですね。
じぶん銀を主体に使うなら2日以上にわけて振込するか、頻度が多い人はやはり楽天銀行を主体に使うという選択になるかと思います。
(まあ金利以外で証券資金待機口座としてじぶん銀が楽天銀行に勝る点が皆無であることも事実なので!?)

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posted by 韋駄天太助 at 12:42 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月04日

auカブコム証券のau PAYカード投信積立の初回設定期限迫る!カード番号登録必要なんかい!

auカブコム証券のau PAYカードによる投信積立は3月28日から開始されていますが、毎月のスケジュールは以下のように設定されています、

積立設定申込締切日:毎月9日の2営業日前(休業日の場合は前営業日)
指定日・買付日  :積立設定申込締切日の翌月1日(休業日の場合は翌営業日)
カード引落日   :指定日・買付日の月の10日(休業日の場合は翌営業日)
Pontaポイント還元 :(Ponta会員ID連携済の場合)積立買付する月の12〜15日

わかりにくいので初回から積立する場合のサイクルに当てはめると、
積立設定申込締切日:4月7日(木) までに設定を終わらせると
指定日・買付日  :5月2日(月) に買付が実行されて
カード引落日   :5月10日(火) に上限額5万円の積立金額が引き落とされ
ポイント還元   :5月12-15日 にpontaポイント(上限500)が付与されます。

ということで既にau PAYカードを所持して初回積立から行いたいなら締め切りが迫っています。
カブコムも説明不足と思いますが、積立設定の前にau PAYカードを登録する手続きがあり、これに1-2営業日を要するので済んでない人は本当にギリギリかと。
私も既にau PAYカードが紐づいているau IDをauカブコム証券に登録済みなので勝手に連動させてくれるものと思っていたのですが、IDとは別にカード番号を登録する工程が必要になります。

カードの登録が受け付けられて完了すれば、ファンドを選んで「積立」ボタンをクリックして、決済方法にクレジットカードを選べるようになるので、買付金額を入力して口座区分を選んで「申込」ボタンを押せばクレカ積立の設定完了です。
まだ銘柄を迷っている人も期限が迫っているので、暫定でも決めて設定を済ませておいた方が良いでしょう。(銘柄変更は木曜日まで可能なはず)

因みに私の選択ではありませんが、レバナス等のレバレッジ投信は自主規制なのかカブコムでは買付方法で「積立」自体を選択できないのでクレカ積立も不可のようです。
自主規制は良いと思いますが、この辺の情報提供も不十分かなと思いますね。

また、クレカ積立開始と同時に5月31日まで「投資信託お乗り換えキャンペーン」を行っています。
クレカ積立を始める人を狙ってその対象銘柄に限らず、ついでに他社での保有投信を移管させたいのでしょうね。
入庫金額10万円以上で500ポイント、10万円毎に500ポイント増えていき、入庫金額100万円以上なら最大で5000ポイントが付与されるので悪くないとは思います。
但し、カブコムから他社に投信を出庫する場合の手数料は1銘柄5500円に設定されているし、投信保有ポイントの差や振替元の出庫手数料も考慮して安易に飛び付かずに長期で有利不利を考えて移管した方が良いでしょうね。

先行したマネックスに大きく遅れないようにかなり性急にクレカ積立をサービスインした面もあるでしょうから、説明不足の面があるのも大目に見ましょう。
auカブコム証券のカード積立含めて今後のブラッシュアップに期待します!
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posted by 韋駄天太助 at 14:10 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする