楽天銀行が4月から残高300万円超のマネーブリッジ金利を0.1%から0.04%に引き下げました。
一方、auじぶん銀行は条件を全て満たしたので上限なしで優遇の金利0.2%が適用される状況にあります。
どう考えても結構短期で移動させる必要がある証券口座入金用の待機資金も楽天よりじぶん銀に置いておいた方が有利になります。
2月中から実験的に試しつつ、4月から本格的にauじぶんへ移行させたので使い勝手や上手く使う方法を書いてみます。
結論から言うと、楽天銀行の使い勝手が最高過ぎて落差は感じるもののいくつかのデメリットを除いてほぼ同じ使い方は可能だと思います!
楽天銀行の場合は基本的に証券口座からリアルタイム入金すれば終わりなので何も考えることはありません。(auカブコム証券を除いて!)
証券口座の出金先も楽天銀行に揃えておけば資金も翌営業日に楽天銀行へ戻すことが出来ます。(auカブコム証券を除いて!)
じぶん銀はリアルタイム入金対応が極めて限られているので別の対策が必要になりますが、ケース分けして考えてみましょう。
@リアルタイム入金対応の証券口座が極少ホームページにはauカブコムとマネックスに対応と表記されていますが、マネックスは休止中なので現在は使えません。
表記はないけど何故か松井証券は対応して普通に使えるし、4月5日にGMOクリック証券に対応したと発表しているので(たったの)3証券会社ではリアルタイム入金出来ます。
今後も増やす努力はあると思いますがスピーディーな展開は期待できないと思います。
A証券口座の銀行振込入金で無料の三菱UFJを選ぶもSBI証券のみ?リアルタイム入金に対応していなくても当日中に無料で振り込む方法はあります!
じぶん銀から三菱UFJへの振り込みは無制限で手数料無料であることを利用します。
どの証券会社でも振込用の銀行口座を用意しているので三菱UFJを選んでじぶん銀から振込みましょう!
ところが、意外にも三菱UFJの口座を用意しているネット証券会社は少なくてざっと見たところ大手ではSBI証券だけでした。
それでも後述する理由により、SBI証券だけでもこの方法を使えるのは地味に大きいです。
但し、リアルタイムではないので朝1で入金して寄り付きで買いたいという使い方には向きません。
どの証券会社も数十分から数時間を要すと書かれており、経験則上は1時間以内で処理されることが多いですが確約はありません。
後場取引分とか夕方までのIPO用資金とか翌日以降買付用の資金ならこの方法で充分です。
B(1) auじぶん銀行の振込手数料無料回数内で対応では、上2つの方法ともに使えない多くの証券会社ではどう対応すべきでしょうか?
ここから方法は2つに分かれますが、まず簡単な方から。
じぶん銀にはステージにより振込手数料無料回数が与えられますが、レギュラーでも3回で最高ランクのプレミアムなら月15回まで無料となります。
各ランクを得る方法はいくつかありますが、わかりやすく月10回まで無料となるゴールドを毎月20日時点の残高100万円以上で取りに行くのが良いと思います。
振込先が三菱UFJの場合は無料回数にカウントされないのでSBIやauカブコム等以外への振込回数が月10回に収まれば全て無料になります。
但し、この方法ではリアルタイムにはならないので、多くの証券会社へリアルタイム入金が必要なら次の方法です。
B(2) 間に三菱UFJを挟めば無制限リアルタイム完全無料!三菱UFJの口座も持ちインターネットバンキングも利用しているなら(少しの手間で)全てを解決します!
三菱UFJからのリアルタイム入金に対応しない証券口座はまずないので、じぶん銀から自分の三菱UFJ口座に必要金額を振り込んで、証券口座からリアルタイム入金処理すれば無制限で即時の無料となります!
但し、入金までの処理が2回必要となりますが、私が試したところではじぶん銀から振り込んだ後に三菱UFJ口座の着金を確認することなく、そのまま証券会社にログインして三菱UFJ口座からリアルタイム入金処理すれば滞りなく終わります。
(じぶん銀からUFJへの振込は即時で処理されているから待つ必要なし)
UFJの口座もあれば、リアルタイム入金が必要な時は二度手間だがこの方法、即時が必要なければ一度手間で無料回数内の振込で対応と選択できます。
この為に三菱UFJの口座を作るならB(a)の方法だけで間に合うか試してからの方が良いでしょうね。
ということで、今のところは楽天銀行からauじぶん銀行に証券口座待機資金の置き場を変えても問題ないという感触を持っています。
最後に人によっては大きなデメリットとなる条件を付記します。
auじぶん銀行も三菱UFJ銀行も1日あたりの振込限度額は1000万円までで上限を引き上げることが出来ません。
通常の振込ならこれで問題はありませんが、証券用なら1日でこれ以上動かしたいケースもあると思いますが対応できません。
楽天銀行なら自分の設定で限度額を1000万円以上にも引き上げられるので動かし易いですね。
じぶん銀を主体に使うなら2日以上にわけて振込するか、頻度が多い人はやはり楽天銀行を主体に使うという選択になるかと思います。
(まあ金利以外で証券資金待機口座としてじぶん銀が楽天銀行に勝る点が皆無であることも事実なので!?)
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