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2022年07月31日

イーストスプリングのオンライン専用低コストアクティブファンドでインド・ベトナムが信託報酬0.99%!

イーストスプリングがオンライン専用で低コストのアクティブファンドシリーズ「+αシリーズ」を7月29日に設定しました!
「イーストスプリング・インド・コア株式ファンド」(愛称:+αインド)
「イーストスプリング・ベトナム株式ファンド」(愛称:+αベトナム)

売りである低コストの信託報酬が一体いくらかと言うと、インドが0.9905%程度、ベトナムが0.989%程度なので、丸めて両者共に税込0.99%と覚えておけば良いでしょう。

えっ、全然安くないって?
高コストになりがちな新興国の中でも特に高いインドとベトナムへのアクティブ投信の範疇では激安と言っても良い信託報酬でしょう。

ベトナムへの投資手段はかなり限られますが、米国ETFのVNMが経費率0.61%(データ元により率が異なるのですがこれ前後)、香港上場のベトナムETF(03087)の経費率が0.85%であることからも日本で買えるベトナムのアクティブ投信が信託報酬0.99%は相当頑張っていると言えます。

実はインドもベトナムと同レベルかそれ以上に高くて、大手ネット証券で買付手数料無料対象に設定されている米国ETFの「ウィズダムツリー インド株収益ファンド」(EPI)の経費率は0.84%であり、香港市場の「iシェアーズS&P BSEセンセックス・インディア・インデックスETF」(02836)が0.64%です。
また、国内の東証に上場している「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信」の信託報酬は税込1.045%(税抜0.95%)に設定されているので、+αインドの信託報酬は国内ETFを若干下回るレベルで頑張っています!

但し、+αインドの方は正式名称にインド・コア株式ファンドとある通りに「インドの内需成長を牽引する消費関連およびインフラ関連の株式を投資対象とする」運用方針を掲げているので、業種が限られていることには注意が必要です。
(一応2008年5月を起点としたパフォーマンスではSENSEX指数を上回っているようですが)

その他の費用として両ファンド共に売却時は信託財産留保額0.3%が掛かりますが中長期でホールドするなら負担になるコストではないでしょう。
当初の販売会社はSBI証券のみでの扱いとなるようですが、大手ネット証券ではどこでも買えるようにチャネルを早期に増やすことがファンドの成長にも繋がると思います。

本音を言えばワールドクラスの低コストで攻めて欲しいところですが、なかなか価格競争が起きずに新興国の中でも割高であるインド・ベトナム、かつETFではなくアクティブ投信の信託報酬0.99%はまず第一歩として評価したいと思います。
イーストスプリングの+αシリーズの第一弾であり、特に新興国と限定している訳でもないので今後の展開による低コストの追加ファンドにも期待します。

また、アクティブ投信より信託報酬の高いインデックスETFとなってしまったNEXT FUNDSインド(1678)を野村アセットが値下げ対応するとか、他の運用会社がより低コストなインドやベトナム等のETF・投信を設定する等の健全な価格競争も期待します!

本邦投資家がインドやベトナムへの単体投資を考えるなら、イーストスプリングの+αシリーズは有力な選択肢に入って来ると思います。(特にベトナム!)
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posted by 韋駄天太助 at 11:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月24日

SOMPO123は22年上期でMSCIコクサイを上回ったが!?ベンチマーク差異の開示姿勢は好感触!

SOMPOアセットマネジメントが7月20付けで「SOMPO123 先進国株式」の22年上期運用状況をリリースしました。(↓PDFファイル)
https://www.sompo-am.co.jp/resources/c6/c6e3750deabf98c78b19ec88d44fd8b2ac9c72d8.pdf

「当ファンドの2022年上期のパフォーマンスは▲2.34%となり、基準価額は下落しましたが、参考指数であるMSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)の▲4.55%を2.21%アウトパフォームしました。」
お見事!パチパチ!おめでとうございます・・!?
いや、インデックスではなく一応アクティブファンドの範疇と言っても、ベンチマークを上回る為の売り買いはしていないので、勝った負けたの意味はあまりないと思います。

自己分析でも
「不安定な相場環境の中、当ファンドの主な投資対象である相対的に大型かつ信用力の高い企業に対する選好が高まったことを受け」
「参考指数が下落する局面では下落幅が抑えられ、逆に上昇する局面では参考指数に若干劣後する傾向がみられ」
「株式市場の下落局面において相対的に強いポートフォリオが構築できている」
ことが要因としているので、裏を返せば上昇局面になればMSCIコクサイに劣後するかも知れない弱点も自ら指摘しています。

情報開示で特に好感が持てたのは、私も指摘した運用開始直後にベンチマークに大きく劣後していた要因がしっかり説明されていたこと。
「当ファンドは2021年12月21日〜22日の2日間でポートフォリオの構築を行いましたが、この2日間は必要以上のキャッシュを持たないフルインベストメントの状態になっていなかったため、参考指数が+3.33%上昇する一方で、当ファンドの上昇幅は+1.33%にとどまりました。」

だからと言って劣後が許容される訳ではなく、最初からファンドに資金を投じた人に2%程度の上昇を失わせてしまった事実は変わりません。
但し、設定時の高すぎるキャッシュ比率が要因であったと開示することで今後も生じるような要因でないことはわかるし、設定来の騰落率は評価として運用中ずっと付きまとうのでしっかり要因を説明する姿勢は大事だし、その姿勢はファンドに資金を投じる判断をする投資家にとっての安心感に繋がります。

この他にもベンチマークであるMSCIコクサイ指数との差異を月別や現地通貨ベース、指数上昇日・下落日別の勝率等を詳細開示している点は好感が持てます。
勝とうが負けようがSOMPO123にとっての大きな潜在顧客は現状MSCIコクサイ指数のインデックスファンドに資金を投じている投資家であり、積極的に情報開示して一定割合でもSOMPO123に投じてみようかと思わせることが大切でしょう。

相場環境の厳しさもあって6月末の純資産総額はまだ15億円程度ですが、信託報酬0.77%のアクティブファンドがMSCIコクサイと同程度のパフォーマンスを続けられると安心感を見せられれば、大きなファンドに育っていくポテンシャルは秘めていると思います。
昨年末設定時の躓きは置いておくとして、22年上期としてファンドのパフォーマンスに問題はないし、おそらく月次運用レポートのように義務付けられている訳ではなく運用サイトの意思で積極的に提供している今回のような情報開示資料はとても好感が持てるし、SOMPO123の運用に対する理解を助けるものだと思います。

信託報酬以外のコストは1年経過していないので不明ですが、純資産総額が小さいうちはどうしても大きめになるコストもあるとは思いますが、SOMPO123の売りである驚異の低信託報酬に相応しくスリム運用による低コスト比率も期待したいものです。
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posted by 韋駄天太助 at 19:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月18日

投信積立の楽天キャッシュ決済で1%還元にする方法!?某ドラッグストアで楽天ギフトカードを買うだけ?

あまり広めるのも良くないと思いますが、これは良い方法だと思った人は静かにやりましょうね!?
楽天証券の投信8月積立分から楽天キャッシュ決済が開始されますが、楽天カード決済は9月積立分から低信託報酬の投資信託については0.2%還元に変更されるので切り替えた方も多いと思います。

楽天キャッシュ決済は今年一杯キャンペーン含めて1.0%還元が維持されますが、通常は楽天カードからのチャージ額に対して0.5%の楽天ポイントが付与されるだけです。
毎月5万円分の投信買付なら250楽天ポイントが「楽天カードの利用」に対して付与されます。

実はこれ以上のポイントを得る方法はいくつかあり、それは楽天キャッシュの調達手段が楽天カードチャージに限らないことを利用します。
投資信託の「楽天キャッシュ決済」なので客が楽天カードでチャージする義務はありませんが、当然0.5%の楽天ポイント還元も付与されません。

楽天キャッシュはコンビニやドラッグストアで販売されている楽天ギフトカードを購入してチャージすることも可能です。
実はウエルシアでは楽天に限らずアマギフ等のPOSAカード全般で購入額に対して1%のTポイントが付与されます!
決済手段は現金に限られますが、金額指定タイプの楽天ギフトカードをレジに持って行き5万円のチャージをすれば500Tポイントが付与されます!

つまりウエルシアが条件を変えない限り、楽天証券での投信積立決済に使う楽天キャッシュをウエルシアで現金チャージすることにより(Tポイントの)1%還元が実現します!
ウエルシアでは毎月20日がTポイント1.5倍デーに設定され、500Tポイントなら750円分の買い物が出来るので考えようによっては楽天キャッシュ決済で1.5%還元が可能です!

実際に8月積立分の5万円分をウエルシアで楽天ギフトカードにチャージして500Tポイントが付与されたことを確認した後に申込締切日となる12日までに受取処理を行い楽天キャッシュ残高を5万円にしておきました。
7月13日に無事に「投信積立(楽天キャッシュ)によるお取引」として5万円分が利用済となり楽天キャッシュの残高が0円に戻っていることを確認しました。
これで間違いなくウエルシアでチャージした楽天キャッシュにより8月分の積立が行われる筈です。

親切なことに楽天キャッシュの積立設定時に楽天カードによる自動チャージも同時設定される仕組みになっているので、私は敢えて楽天カードの自動チャージ設定を外しておきました。
外した場合は自分でウエルシアのレジで手動チャージした後に受取処理をして管理する必要はありますが、忘れていて勝手に0.5%チャージされてしまうことは防げます。

今回は初回なのでお試しで1月分だけやってみましたが、毎月手動チャージをするのはちょっと面倒ですね。
楽天ギフトカードは受け取りまでの有効期限が6カ月に設定され、楽天キャッシュの1カ月間チャージ上限額が10万円に設定されているので、少なくとも2カ月分の最大10万円チャージは一度に出来るので2カ月毎のサイクルでは回せそうです。
おそらく6カ月分の最大30万円分を一度に購入してもチャージ済みのギフトカードを保持しておいて翌月・翌々月に受取処理するという方法で半年サイクルで回すことも出来そうです。
(但し、ウエルシア側で上限を設けているかは未確認ですし、30万円の現金を持ってきて一度に楽天ギフトカードにチャージする人は結構怪しいですからね。[笑])

さて、この方法は何も後ろめたいことをやっている訳ではないので正々堂々とやれば良いのですが、広まっても改悪リスクが高まるだけですので静かにやりましょう。
おそらくウエルシアとしてはPOSAカード販売の利益はポイント還元で吐き出しても薬や食品日用品をついで買いしてくれればとサービスしていると思うので、チャージと一緒に感謝の意で何かはついで買いしましょう。

ウエルシアとしては基本歓迎だと思いますが、やたらと楽天ギフトカードの高額チャージだけが増えて手間暇だけで儲からないと自主的に改悪する可能性もあるでしょう。
楽天側が問題視してウエルシアにポイント付与やめろとか付与するなら取引停止とする可能性もあるでしょう。
しかしながら、基本的にはウエルシアが受け取る手数料の範囲内で楽天のみならずPOSAカード全般にポイント付与しているだけなので問題視されることなく長く続く可能性もあるとは思います。

基本的には楽天キャッシュを客がどこから仕入れて投信積立に使おうが自由なはずで、楽天証券も楽天カードによるチャージまで強制している訳ではなく、客は楽天カードの0.5%還元を放棄してドラッグストアのルートで楽天ギフトカードを現金で購入しているだけですから!

でも、広まって良いことは何もないのでこの方法が気に入った人は静かに淡々とやりましょう。
楽天キャッシュ決済で(ウエルシアによる)Tポイント1%還元のルートは裏道でも裏技でも何でもありません!
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posted by 韋駄天太助 at 21:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月10日

KDDI大規模障害で考える低コストなデュアル体制で迂回可能なバックアップ回線常備で自衛!

KDDIの大規模障害で通信インフラの重要性が再認識されましたが、電気やガスとは異なり複数事業者を選べる環境にあるので自衛は可能です。
なんとなくイメージでNTT系のドコモは技術力があって安心で新興楽天はリスクという勝手な先入観を持ちがちですが、私の知る限りは楽天が(試験サービス期間を除く)これまで大規模障害は起こしていないし印象ではドコモの方が多いですね。
例えば今回のKDDI障害もメンテナンスでコアルーターを新製品に置き換える際に発生した訳ですが、楽天ではまだ設備老朽化による更新作業なんて発生する訳がないのでそういうリスクも小さく後発の有利さもありますね。

どこかのキャリアを選べば障害とは無縁でいられる訳ではないので、起こった時に自分への被害を最小限に食い止めることが大事になります。
お金が余っている人はドコモとauかソフトバンクの2回線を常に持ち歩いて毎月1万円以上のコストを掛けても良いですが、数年に1度のリスクのために毎月千円以上の保険料を払いたくない人が殆どでしょう。
ノーコストとは行きませんが、なるべく負担にならない通信回線のバックアップ体制を考えたいものです。

●固定回線と携帯回線で障害時に相互のバックアップとなる!
自宅にひかり回線等の固定ネット回線があってモバイル1回線を持っていれば既にバックアップ可能な体制と言えます。
携帯網が不通でも自宅に帰ってWIFI接続すればスマホでネットは使えます。
個々の生活スタイルにもよりますが、外出時の障害時に即バックアップが必要ないならこれでも充分ですし特に追加コストも要りません。
自宅に固定電話(ひかり電話含む)がなければ携帯電話発着は出来ない状態になるので、基本料無料のIP電話サービスを契約しておくのも手ですね。

また、固定ネット回線の障害時にもモバイル回線があればどのキャリアを選んでも4Gで数十メガの速度は出るのでテザリングで凌げます。(その場合の従量コストには注意)
瞬断でも困るトレーダーではなくても丸一日固定回線が繋がらない状況になればログインして3分で済む投資信託の売買注文すら出せなくなり支障が出るので常に携帯回線で迂回できる体制は安心感につながります。


●バックアップ回線として優秀なのはpovo!
最近は固定を引かない人も増えたし、固定はあっても外出時の携帯回線だけでバックアップ体制を作りたい人も多いでしょう。
コスト的にもサービス的にもサブのバックアップ回線に一番優秀なのはpovoです!
今回はKDDI障害なので役目は果たせなったと思いますが結果論であり、その為のデュアル回線。

基本料無料ですが無課金で維持は出来ないので最安トッピング220円を半年毎に買うとして、年間保険料440円で2つ目の携帯回線を常備出来るのが最大のメリット!
この程度なら一切使わなくても万が一の為に常備しておいてもコスト的に痛くありません。

障害時にもデータトッピング「1GB390円/7日間」か、「使い放題330円/24時間」を買えばサクッと迂回完了です。
発信通話料は発生しますが、povoの携帯番号での発着はいつでも可能です。
但し、同一キャリアではバックアップにならないのでメイン(サブ)にはau/UQ(KDDI)以外の回線を選択しましょう。

●サブには月額の安いMVNOを選ぶ!
主に障害時のバックアップ用途なら平日昼間に超低速となるかも知れない格安SIM(MVNO)でも構わないし安い方がいいですね!?
最安と思われる日本通信の合理的シンプルプラン290を例に取ると、携帯番号付きのデータ1Gが月額290円という安さです!
但し、安くても毎月コストは掛かるので何らかのサブ用途で使うべきですが、障害時のデータ利用で1Gを越えても追加1Gあたり220円の課金で済むので安いですね。

あるいは電話不要のデータ通信だけで良ければ、ロケットモバイルの神プランなら200Kbpsの低速にはなりますがデータ使い放題で月額328円になります。
但し、メインの電話が使えない状況では通話手段がなくなるので基本料無料の050IP電話サービスを契約しておくと良いでしょう。

格安SIMなら毎月ワンコイン以下に抑えられますが、数年に一度の障害だけで掛け捨てるのは勿体ないので普段からサブ使いするのが良いでしょう。
MVNOはドコモ系回線が圧倒的に多いので、メインはドコモ以外を選んでサブにドコモ系MVNOをセットするのが良いと思います。
勿論、事業者は限られますがauやソフトバンク系のMVNOとデュアルで激安セットにしても問題ありませんね。

●面倒だから障害発生後にeSIM契約ってズボラは注意!
事業者も最近の機種もeSIM対応が増えて来ているので、障害が起こってから即eSIM契約して迂回すれば普段から保険代なんて払う必要なく一番いいだろ?と思うかも知れません。
確かに契約後に物理SIM受領の必要なくすぐに通信が使えるようになるのでコスト面ではこれが一番ですが、最大のネックはeSIM契約するためには快適に繋がるネット環境が絶対条件であること!?パラドックスです。
自宅に帰ってWIFI接続するか、外で無料WIFIを探してからeSIM契約しなければならないのですが、WIFIに繋がったのなら障害回避は解決してもう別回線は要らないだろってことです!?
今回のKDDI障害のように何日も及ぶ場合は翌日以降に備えて別回線をeSIM契約しておくという手はあると思いますが、あまり有効な手段ではないと思います。

KDDIけしからん!頭に来たから他へ移転すると言ったって人間のやる事なので障害はどこでも起こり得るし、障害を起こさない事業者を予見して選択するのは不可能です!
(ドコモなら安心?はあ?障害実績はそう語っていない!)
携帯回線の維持費が劇的に下がったのでデュアル運用もそれ程コストを掛けずに出来るようになりました。
数年に一度の障害に備える為だけならpovo一択、それ以外は月額を払って上手くデュアル運用で日常的に活用しながら同時に障害にも備えられる体制がベストだと思います!
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posted by 韋駄天太助 at 20:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月03日

楽天証券が中国株式の取引手数料を業界最安に引き下げも円貨決済では為替手数料が高いよ!?

楽天証券は今年に入ってからいわゆる改悪が続きましたが、6月20日には800万口座を達成したので新規獲得においては改悪が然程逆風にはならなかったのかも知れません。
口座数を獲得したから条件で劣って良いと殿様態度に変わった訳ではなく、しっかり改善も行っています!

7月1日から中国株の取引手数料を約定代金の0.55%からなんと50%ダウンの0.275%まで引き下げました!
今までが高過ぎただけなんですが、0.286%のSBI証券も下回ってマネックス証券と並ぶ最安水準まで下げて来ました。

しかも最低手数料を550円、上限手数料を5500円に設定してマネックス証券よりも有利に変更したので、取引手数料の条件だけで見ればマネックス証券も上回っています・・。
大手ネット証券で取引手数料を最良の条件にして攻めているようには見えます・・。

しかしながら、楽天証券で中国株取引をすればコストを抑えられるとは限りません。
楽天証券はまだ中国株取引において大きな弱点を抱えたままだからです。
マネックス証券もSBI証券も決済通貨を「香港ドル」と「日本円」を顧客が選択可能ですが、楽天証券は「日本円」しか選択できません。

これが何を意味するかと言うと、楽天証券は売買の都度往復で為替手数料が発生するということです。
この為替手数料が米国株の米ドルより遥かに高くて、片道15銭に設定されています。
今の香港ドルレートをざっくり17円とすれば、為替手数料は片道約0.88%、往復では1.76%掛かります。

取引手数料の片道0.275%の3倍以上は為替手数料が掛かり、合計で片道のコストが1%を軽く超える訳です。
中国株(香港市場)の取引手数料自体は米国株より遥かに安いので、マネックス証券やSBI証券で一度だけ円から香港ドルに変えて以降は全て外貨決済することでコストを抑えられます。
円貨に一度も戻すことなく外貨決済なら10往復でも100往復でもコストは往復で0.55%程度しか掛からず米国株取引よりもコストメリットがあるのです。

まず楽天証券が改善すべきは取引手数料値下げ以上に中国株式の香港ドル決済導入だと思いますが、何か難しい面があるのでしょうか?
楽天証券でも米国株では当然のように米ドル決済が出来る訳で、他社も普通に中国株の香港ドル決済が可能な現状で、敢えてやらないのか出来ないのかはよくわかりません、

手数料の引き下げ自体にケチをつける訳ではありませんが、中国株取引において楽天証券がマネックス証券とSBI証券にコスト面で劣後するという位置付けには現状でも個人的に何ら変更はございません・・。
但し、条件改悪が続いた楽天証券が中国株において取引手数料を業界最安レベルにまで引き下げたという姿勢は今後の他サービスへの波及も含めて殿様態度に変わってないことを示した期待したいと思います!?

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posted by 韋駄天太助 at 21:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする