2022年10月31日

大和iFreeのレバナスETFが東証上場!でも信託報酬がある意味目を引く!?

大和アセットマネジメントが11月16日に「iFreeETF NASDAQ100レバレッジ」(2869)を東証に上場させます!

ほぼ説明不要だと思いますが、大和の元祖レバナス投信である「iFreeレバレッジ NASDAQ100」のETF版投入です。
分配金支払基準日が年2回設けられてはいますが、先物を2倍で買うだけファンドのはずで投信と同様に分配金はゼロだと推測されます。

目を引くのは信託報酬でなんと税込0.825%!
って高いやんと目を引くのですけどね!?

レバナス投信の信託報酬が税込0.99%に対してETFがこれではかなり強気の高値設定ですね。
二番煎じの楽天レバナス投信が0.77%、三番遅れのauレバナス投信がなんと0.4334%です。
これを知った上で出した大和iFreeのETF版が0.825%で他社レバナス投信よりコスト高で設定なのですから、投信より低コストという利点がiFreeのレバナスETFにはありません!

よって、低コストの運用よりもタイムリーな取引という利点で使うべきETFかなと思いますが、この点に関しても東京時間ではNASDAQ先物指数の変動は小さいので少し弱いかなと思います。
レバレッジには限りませんが、NASDAQ100連動投信に買いを入れると翌日明け方のNY終値を基準に約定するので±2%、レバなら±4%程度は変動してしまうのが普通で想定通りとは行きません。

その点NYクローズの3-4時間後に東証の午前9時寄り付きでナスダックETFを買えば朝確認したNY終値に近い価格で買えるし、成り行きではなく指値で納得価格の時だけ約定させることも出来ます。
また、先週のようにGAFAM決算などがあるとNY終値から先物価格が大きく下げることもあるので下押しした所を東証寄り付きで狙うことも出来ます。

もちろん個別要因ではなく世界的なリスク回避に繋がる材料が週末や東証時間に出れば暴落した所をETFで拾うこともできますが、これはNASDAQやレバレッジに限った話ではなく海外指数連動の東証ETF全般の利点ですね。

でも、信託報酬はauレバナス投信の方がiFreeレバナスETFの半額レベルですから残念!
少なくとも楽天レバナスを下回るレベルには信託報酬を抑えるべきだったかと思います。

投資家に多様な投資手段を提供すること自体は評価したいと思います!
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2022年10月24日

「LINE Out」と「G-Call」の二択か?楽天リンクとMy050から格安通話サービス乗換先を考える!

楽天リンクの無料通話自体は継続しますが楽天モバイル自体は11月から最低月1,078円の料金が掛かるようになります。
また、無料で050番号が付与され固定費もなかったブラステルのMy050も10月の新規申込から設定費550円と6カ月毎に550円の番号維持費が掛かるようになり、既存ユーザーの無料期間も来年3月までの猶予となっています。

携帯キャリアで割引サービスに入らないと正規料金の通話料は22円/30秒と高止まりの横並びに設定されバカ高い。
特に固定電話を切った人は役所関係とかちょっとした用事や問い合わせ、フリーダイヤル携帯発信不可で固定電話番号宛てに掛けると繋がってから待たされてる間も3分で132円の通話料が掛かってしまい、固定発信約3分9円のなんと15倍のボッタクリになります。
じゃあカケホーダイに入れよと言う話ですが、通話料が月千円以内に収まるなら22円/30秒で使った方がマシなので、キャリアフリーの格安通話サービスで通信費を下げる手段を考えてみましょう!

●050番号付与型IP電話サービス
まずは採用ボツのコースから!?
050番号を付与してもらいモバイルにアプリを入れて使えば携帯から掛けても固定電話発信と同レベルか若干安い料金水準で使えて着信も受けられるサービスですね。
My050もこの中に入りますが、通常は固定費が発生して一番有名なOCNの050plusは月額基本料330円掛かります。
また、サービス縮小の動きがあり基本料無料で使えた楽天系のSmartalkは新規受付を停止中で、基本料110円で使えるオプテージのララコールもmineoかeo光に加入中の自社既存客のみ申込を受け付けている状況。
選択肢が限られ改悪したMy050がまだ一番マシと言った状況では検討に値しない!ボツです!

●プレフィックス型格安通話サービス
「楽天でんわ」が一番有名でピンと来ると思いますが、発信番号の頭に「0037-68-」等のプレフィックス番号を付加するだけで通話料が約半額になる一見怪しいサービスです!?
ザックリ何をやってるかと言えば、自分の携帯から国内の誰かの携帯や固定に掛けるとわざわざ海外のどこかの国に呼を飛ばして往復して着信させることで相手には国際電話が掛かります。
海外事業者と協力して内外価格差を利用することでバカ高い国内宛て携帯発信料金を回避して格安の国際電話料金に変えても利益は上げられます。(多分そんな感じ)

世界一周みたいなことをしているので遅延は多少感じられてもIPは使わず全て音声通話なので音質はさほど劣化せずに自分の携帯番号がしっかり通知されることがプレフィックス系の利点です。
楽天でんわは国内のどこに掛けてもキャリア料金半額の11円/30秒とわかりやすいのですが、知名度では劣りますが安いのは「G-Call」です。
固定宛てに8円/30秒、携帯宛ては8.8円/30秒(非通知でよければ8円コースもあり)なのでキャリアの半額以下です。
但し、国際電話を掛ける場合は「楽天でんわ」が相手国は限定されるものの一律10円/30秒で設定しているので安いです。

●050番号付与なしXX Out系のIP電話サービス
価格だけならこの系統が圧倒しますが、「LINE Out」等の050番号が付与されず着信は不可のIP電話サービスです。
実につまらない(!?)結論から言いますが、この系統では現状「LINE Out」の一択で対抗馬が見つからない。
固定宛てに3円/分、携帯宛てに14円/分で利用でき、プリペイドですがチャージ最低額は120円/180日からあります。
通話料金が一番安いとは言えませんが、固定宛てなら120円でも40分間の通話が可能なので人によっては半年でも使い切れずに残高を無効にすることを考慮するとチャージ最低額は大事な要素。

次点は楽天系の「Viber Out」で携帯宛てが9.8セント/円でLINEより安かったのですが、円安のせいで1ドル143円を分岐点にLINEが逆転して安くなってしまいました・・orz。
また、いつのまにか最低チャージ額を0.99ドルから4.99ドルに変更してしまったようで180日期限ではこの点もLINEに劣ってしまいます。
但し、LINE Outは国際電話が高い安い以前にドイツ・中国・香港等の主要国にも掛けられないので、国際電話目当てならViber Out等の他サービスを選択した方が良いでしょう。

この系統は発信番号通知がされないと思われがちですが誤解でSIM番号で認証すればその携帯番号を通知してくれます。
しかしながら、キャリアが発信者偽装対策という名目もあり非通知扱いにするので携帯着信ではまず発信番号が表示されません。
偽装対策とは言いますが、キャリアにとっては自分達の通話料収入を奪う迷惑サービスなので邪魔をしたいのもあるでしょう。

LINE Outでは固定電話宛てなら認証された携帯番号で通知されますが、国番号の81から始まる番号表示になることが多いので知らない相手なら怪しまれて取ってくれないかも!?
人が目視で取らないのは仕方ないですが、最近は企業や商店が発信非通知だと機械的に呼を受け付けずに通知して掛け直せとメッセージを返して来るケースが非常に増えているので、81からでも何らか通知されていれば機械的な拒絶は潜り抜けるメリットはあるかも知れませんね。

●結論「LINE Out」一本か特に携帯宛ては「G-call」との併用
実につまらない(!?)結論から書きますが、固定費なしの携帯発信で都度通話料を安く使えるサービスの一番手は「LINE Out」です!

しかしながら、携帯宛てに限定して言うと「G-call」の方が勝るかも知れません。
1分14円のLINEに対して8.8円/30秒のG-callは単純計算で17.6円/分なので若干高いのですが、30秒課金の利があり例えば1分20秒話したとすればLINE28円に対してG-call26.4円で下回るケースもあります。
また、LINEでは携帯宛てに番号通知が機能しませんがG-callはしっかり番号通知される上にIP電話より概して通話品質は上回ります。(番号非通知で良ければ8円/30秒もあり)

従い、固定宛てには一応番号通知されるLINE Outで3円/分!
携帯宛てには非通知のLINEよりしっかり通知されるG-callで8.8円/30秒!
(固定宛てでも国番号81なしで正しく番号表示させたい場合は安くないがG-callで8円/30秒!)
で、キャリアの正規料金22円/30秒より半額以下で使うのが現状ではベストという結論です!

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posted by 韋駄天太助 at 13:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月17日

米CPI上振れでNYダウが底打ち上昇ってギャグ?年初来安値の買い戻しが買い手を呼んだだけ!?

先週13日に発表された9月米CPIは8.3%上昇で予想値でも対前月でも悪化して上振れしました。
インフレが全然収まっていないことと若干予想以上の悪化を示したことでFRBのタカ派姿勢継続が意識されてNYダウは場中に年初来安値となる28,660を付けました。

ところがここから小暴騰を演じて終わって見れば3万ドルを回復する30,038で引けました。
CPIが悪化して株価が大上昇って意味が全くわからない・・。

いやあ市場って本当に効率的ですね!?
雇用統計が予想より堅調でCPIが上振れ悪化ではFRBが利上げの手を緩めないと強く連想される環境下で何故株価が上がる?

10月13日のニューヨーク市場ではこんな動きが主流だったのかも知れませんね。
そもそもCPIが「予想値」より悪化すると市場はある程度「予想」して下落に備えていた。
結果判明で初動は当然売りとショート攻めで反応。
9月30日に付けた年初来安値となる28,725近辺をショート筋は一旦の買い戻し目処に設定し、材料関係なく安値拾いする買い手が待ち構えるポイントでもあるので28,660で下げ止まった後は買いの勢いが優勢となる。

ここで反転すると9月30日の年初来安値とプチダブルボトムを形成するので反転を待って押し目買いを入れる層も加わり、機械仕掛けのトレンドフォローも売りから買いに転換して上昇に加速度がつき、デイリーのチャートを見ながらもしかしてトレンド転換と上昇に焦る層も買いで参入して引けは何故か3万ドルを超えてしまった!?

とすれば、材料が何であれ関係ないし誰も底打ち判断した訳ではないということかも知れません。
未来にインフレ鎮静化の明るい兆しが見えた訳でもなく、FRBは11月以降も0.75%の利上げを続けると想定される材料が出た後の不思議な上昇です。

翌日は揺り戻しで再度3万ドルを割り込み403ドル下げて週末は29,634で引けたのも当然かも知れません。
NYダウの9月CPIショック後の場中年初来安値28,660を今後は割り込まないなんて理由はどこにも見当たりませんからね!?
金曜日のNASDAQ総合は▲3.08%の下げで10,321で引けて半値戻し以上に木曜日の上昇を打ち消しています。

売りポジションを持っているショート筋がもういい所まで下げただろうとCPIショックの材料を利確のネタにするだけでも動きは買いを建てるのと同じなので株価を上昇させます。
10月13日のCPIショック急落後に何も底値と判断した訳ではなくポジションを解消してフラットにして仕切り直しただけなのですが、年初来安値というわかり易い水準も相まって小さな動きから徐々に買い戻しが買い手も呼んで不思議な上昇になっただけと見ておいた方が良いのかも知れませんね!?

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posted by 韋駄天太助 at 11:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月10日

10月も軟調相場継続でNYダウもNASDAQも年初来安値更新してズルズル下落となるか?

9月はアノマリー通りの軟調相場となりNYダウも下旬には3万ドルを割り込んで月末には年初来安値となる28,715まで下げました。

10月に入り最初の営業日となった3日に9月米ISM製造業指数が前月と予想より悪化と判明すると、本来は経済の減速を示唆して株価の下落要因になるのですが現況ではFRBのタカ派姿勢が和らぐとの連想で株価は大幅に反転上昇しました。
月初から3営業日連続で上昇して市場のムードが変わったかと思われましたが3日間しか持ちませんでした。

週末の雇用統計は逆に予想より好転したために本来なら株価の上昇要因ですが、現況ではFRBがタカ派姿勢を強固に継続するとの連想でNYダウは2.1%の大幅下落となり29,296で引けました。

NYダウは年初来安値に再度接近したもののまだ割ってはいませんが、NASDAQ総合指数は終値ベースで6月16日に付けた10,646と9月末に更新した年初来安値10,575と10月7日の10,652はほぼ横並びで現状は完全に年初来安値圏のライン上にいます。
アノマリーとしては10月から年末の12月までは米国株が上昇しやすい傾向にあります。

10月はリーマンショックに代表されるような大暴落がたまに起こるので下落しやすい月と思われがちですが、過去の上昇回数は下落を遥かに上回り平均上昇率でもプラスです。
今年の10月は下げるとしてもドッカーン大暴落ではなくズルズルと言ったイメージかも知れませんね。

取り敢えず今週12日のFOMC議事要旨と13日の米9月CPI発表で相場は右往左往しそうですね。
10月の相場トレンドを大きく左右するかも知れませんね。

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posted by 韋駄天太助 at 22:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月03日

東証上場のグローバルX NASDAQ100・カバード・コールETFって本家がアノQYLD日本版投入!?

9月30日にGlobal X Japanが以下のインカム型ETF3銘柄を東証に新規上場しました!

グローバルX ロジスティクス・REIT ETF(銘柄コード:2864)
グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(銘柄コード:2865)
グローバルX 米国優先証券 ETF(銘柄コード:2866)

ふーん、名前が長いし興味ないなとスルーしようとしたところ、「グローバルX」「NASDAQ100」「カバード・コール」というワードが引っ掛かりました。
これってまさかアノQYLDじゃないのか?と調べてみると、
「原則として、米国に上場しているETF(Global X Nasdaq 100 Covered Call ETF)への投資を通じて、実質的にNASDAQ100指数を対象とするカバード・コール戦略のポジションを構築します。」

そうです!この長ったらしい名前の米国ETFこそGlobal X社本家のティッカー「QYLD」です!
QYLDは本邦投資家の一部にも大変人気のある米国ETFですが、ザックリ言うとNASDAQ100指数の値上がり益を放棄する代わりにその利益を毎月分配の配当金として受け取ることが出来ます。
ザックリ言えば、値上がり益を分配金に変える仕組みにカバードコール戦略のオプション取引を使っている訳ですが、これが大当たりして人気ETFになりました。

QYLDの12カ月利回りが17.3%、直近の分配利回りでも12.7%と非常に高いですね。
一方、ETFの基準価額としては過去5年の年率リターンが5.4%とNASDAQ100のパフォーマンスとしては低いですね。
QQQは過去5年の年率リターンが15%程度あるので、QYLDは年率10%程度の値上がり益を放棄した代わりにオプションを使って毎月分配の原資にして来た訳です。

QYLDの経費率が0.60%に対して、日本版QYLDの2865は信託報酬0.6275%(税込)です。
2865の投資対象はQYLDなので、この信託報酬にQYLD経費率を含むのであれば本家米国ETFと同程度のコストと非常に低廉であり、含まないとすれば実質信託報酬率は1.2%程度になると思いますが、ざっと調べたところではどちらかわかりませんでした。

個人的には値上がり含み益を課税される分配金に変えようなんて気は更々なく単なる興味だけでQYLDにも2865にも投資する気は全くないので、興味のある方は掘り下げて調べてください。

でも、Global X Japanは長ったらしくイメージしづらいETFのネーミングをもう少し考えても良かったのでは?
日本ではティッカーQYLDの知名度があるので、2865をわかりやすく「QYLD Japan」ETFとかにすれば食いつきも良いと思いますけどね。

相場が好調な時はこのようなETFが登場するのは天井サインになりますが、現状のNASDAQ指数は年初来安値圏ですね。
このタイミングでNASDAQ100?しかも毎月分配って原資がないやん?と誰もQYLD日本版である2865に見向きもしなければ底サインとなるかも知れませんね!?
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posted by 韋駄天太助 at 11:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする