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2022年11月28日

NISA制度の恒久化と非課税期間の無期限化はほぼ決定も「つみたて」と「一般」は併存!?

政府が25日「資産所得倍増プラン」を取り纏めました。

岸田総理が25日「新しい資本主義」実現会議の分科会で
「@一般NISAとつみたてNISAの双方の恒久化を実施する。
 A金融商品から得た利益が非課税となる期間を無期限化する」
と表明したので、この2点は決定事項でほぼほぼ間違いないでしょう。

非課税期間の無期限化はプランの肝であったわけですが、総理が「一般」と「つみたて」を並列で双方の恒久化に言及したことは少しサプライズになるかも知れません。
金融庁が8月31日に取り纏めた「税制改正要望項目」では、あくまで「つみたてNISA」を核としつつ「一般NISA」は「成長投資枠」として機能を引き継ぐもののNISA制度は一本化した上で非課税期間を恒久化するというものでした。

金融庁の要望自体も曖昧ではあるのですが、岸田総理の発言は「一般」と「つみたて」を今後も存続させて統合はせずに双方を恒久化するというニュアンスを含んでいる可能性があります。
(が、よく理解してないとか現状ではわかりやすい説明ということで統合に言及せず「双方」と言っただけという可能性もあります。)

年間投資枠の引き上げ額については言及されていませんが、富裕層に恩恵が偏らないようNISAで生涯に投資できる額には上限枠を設ける方針だそうです。
シンプルにやるなら「一般」と「つみたて」をこれまで通り併存させて、各々の年間投資枠上限に設定されている120万円と40万円を引き上げた上で、生涯投資枠の上限を設定する。(1千万円じゃ拡充にならないから2千万円程度?)

或いは、「一般」と「つみたて」の選択制をやめて「双方」の枠を全てのNISA利用者に与えた上で生涯投資枠を設けるのかも知れません。
(金融庁要望は統合でもこちらに近いが、岸田発言に「つみたて」をコアや優遇というニュアンスはない)

「新しい資本主義」実現会議が本日28日に開かれ資産所得倍増プラン等を正式に決定することになっていますが、基本方針だけでこれ以上の情報が明らかになるかは不明です。
与党の税制調査会との協議を経て12月にまとめる来年度の税制改正大綱に反映させることになっているので、肝心の年間や生涯の投資枠上限額はまだまだ議論の俎上にあり具体的な金額はすぐには出て来ないでしょう。

NISA制度拡充の全体的な方針や方向性は悪くなさそうですが、今後の議論も見守りましょう。

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posted by 韋駄天太助 at 11:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月21日

条件付きだが楽天カードから楽天キャッシュにチャージで投信積立1.5%還元の方法!?

以前にこのようなエントリーを書いたのですが、
「投信積立の楽天キャッシュ決済で1%還元にする方法!?某ドラッグストアで楽天ギフトカードを買うだけ?」
http://financial-free-fx.seesaa.net/article/489895848.html
もっと簡単に1.5%還元を得る方法を発見(!?)したので黙っておきたいところですが静かに紹介しておきます。

但し、条件付きでいつまで可能であるかも不明です!
楽天e-NAVIでクレカのキャンペーン情報を見ていたところコレが目に留まりました。
「【楽天カード JCB限定】5と0のつく日は街でのご利用分がもれなくポイント2倍」

街での利用キャンペーンってよく見るけど基本楽天カードを外で使わなくても一応エントリーだけしておこうかなと内容を読むとなんと驚愕の事実が!
※楽天カード JCBからの楽天Edy・楽天キャッシュへのチャージ分、楽天ペイでのお支払いで楽天カード JCBをご利用の場合も対象となります。
(楽天Edy、楽天キャッシュへのチャージ分に対する本企画の特典ポイントはチャージ金額の1%分となります。)」

「街での利用」と言いながら楽天カードJCBから楽天キャッシュへのチャージでも1%還元対象と明記されています!
楽天キャッシュへのチャージが0.5%還元(通常ポイント)なので1%還元(期間限定ポイント)と合わせて簡単に1.5%還元となるはずです。

もう何が条件かわかりましたね?
@楽天カードの中でもJCB限定であること
Aあくまでキャンペーンなのでいつ終了されても文句は言えない
但し、「毎月開催」と記載されているので一回限りではなくしばらく続くキャンペーンだとは思います。
いつからやっていたかは知りませんが、私が気付いたのは今月であり、この内容ではタイトルだけで気に留めずスルーしていた可能性もありますが、始まったのはそんなに昔ではないとは思います。

更には楽天カードは人によって利用状況を元に案内するキャンペーン内容や条件を変えることがあるのでJCBホルダー全員に案内されているかも不明です。
しかしながら、JCBとの協賛で実現して毎月開催予定のキャンペーンであることから対象者限定ではないと思われます。
JCBホルダー以外の人はこれらを勘案して楽天カードでは異なるブランドで二枚持つことが可能なので、JCBブランドをこのキャンペーンの為だけに申し込むことも一考の価値があるかも知れません。

キャンペーン期間は月単位で設定され毎月エントリーが必要ですが、5と0の付く日は月に6日あって特典上限は500ポイント(期間限定)に設定されています。
よって、積立還元の上限でもある5万円分を毎月楽天キャッシュにチャージすれば上限に達します。(ので街では使わないこと!?)

楽天カードから楽天キャッシュへのチャージは楽天payアプリから簡単に行えるので、5と0の付く日を選んで月5万円チャージすればいいだけです。
但し、初回は設定が必要で当初のチャージには1日あたりの制限が掛かる場合があるらしいので少額で少しずつ試すのが良いようです。
(私の場合は初回に1万円ずつチャージしたら1日で5回受け付けられて完了できましたが機械判定は楽天次第なので誰もが可能なのかは不明)

5万円のチャージでこのキャンペーンと関係なく貰える250ポイント(通常)とキャンペーン特典500ポイント(期間限定)の計750ポイントで還元率は1.5%になるはずです。
但し、1%分は期間1カ月強で消えるポイントなので人によってはウエルシアのTポイント1%分の方を選択するかも知れませんね。

私はこのJCB街利用キャンペーンが続く限りは街のドラッグストアで使う必要もなくスマホのアプリでチャージするだけで手間なくラクラク計1.5%還元を選択します!
キャンペーン条件に楽天キャッシュへのチャージも対象と明記して向こうからウェルカムしてるので裏技でも穴を突いている訳でもありませんが、末永く条件変更なくこのキャンペーンが続くように騒がず静かにやりましょうね!?
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posted by 韋駄天太助 at 11:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月13日

【祝】インドSENSEX指数が史上最高値を更新!まだダブルトップ形成中だけど!?

株式市場に逆風が吹き荒れる2022年の現在でなんと史上最高値を更新した国があります!

インドのSENSEX指数が先週金曜日に1.95%上昇し61,795で引けて高値更新しました。
このご時世にインド株価指数は現在進行形で史上最高値を更新中です!
と嘘は書いてないのですが、ちょっとゴマカシが入ってます!?

終値ベースでは21年10月18日の前回高値61,765をわずかに上回って更新しました!
但し、21年10月19日に付けた場中最高値62,245はまだ越えられていません。
ということで、1年1カ月前の高値と横並びでダブルトップを形成中でここからどちらに向かうかが重要です。

因みに円ベースのNEXT FUNDSインド株式指数・Nifty50連動ETF(1678)で見てみると21年10月15日に異常値っぽい跳ね方をして付けた終値(かつ高値)279を22年11月8日の終値294.7で5.6%上回り明確に上抜けて最高値を更新しています。
インドルピーもドルに対して安くなっているものの、それ以上に円安が進行した影響が一番大きい要因と推測されます。

インドはコロナ禍の影響が大きかったのですが落ち着いて経済は比較的堅調であり、ADBの7月時点見通しではGDP成長率が22年6.5%、23年7.1%と拡大していく予想になっています。
インフレ率は新興国なので高めですが欧米ほど酷くはなく5%-8%での推移予想となっていることも株式市場を支える一因。

大局的には2023年中にインドが中国の人口を抜いて世界一の人口大国になると予想されています。
IMFの見通しでは名目GDPランキングでインドが22年に英国を抜いて世界5位に、25年にドイツを抜いて世界4位に、27年に日本を抜いて世界3位に躍り出ると先進国ごぼう抜きが予想されています!
米中対立の陰に隠れながら2020年代はインドの時代となるかも知れませんね!?

米国株がここまで下げている年に新興国株が抗って上昇するのは難しかったのですが、時代が変わったのか、それ程インドへの期待が大きいのか、まあ両方でしょうね。
ETFにしろ投信にしろインド株式市場への投資コストがもう少し下がって来ると良いのですが、米国ETFでも高いので引き下げは難しい面があるのでしょうね。
インド株式の右肩上がりが続いて人気が出れば(新興国の中では既にトップクラスの人気だとは思いますが)新規のETFや投信参入で競争により今後コストが下がることも期待したいですね。

取り敢えずダブルトップ形成段階で上に突き抜けて行くか、天井を作った後に下山して降って行くかに注目です!
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posted by 韋駄天太助 at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月07日

米国株はまた都合良い雇用統計解釈で勝手に上昇?でも今やCPIの方が重要指標!

先週金曜日のNYダウは雇用統計を受けて1.26%の上昇で引けました。
しかし、場中の動きは結構激しく32,600まで上昇した後にズルズル下げて32,000を挟んで横這い後に引けにかけて再度上昇して32,403で引けるという展開でした。

雇用統計の強弱入り混じる結果を受けて解釈に違いが生じて最終的に買い手の勢いが上回ったというような解説がされていますが、単純に32,000ドル割れを待っていた押し目買い勢が多かっただけのような気もします。
(その背中を押したのは「強すぎない」雇用統計の結果とは言えます。)

結果として、12月の雇用統計では0.75%ではなく0.5%利上げに留まるという見方が優勢になったようです。(何度外しても懲りない!?)

しかしながら、今や雇用統計よりも相場に影響が大きいCPI発表(10月実績)が今週10日に待っています。
更には今週8日に米中間選挙の投票日も迎えます。

先月NYダウが底を打ったのもCPI結果を受けた10月13日でした、
CPI上振れにも関わらず29,000ドルで底を打って反転した後は11月2日の場中に33,000ドルを上回るまでほぼ右肩上がりの上昇を続けました。

今週は10月のCPI結果を受けて市場はどう反応するのでしょうか?
悪化なら12月の075%利上げが意識され下落、好転なら12月の0.5%利上げが意識され上昇
と単純に反応するかも最近の動きからは読めずに解釈や思惑も入り混じって初動とは大きく逆方向に向かっていくことも多いですからね。

その後も12月2日の雇用統計に向けて思惑が交錯しそうで、今年は年末までのラリーを描きにくい環境ではありますね。

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posted by 韋駄天太助 at 11:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする