設定日は3月31日で当初の販売会社はSBI証券と楽天証券のみとなっています。
ニッセイが流行に乗ったとも言えない今更感で他社に大幅遅れでナスダックのインデックス投信を出して来るなら低コストでは当然No.1なんだろうな?という期待を裏切りませんでした!
その驚きの信託報酬はなんと年率0.2035%(税抜0.185%)です!
そもそも長らく邪道扱いされて来たNASDAQ指数に連動するインデックスファンドが注目を集め始めたのは最近であり、2018年に信託報酬0.5%で設定された大和アセットの「FreeNEXT NASDAQ100インデックス」が火付け役と言って良いでしょう。
(レバナスの方が大注目されてしまい地味な存在になってしまいましたが・・。)
その後に日興が0.48%で三菱UFJ国際が「eMAXIS」シリーズとして0.44%で続きましたが、これまでの最安は21年に設定されたPayPay投信の0.42%だと思います。
ニッセイはPayPay投信の半額以下という圧倒的な低コストで投入しました!
PayPay投信は知名度や実績の浅さによる信頼面で純資産額は伸びていませんが、大和・日興・三菱にとってニッセイの半額以下での参入はおそらく脅威であり追随値下げも検討されるかも知れませんね。
東証上場のETF最安値が「iFreeETF NASDAQ100(為替ヘッジなし)」(2840)の信託報酬0.22%(税抜0.2%)なのでニッセイ投信の方が下回っています!
というより、明らかに国内のETFも含めて最安値を狙って設定して来ましたね。
このETFが登場した時に本家米国のNASDAQ100連動ETFとして有名過ぎる「QQQ」の経費率が0.2%なので、最早割高な売買手数料や為替コストを負担してまで米国ETFにこだわるのは疑問と書いた覚えがあります。
それ程ここ数年という短期間で日本国内でNASDAQ指数への投資コストは米国と変わらないレベルに一気に下がりました。
その中で最後尾からニッセイが投信で税込年率0.2035%を投入して来た訳ですから最早本家ETFのQQQとも対抗する勢いです!
2024年の新NISA制度開始に向けてまだまだこれから各社がパイの拡大を目指して新商品投入や既存商品の値下げを仕掛けて健全な競争が起こることを期待します。
老舗インデックスファンドシリーズを持つニッセイがNASDAQ100連動ファンドを本気の最安値で投入して来たことを高く評価します!
