2024年01月26日

ニッセイ・Sは残念な展開を見せるもS米国株式500インデックスファンドには可能性あり!

ニッセイアセットは昨年11月に信託報酬税込0.05775%で似非的S&P500指数の「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」を投入して注目されましたが、その後の商品展開は残念な方向性となりました。

昨年内に外国株連動を次弾として出すと日経で報じられましたが、12月に投入されたのは信託報酬税込0.11%の「ニッセイ・S米国連続増配株式インデックスファンド」でした。
このファンド自体に文句がある訳ではなく出すのは結構なのですが、第一弾の内容から<購入・換金手数料なしシリーズ>の中に超低コストファンドのミニシリーズを「S」として展開するのではないかという期待は脆くも崩れ去りました。

約束してないしお前が勝手に妄想しただけと言われればそうなのですが、この展開で明らかになったことは既存の<購入・換金手数料なしシリーズ>と競合するような低コスト版のファンドを「S」として出すつもりはないということ。
例えば、シリーズの顔であり純資産6千億円越えで信託報酬0.09889%の「ニッセイ外国株式インデックスファンド」があるのに信託報酬0.5%台で似非コクサイ指数連動を「S」で加えて自社内で顧客が移動して利益を減らすようなサービスはしないということ!?

ニッセイによれば、「S」には「Smart」「Selected」「Solactive社」などの意味や思いが込められているそうですが、今後の投入商品も既存シリーズの邪魔をせず隙間を埋める「Selected」なニッチ分野がメインになるのではないでしょうか?
先進国株ファンドを顔にして資金も集まっていたニッセイは米国株ファンドの投入が他社より大幅に遅れました。

昨年11月時点でeMAXIS Slim等と同じコストでS&P500連動を出したところで全く売れないことは予想できたし、ニッセイにとって邪魔される既存の米国株ファンドもないので思い切って信託報酬0.5%台でライセンスフィーも抑えて「S」ファンドを出すという奇策(!?)に打って出たと思います。
よって、これ以上のインパクトを与える「S」ファンドが今後投入されることは考えにくいと思います。

ちょっと残念な展開ではあるのですが、S米国株式500にはまだまだ充分な可能性があると思います。
純資産はまだ13億円ですが、現時点でSBI証券の積立設定件数(月間)で20位、積立設定金額(月間)で15位に位置しています!

まだパフォーマンスを比較できる段階にはありませんが、一ヵ月騰落率ではSlim米国の6.53%に対して6.52%で差異は誤差に過ぎません。
対象指数に騰落率の差が生じないと仮定すれば、年間騰落率は信託報酬差でニッセイSが0.04%強確実に上回るものの、新設ファンドでその他費用が嵩みがち、かつ巨艦ファンドのSlimのように規模の経済が働かずに信託報酬以外でコスト差が0.04%以上生じるか否かが両者のパフォーマンス優劣を左右するかと。

「S」ファンドではありませんが、ニッセイが昨年3月に設定したNASDAQ100ファンドはNISAつみたて枠非対象にも関わらずSBI証券の積立設定件数(月間)でなんと第1位です(笑)。
同時期設定のニッチなSOX指数ファンドでさえ積立設定件数(月間)で第11位です(笑)。

NASDAQ100は似非指数ではないのに信託報酬が最安レベルであり、エヌビディアが牽引するSOX指数は時流に乗って人気化している面もあると思いますが、ニッセイS米国株と共通しているのはニッセイらしい圧倒的な低コストで投入されたファンドであること。
SOX指数ファンドなんて私の印象では昨年全然売れてないし注目もされていませんでしたが、積立件数11位とか驚きです。
この人気とニッセイが築いてきた<購入・換金手数料なしシリーズ>の信頼とブランドも無関係ではないはず。

やっぱりファンドが認知されて手を出すようになるまで1年程度は掛かるので、S米国株式500もしっかり運用してS&P500ファンドから乗り換えても大丈夫、少なくとも少しはアロケーションしてみようかと思わせるまで地道に頑張るしかありません。
何と言っても、販売会社信託報酬分が還元される証券会社なら実質の信託報酬が年間0.039%程度まで下がる圧倒的な低コストファンド!

このファンドが支持されれば、ニッセイが「S」を自社既存との競合上等で超低コストファンドシリーズ化路線に舵を切るかも知れないし、他社が二匹目のどじょう狙いで似非メジャー指数のライセンスフィーを抑えたファンドを投入して来てもう一段の低コスト化競争が起こるかも知れませんね。
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posted by 韋駄天太助 at 15:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月19日

ブラジルETFが高配当吐き出しで困るのでどこかインデックスのブラジル株投信を組成して!?

高配当好きのために東証ETFの隠れ高分配利回り銘柄を特別にコッソリ教えましょう!

ずばり「NEXT FUNDS ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信(1325)」です!?
東証マネ部によると、分配金利回り実績では東証ETFの中で5位となる7.08%です!

その上位にはカバードコールやVIX先物等が並ぶので、株価指数連動で7%を越える分配金利回りはライバルが見当たりません。
でも、高配当狙いでブラジルETFを買いましょうという煽りもあまり見ませんね。
配当狙いならJTよりブラジルETFの方が断然高利回りとかいう煽りもない!?

ネックが大きく2つあると思います。
1つは新興国とは言えど信託報酬税込1.045%が高めであること。(配当狙いだけではなく譲渡益狙いでもネックではあるが)
2つ目は高配当の継続性に疑問符が付くこと。

このETFは2008年の上場以来2021年まで一度も分配金を出しませんでした。
ところが、2022年からいきなり高分配ETFに変身して2年連続で7−8%の高利回り分配金を吐き出しました。

私はこのETFで分配金は発生しないものと捉えていたので、いきなり7%もの分配金を勝手に出されても迷惑なんですよ!?
と貰っておいて贅沢を言ってはいけませんが、年間の分配・配当金総額を一定の範囲に収めたいと思っているのにブラジルETFの高分配が全てぶち壊してくれる!

詳細を調べた訳ではありませんが、ボベスパ指数連動の東証ETFとは対象指数が異なるものの同じくブラジル株価に連動する米国ETFのEWZも2021年辺りから急激に分配金が増えたので、ETF側の要因ではなく対象ブラジル企業が近年急激に配当を増やしたことが高分配ETF化の要因と思われます。

1325ETFは高分配のみならず2023年の年間騰落率も+40.3%の好成績でした。
ボベスパ指数の同期間騰落率は+22.3%なので、指数を18%上回った要因の多くはドルに対する円安とドルに対するブラジルレアル高によるダブルの為替好影響と推測されます。
年間で値上がり40%で分配7%の計47%の利益なら信託報酬1%も安いものですけどね!?

今の日本の環境ではブラジル株指数に低コストで投資する手段は限られます。
高コストのアクティブファンドを除けば、この東証ETFか米国ETFのEWZ(経費率0.59%)の二択でしょう。
実はインデックス型投信の「ピクテ・インデックス・ファンド・シリーズ − ブラジル株」がありましたが信託報酬は税込0.968%でETFと然程変わらず、何よりも信託財産留保額を購入時と売却時の往復で0.6%x2を徴収するという代物だったので昨年11月時点でも純資産額は5億円程度しかなく今年の1月15日にヒッソリと償還されました。

日本におけるインデックス型ブラジル投信・ETFは競争相手が少なく高コストなので投信組成で本邦投資家の需要を取り込むチャンスです!
インド程の需要はないと思いますが、新興国の中では大きいブラジルです。
継続するかわからないがインデックス指数のレベルではない高配当もアピールになります!

配当分を分配せずに含んで欲しいのでEWZには劣っても0.6-0.7%の信託報酬で投信組成してくれれば1325ETFから乗り換えたいんですけどね。(高分配のキャッシュとかほんと迷惑!?)

EWZを買うだけファンドでもいいので、配当金をファンド内で再投資して分配しないで欲しい!
ということで、長期のチャリンチャリン高分配狙いとして1325ETFを買うなら継続性にはやはり疑問です。
それはボベスパ指数主要銘柄が高配当を今後も継続するか否かに掛かっています。

基本はキャピタルゲイン狙いで高配当は続けばラッキー程度に考えておいた方が良いでしょう。
2年間で計15%程度の分配はデカいし有難いんですが、想定外に突然そのキャッシュを振り込まれても困るんだって!?

どこかがEWZ並みに低コストのブラジル投信を組成して配当は含みにして下さい!
グローバルサウス投信を組成したSBIアセットか、先進的個性的な指数着目でヒット量産のiFreeNextシリーズを持つ大和アセット辺りに期待したいんですけどね。どこか頼みます!
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posted by 韋駄天太助 at 15:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月12日

今更ながらSBI証券積立用に三井住友カードを取得!NISAつみたて枠はこれ1本で終わり?

他証券ではクレカ積立も使っていましたが、SBI証券では一般NISAを選択して積立を行っていなかったし、新NISAが始まってもクレカは不要かなと考えていました。

私が取得するなら平カードなのでSBI証券指定の三井住友カードは0.5%還元。
月に5万円積み立てても還元は月にたった250円相当の話で年間でも3000円。
普段使いでも基本0.5%還元なのでクレカ積立以外に用はなく、月250円のためにわざわざクレカ一枚増やすのも面倒だし要らないかなと考えていました。

クレカ積立カード決済上限額の月10万円への引上げが検討されていることは知っていましたが、各ネット証券は基本持ち出しのサービスとして0.5-1.1%のポイントを付与しているのであり、10万円に引き上げられても同じ還元条件なら証券会社の負担が重くなり改悪なしには維持できないだろうと見ていました。
5万円でも楽天証券は楽天カード1%還元の負担に耐えられず改悪した前例もあります。

ところが、SBI証券は昨年12月15日のプレスリリースで
「当社は関連法令改正があり次第、クレジットカードでの投資信託の購入上限額を現在の5 万円から10万円に引き上げることを検討しています」とコメントしました。

もちろん還元率を変更しないとは一言も言っていない訳ですが、そもそも他社よりも低めの0.5%還元を更に下げることはないだろうと予想しました。
還元率変更なく上限10万円に引き上げられた場合には月500Vポイント還元、年間6,000Vポイント還元、NISAつみたて枠で上限を5年間継続した場合には30,000Vポイント還元になります。
これなら取得しても良いかなと思い、クレカの枚数をまた増やすことは気が進まなかったのですが、スタンダードの三井住友カード(NL)を申し込むことにしました。

最短10秒の即時発行を選択して申し込むと申込完了とカード発行連絡のメールが同時に届き審査に1秒も掛かってないやん!
人は介在してないし不可能な技です。
クレヒスだけは何十年遡られても一度の支払い遅れもなく完璧ですけどね。

さて、0.5%還元でもバカにできないことを別の観点から検証してみましょう。
私がNISAつみたて枠で投資対象予定の「eMAXIS Slim全世界(除く日本)」の信託報酬は税込0.05775%です。
SBI証券ではこの投信の保有に対して年間0.0175%分が毎月還元されるので実質信託報酬は年間0.04025%まで下がります。
これにカード積立時の還元0.5%が加わる訳なので、12.4年分の信託報酬がチャラになります。

ザックリ言い換えると、SBI証券クレカ積立と投信マイレージにより12年間は信託報酬実質0円で保有出来て13年目の途中から掛かる信託報酬も実質0.04%の超低コスト運用となります!
(実際は別枠でその他経費が掛かることには注意。)

カード取得が1月積み立て分には間に合っていないので、取り敢えず2月以降で月5万円のカード積立を設定しました。
SBI証券がカード積立上限額を10万円に引き上げた場合には、還元率の低下がない限り速やかに毎月の積立額を10万円に変更します。
遅くとも来年には上限引き上げが為されていると思うので、つみたて年間120万円枠はクレカ分だけで埋めていくことになるでしょう。
今年途中に引き上げられた場合には埋め切れないので不足分は(現金積立分の)ボーナス設定で補うことになると思います。

昨年末につみたて枠の潰し方を色々書きましたが、私自身はカード積立の拡大規定路線もあって素直に毎月10万円積み立てで埋めていくことになりそうです。
(同時に何かを10万円程度売っていくことはあるかも知れないけど)

まあ、つみたて枠をカード積立だけで使い切れれば成長投資枠だけ埋めることを考えれば良いので、なるべく早くカード上限10万円への拡大と還元率低下のないことを願うだけです。
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posted by 韋駄天太助 at 16:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月05日

世界的な選挙イヤーとなる2024年!台湾に始まり大トリ米国トランプに続く選挙ドミノは波乱含み?

2024年が始まりましたが、今年は世界的に歴史的な選挙イヤーとなるようです。
対象国数と人口は伝えるメディアによってバラバラなのですが、数の多かった日経によると70カ国以上で選挙が行われ、世界で30億人を越す有権者が投票用紙を手にするようです。

2024年は世界の民主主義が試される年、世界の政治体制がリフレッシュされる年、世界の秩序が塗り替えられる重要年と言えるかも知れません。
大きなところでは、1月には早くも米中関係に影響を及ぼす台湾の総統選、2月にインドネシア大統領選、3月にはプーチン確実視のロシア大統領選、4月韓国総選挙、4月-5月にインド総選挙、6月に欧州議会選挙とメキシコ大統領選など。

この他にもイギリスのスナク首相が24年後半の総選挙を想定と発言し、日本も解散総選挙が行われるかも知れませんね。
そして、各国の選挙結果を受けた後に行われる11月の米大統領選。

こういう年はトレントが世界に伝染していき大きなうねりを生む可能性がありますね。
例えば、世界的に右傾化のトレンドと選挙結果が相次ぎ、米大統領選でもトランプを再度担ぎ出す機運が醸成されるとか。(サプライズでも何でもないが)

米大統領選の年は株高になるというアノマリーが強く信じられているようですが、実際はそうでもありません。
ニッセイアセットによれば、1956年から2019年までのデータで選挙年のNYダウ騰落率は+5.1%で別に全然高くありません!
選挙翌年は+7.0%でもう少し上がりますが、これも今までのNYダウなら凡庸な騰落率でしょう。

実は選挙前年が際立って+16.0%と高く、2023年のNYダウ騰落率約+14%もアノマリーを裏切っていません。
S&P500は昨年約+24%上昇しており、今年も大統領選があるから引き続き大きく上がるとか実は過去の統計データが否定しています。

米国のCPIや金融政策も気になりますが、2024年は相場を動かす政治ネタも一年中尽きないかも知れず、トップバッターを務めるのが米中の狭間にある台湾でトリを務めるのが劇場再演のトランプが掻き回す米大統領選というのも波乱なき一年を想像する方が無理という感じですね。
2024年は相場を見守るなら世界の民主主義も見守るべき一年になりそうですね。

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posted by 韋駄天太助 at 16:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする