2008年07月11日

スワップ派の常識を疑え!(3):何故に適正レバレッジは3倍?


シリーズ第3弾です。
(過去記事は[FX]のカテゴリーで参照下さい。)

スワップ運用でレバレッジを何倍にするかは皆さん悩むところだと思います。

レバレッジを上げれば利回りは上がるが、元手を失うリスクも増える。
安全を考えるならレバレッジは低いほど良いが、1倍では外債投資と変わらず勿体無い。
そこで、利回りも良くてまあ安全だろうと強く信じられている適性レバレッジが3倍です。

私は素直でないので、何故2.7倍でも3.3倍でもなく3倍が適正レバレッジなのかと疑問を持ちます。

レバレッジを2倍・3倍・4倍のどれにするかと考えるのはあまりにもアバウトである。

そう、適正レバレッジ3倍はとてもアバウトなのだ。


10年いや何十年に1度の危機を回避するためだけにレバ2倍は勿体無いし、レバ4倍はほったらかし運用するには危険だろう。
だから、レバ3倍程度が標準であろう。

これなら、私も賛成です。

(基本的にこのシリーズは否定するために書いていません。疑おう!考えよう!との問い掛けです。)


問題は、レバ3倍という固定観念を強く持ってしまい、とにかくレバ3ピッタリになるようにポジションを調整してしまうことです。


ここで、皆さんに2つ質問をします。

@あなたは自分のポジションのレバレッジが今何倍であるか即答できますか?

Aあなたは自分のポジションが今いくらまで暴落したら退場となるか即答できますか?


おそらく@は答えられてもAは答えられない人が意外に多いのではないでしょうか?
重要なのは@よりAです。

(そういう私も外貨同士ペアは答えられません。)


当たり前の話ですが、南アランド
/円で

@レバ3倍で    A強制決済9.0円 よりも

@レバ100倍で A強制決済8.5   の方が

安全ですね。
(理論上の話であり現実にこのようなポジションは取れませんが)


極論を言えば、レバレッジは何倍であっても関係なく、取引額(枚数)と退場レートを管理すれば良いのです。


南アランド
/円を昨年の高値でポジションを持っていればレバ3でも退場になったとよく言われます。
見事に高値で全ポジを建てる人は少ないと思いますが、それでもそれに近い恐怖は感じたことと思います。


レバ3は安心放置の基準ではありません。それならやっぱりレバ2でしょう。


私の場合、単純に取引額を証拠金+累積スワップで割るとレバレッジは約6倍になります。

でも、逆指値を入れていないポジションだけを全証拠金で割るとレバレッジは約2倍です。
高レバですが証拠金を失うようなリスクは取っていません。


繰り返しますが、適正レバレッジ3倍を否定しているのではなく、あくまで目安であり、それに捕らわれ過ぎず、


●強制決済がいくらなのか?

●それが月足・週足チャートでどこに位置しているのか?

●それは安全か?


を考えることが重要だと思います。


レバレッジが低いため退場を免れるのではなく、退場レートの設定が低いため退場を免れるからです
(!?)

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タグ:FX
posted by 韋駄天太助 at 11:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こんにちは。連日、暑いですね。私は東北にいますが空梅雨気味なので秋の収穫が心配です(^_^;)

 本日のお題「レバ3の呪縛」。本当、考えてみれば根拠って希薄なんですね。おそらくは、USDJRYを105円で1枚保有、証拠金30%割れで強制決済になるとして、変動相場制移行後の最安値(95年の79円)に耐える(つまり26円の下落をしのぐ)とすると、ちょうどレバ3だと24.50円の下落をしのげるので、という辺りにあるのではないですかね。厳密には26円下落だと、この場合レバ2.827ですが四捨五入でレバ3(+_+)

 私の場合、ボラティリティを気にしながら、スワップ集団はレバ1〜3、スイングトレード集団はレバ3〜30ぐらいでやってます(30倍の時は、自分で決めたルールが、すべてクリアされたテッパンの時だけです)

 太助さんが仰るように「レバ3だから安心」ということはないと思います。せいぜい「今、渡っている吊り橋の幅が3メートルあるよ。このぐらいなら、たいていの人は落ちないでしょ」というぐらいで、レバ1だって吊り橋を渡っているリスクを犯していることには変わりないのですものね。

 低レバのスワップ派は幅広の吊り橋をゆっくり渡る人、高レバのスキャル派は縄しかない吊り橋を全速力で渡ることができる人、そのぐらいの違いでしょうか。危ないのは、他力本願で体重移動(資金量とポジションの取り方、取引ルール)や天候(ファンダメンタル)、橋の揺れ具合(テクニカル)などをまったく気にせず、「誰かが言ってるから」と盲目的に進んでいくことだ、と私は思ってます。



 まったくの余談ですが、一昨日、アメリカ人の知り合いにスワップ狙いのFX運用の話をしたら「インクレディブル!!」と驚かれました。スワップで儲けるというのは、日本の政策金利が極めて低いからこそできる業なんだと、あらためて痛感しました(^_^;)

 
Posted by 虎穴 at 2008年07月12日 00:03
虎穴さん

勉強になりました。そのままコピペして次回の記事にしようかと思った程です。(笑)

そうですね、リスクには2つあって@元手を失って退場する最悪のリスクとA為替差損が大きすぎてスワップで埋められないリスクがありますね。
レバ1でもAのリスクは全く軽減されませんね。

吊り橋の例えはとてもわかり易いです。

アメリカ人にはサプライズでしたか。
でもスワップ運用を否定することは外債投資を否定することと同じだと認識しています。

寧ろ手数料・利率・24時間取引を考えればFXの方が有利であり、かつレバレッジを掛けられる有利な金融商品だとの考えは私の中では全く揺らがないのですが・・!?
Posted by 太助 at 2008年07月12日 22:11

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