2008年09月10日

スワップ派の常識を疑え!(4-2):スワップで一生暮らすって正気?

タイトルを昨日と一文字だけ変えてみました。(お前はアンチスワップ派か?)

スワップで一生暮らせない理由として、退場になる・為替損で大損を喰らうという当然の理由はここでは触れません。
退場になるかは個人の管理の問題であり、為替損も10年単位で見ればスワップが補って余りあると考えます。(金利差大幅縮小がないと仮定した場合)

[日本の政策金利大幅引き上げの可能性]
これは誰でも考えることだと思いますが、引き下げの余地は0.5%しかないが、引き上げの余地はいくらでもあります。

日本の政策金利が5年後5%、10年後10%になっている可能性がないと断言できる人がいるでしょうか?

5%になれば円を売って金利差で稼ぐ方法は成り立たないでしょう。

こういうツッコミがあることは想定内ですよ。
低金利は円だけではないし、今ならCHF・USDがあり今後もどこかが低金利になるよ。それに5%になってもトルコリラ・南アランドなら充分金利差が取れるから大丈夫じゃないの?

甘い!

[長期では世界の金利差は縮小する]
ざっくり言えば、先進国=低金利、新興国=高金利が成り立っています。

20世紀と異なるのはトルコも南アも発展途上国ではなく新興国であり先進国に追いつこうとしている点です。

長期的には金利が5%未満になってもおかしくないし、それを目指しているでしょう。

トルコのユーロ加盟が実現し通貨ユーロも導入すれば、金利16%が4%になる訳だし、それに耐えうる経済体制に変えていく必要があります。

世界的な経済格差の縮小は金利差の縮小も意味する訳で、金利差で10%以上の差は今後生じにくくなると考えるべきでしょう。

[長期では世界の通貨は経済圏で統合される]
現在はっきりわかっていることはユーロ加盟国が増えてユーロ通貨圏が拡大していくことですが、超長期では国ごとに独自の通貨を使う方がレアケースとなるかも知れません。

ユーロ誕生により通貨の選択肢は減ってしまいました。
ドイツマルクやフランスフランが今でも使われ金利も異なれば、FX投資家の選択肢も広かったでしょう。

通貨統合の動きは、南米や中東にも見られるし、アジアでも今後本格的に議論されるでしょう。

世界の通貨が4〜5の基軸通貨に統合されてしまえば、金利差も小さいだろうし、スワップ運用は成り立たなくなるでしょう。
(感情論なしで円と人民元が統合されないと断言できる人がいるでしょうか?)


以上は超長期の話です。

言いたいのは、低レバで月に30〜100万円のスワップを稼げても、それで一生食えるなどと考えるのは絵空事であるということ。

バブル時代の郵貯定期の金利で一生食えると考えるのと同じくらいのバクチです。

しかしながら、短期〜中期では日本の金利の大幅上昇は考えにくく、取引できない高金利のBRICs通貨も自由化の可能性があり(?)、スワップ運用は安泰だと思います。
(勿論今襲っている円高の波はこれからも何度もやって来るでしょう。)

人民元・ブラジルレアル・インドルピーなどが自由に取引できて、金利差と同じスワップが付いたらどんなに素晴らしいでしょう。

スワップ運用が有効で使えるうちは使い倒せというのが私の考えです。
20年後も有効かを今考えても意味がないし、投資の1手段と考えておけば困らないと思います。

スワップで経済的自由と考えずに、投資力を高めてファイナンシャルフリー!(になれたらいいな)

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タグ:FX
posted by 韋駄天太助 at 11:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こんにちは! パソコンの時計が日に15分も狂うのに悩まされている虎穴です。

 スワップ派の将来展望。確かに安穏という訳にはいかないでしょうね。ですが、ご指摘の通り、将来予測が悲観的だから、もう使うのやーめたという話でもないと思います。数多ある「市場」の中で現在、有益性がある限り、参加するメリットはあると思います。

 個人的に野球が好きなので、投資するときは野球に置き換えて考えることが多いのですが、金利差が大きい(高スワップ)は、打者(買い手)にとって守備が9人より少ない状況、つまりヒットが打ちやすい程度だと思ってます。打者がイチローであれば、守備の穴を突いてヒットを量産できますが、逆に投手(売り手)がダルビッシュであれば、連続三振に遭う場合もあります(-_-;)アウ。

 結局、要はバッティング(投資)術であって、スワップ派も含めたトレンドフォロー打法であれ、スキャル打法であれ、甘い球を見逃さず、確実に打てるかどうかにかかっていると思います。

 かなり話がぶっ飛んでしまいましたが、確かに、今は日本チーム(円)へのハンデ(金利差)で、為替リーグ(市場)に守備の少ないチーム(外国通貨)が多くて、ヒット重ねて、得点(儲け)が得やすいですが、ハンデは今後見直されて、守備も正規の人数が配置さていくでしょう。ですが、そうであっても、バッティング技術さえしっかりしていれば恐れることはありませんし、為替に魅力がなければ、トレード(投資戦略見直し)で、株や債券、商品など別のリーグに移ればよいのではないでしょうか(^^ゞ
  
 ※変なたとえでお目汚しご勘弁<(_ _)>
 
 
Posted by 虎穴 at 2008年09月10日 17:32
わかり易い例えだと思いますよ。

ある意味、日本の株式市場はもう20年もダルビッシュ相手にバットを振っているようなものです。(笑)

よく後付けで言われるのが、ここ数年はBRICsに投資していれば、クロス円を買って持っていれば、サルでも儲けられた云々・・。

誰でも儲けられるなら乗らなきゃ損損。
(ベトナムや上海のバブルに乗るという意味ではありませんが)

メジャーリーグで勝負するより、リトルリーグで勝負しても勝ちは勝ち、負けは負けですよね。(笑)
Posted by 太助 at 2008年09月11日 12:12

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