岡三オンライン証券が驚愕のくりっく365取引手数料引き下げを断行します。
10月27日から1取引単位あたり片道210円の手数料をなんと73円に引き下げ。
かつ、12月26日まではキャンペーンで更に半額の36円。
このニュースを見たときは、
「1/3に引き下げても利益が取れるの?」
「今までは何だったの?」
と不思議でした。
ご存知の通り、くりっく業者はスプレッド・スワップから利益を抜けないので、手数料を0にすると慈善事業になってしまいます。
現状、主要業者は片道210円で横並びです。
単純化して言うと、岡三は引き下げ後くりっくの売上が1/3になってしまいます。
現状の210円はぼったくっているということか?
わかりませんが、自称マーケティング評論家(?)の私が憶測で解説しましょう。
岡三証券グループの岡三オンラインは、日本株・中国株・先物オプション等の株式取引をメインに扱っており、全体売上に占めるくりっくのシェアはかなり小さいと推測します。
かつ、くりっく業者の中でもシェアは大きくないと思われる。
このように多角化して体力のある業者が一番価格戦略で攻め易いのです。
くりっく売上は日本株や中国株に比べれば誤差だから1/3にしても会社全体の売上には影響がない。
じゃあ、他社が真似できない料金にしてパイを3倍以上にしてしまおう。
今でもそれ程会社の売上・利益に貢献していないのだから、失敗しても経営には大きな影響はない。
(全て私の推測で言っているだけです。)
でも、これをやられたくりっくの売上をメインに稼いでいる業者は堪らない。
まともには73円まで引き下げられないでしょう。
他社がどこまで引き下げてくるかを楽しみにしています。
特に最安値189円で売っていたハーべストフューチャーズが手数料を合わせてくるかどうか?
くりっく365主要業者が100円辺りまで下げてくると嬉しいですね。
他社が対抗無理でスルーすれば、岡三オンラインが断然口座開設候補になってきますが、急がないし様子をみようと思います。
私は決して手数料第一ではないが、岡三の価格破壊はスプレッドが2銭以上狭まるようなものです。
73円まで下げれば、くりっくの手数料の高さを敬遠していた短期売買派も取り込めそうですね。
10月27日に向けて、くりっくの業者間競争も激しくなりそうで楽しみです。

岡三さん、3分の1とは凄いですね。知りませんでした。NTTのISDNにADSLで喧嘩を売った孫正義さんを想い出します。
からくり謎解きの部分、なるほどと合点しました。まあ加えて、元々、くりっくは比較的収入がありながらも長期派のトレーダーという方が多いでしょうから、たぶんにポジの回転が悪いので、業者さんとしては薄利に切り替えてでも、どんどん短期で回してもらった方がいいと、そういう読みもあるのでしょうね(とはいえ、短期派呼び込むには約定能力もあげないと(^^ゞ)
いずれにせよ、27日からの新サービスといい、岡三さんの挑戦といい、朗報ですね。でも、これだけ色々なものが充実してくると、かえって「円安に乗っかった外貨預金+α的なFXブームも飽和か?」という気もしてます。米ドルも95年の79円以降、ピークが98年の147円、02年の135円、07年の124円と切り下がってますし(ただし、今までは下げも95〜100円前後で踏みとどまっていますが)。
現在も荒れる金融市場が来週以降、どうなるか分かりませんが、為替は「みんなが幸せになれる世界ではない」ということをあらためて思いました。褌締めて臨みます(^-^)g""
くりっくのユーロのスワップがマイナスのままで、差損は膨らみスワップは減っていき、笑うしかない太助です。
禁煙とダイエットの同時はきついですね。
岡三の手数料値下げはビッグニュースだと思うのですが、あまり取り上げられていませんね。
これもアフィリと関係があるような・・。(笑)
ブログの業者情報は当てになりません。
「外貨預金+α」でやってはいけないとブログに書いてきたつもりですが、自分も実践できていなかった部分がありますね。
以前のクロス円を買って持っていれば誰でも儲かる時代が再来するかというと、そうではないかも知れませんね。
私も戦術を練ります。
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