2009年07月06日

為替相場でも存在感を高める中国(&BRICs)!ドル揺さぶりは自分の首を絞めるが、為さねば世界は変わらない!?

株式市場で中国の存在感が高まっていることはひしひしと感じていると思いますが、商品市場も中国の需要で動くし、為替相場まで中国の影響が大きくなってきたと最近特に感じます。

人民元は自由化されておらず、中国の通貨の強弱が為替相場を動かすことはありません。(切り上げ、切り下げが行われる以外は)

しかし、少なくとも日本以上には、中国の経済指標が注目され、要人発言が為替相場に影響を及ぼします。

特に米国債の最大の引き受け手である中国のドル基軸通貨への懸念発言や今後の米国債購入の意思については、米国当局と同様に為替市場参加者も神経を尖らせています。

FXしかやらないので、俺に中国情報は関係ないとは言えなくなってきました。

中国の要人は米ドルを持ち上げてみたり懸念を示してみたり、場当たり的なのか作戦なのか判りかねる一貫しない発言をしています。

中国にとっても、ドル安を招けば資産価値が毀損するので避けたいが、ドル安を招く前にドル離れをしておきたいとの「前門の虎、後門の狼」なのかも知れませんし、長期的には人民元をドルに対抗する基軸通貨にしたいとの野望もあるのかも知れません。

ドル安の影響から逃れたいが、自分が動けば(米国債を売れば)まさに大きなドル安を招きかねないジレンマがあると思います。

また、短期的には米国債を購入することで米国に人民元切り上げを要求させないないとの思惑もあるでしょう。(事実米国は要求しません・できません。)

穿った見方をすれば、米基軸通貨を揺さぶる発言をするのは適度なドル安なら中国にとっても歓迎だからかも知れません。

実質人民元はドルにペッグしているので、ドル安=自国通貨安=輸出に有利=景気後退期を凌げるとの思惑もあるかも知れません。

このように、様々な思惑が交錯し中国は場当たり的とも思える発言をして、様子を見てしたたかに調整をしている可能性も考えられます。

世界第三位の経済大国がいつまでもドルペッグの管理相場を続けられると考える方が不自然です。
(人民元自由化が近い将来か遠い将来かはわかりませんが・・)

中国について書こうと思ったら、他のBRICsもイロイロと揺さぶっていますね。

インドの要人が「通貨バスケットは変更されるかもしれない。インド中央銀行次第だ」とインドルピーのドル比率引き下げの可能性を示唆しています。

ロシアのメドベージェフ大統領は、欠陥はあるが現時点ではドルやユーロに代わるものはない、と述べました。
(オバマ大統領はなだめるために(?)、G8の前にロシアを訪問)

イタリアで今週行われるG8では、並行して開催されるG5の中国が新たな国際準備通貨についての討議を求めていますが、声明には盛り込まれない見込みのようです。

揺さぶりたいのは、俺らを含めずになにが爺8頂上(G8サミット)なんじゃいと、旧態依然の世界の枠組みなのかも知れません。

10年後には、人民元・インドルピー・ブラジルレアル・ロシアルーブルがドルやユーロと並んでFXで盛んに取引されているのかも知れませんね?

その時には南アランドも豪ドルのような安定資源国の地位を確保しているかも知れません・・?

怖いけど、夢がありますね!?

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posted by 韋駄天太助 at 11:52 | Comment(3) | TrackBack(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やはり中国はしたたかですね。
85年のプラザ合意でアメリカの言いなりになって結局終わってしまった日本(爆)とは訳がちがうといったところでしょうか・・。

中国やロシアは中央銀行自体が投機筋みたいなものですから要人発言でマーケットを揺さぶること自体が国益なのかもしれません(笑)。
過去のアジア通貨危機で狙い撃ちされたマレーシアのマハティール氏がソロス氏をトリガーを引いたといって非難しましたが、マレーシアの中銀にしたって当時相当えげつないやりかたで為替市場を荒らしまくっていたわけですから所詮「鼻くそ目くそ」の感も否めませんね。
投機の世界は「ボラが命」ですから「よってたかって一人をボコボコにするのは大好き」であり「強いものには追従」する傾向があります。
今は急速に強いものになりつつある中国に市場の関心が集まるのは当然ですね。(ただ遠い将来中国が逆の意味で狙い撃ちされるリスクもあると思います)。
Posted by オージー at 2009年07月06日 18:29
世界経済も北朝鮮問題も、中国次第でどうにでも変わることをよくわかってますから、とても強かですよね。

BRICsの面々がドルについていろいろと言いたい放題なのは、つまるところは単に存在感を高めたいという思惑に過ぎないのではないかと思ってます。

ミサイル撃って気を引くわけじゃないので、いいんじゃないでしょうか?(笑)
Posted by なぞペン at 2009年07月06日 22:09
オージーさん、

日本は本当に何も考えていないのでは?と思ってしまいます。

外交では戦術を駆使するのは当たり前のことですが、日本のドルを支持するとの発言はそれ以外の選択肢を本当に持っていないように思います。

もし深刻なドル安が起こった時に(その前に)日本は米国債をどうするのかはシナリオとして用意して然るべきだと思います。

思考停止の運命共同体なら、米国の1州になってオバマ大統領に仕切ってもらって、永田町と霞ヶ関を潰して日本州内は地方分権した方が良いと思います。

米国の財政赤字は更に膨らみますけど。(笑)


なぞペンさん、

BRICsとの呼び名自体が証券会社が命名したものですから、その4カ国で纏まる必要は地理的にも政治体制としてもあまりないんですよね。
(存在感を高めるという点では利害が一致する筈です。)

4カ国で纏まって言えば、世界も爺7も無視できないということを上手く利用していると思います。
Posted by 太助 at 2009年07月07日 11:59

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