2009年11月12日

シティと心中するつもりか英国よ!?大英帝国にとって起死回生の金融街復活か?それともギャンブルに負けるか?

英国政府が大手2銀行に追加公的資金注入を決めました。
RBS1行だけでも255億ポンド(約3兆8000億円)の追加注入です。(累計では455億ポンド!)

バフェット氏が米鉄道バーリントン買収に費やした金額と同程度だと思いますが、こちらは税金なので英国民が負担します。

英ブラウン首相の公的資金追加注入のコメント(言い訳?)がまた凄いですよ!

「これは納税者にとって投資!」

英国民ではない私が英国民の代弁をしてみます!?

誰が俺の税金をシティなんかに投資してくれと頼んだ?
我が国は政府まで投資銀行かよ!
俺の税金で金融カジノ屋の株を買ってギャンブルするんじゃねえよ!?
(と多くの英国民が思っているのかは知りませんが・・。)

ただ、ブラウン首相や政府にも言い分があるでしょう。

ジム・ロジャーズが我が国を揶揄する通り、”U.K. has nothing to sell”(英国には売る物がない)で、金融で食わなければ他で食うものはないんだよ!
金融街シティの復活なくして英国の復活はない!
救うという選択肢しかないし、進むしか道はない。
このギャンブルに英国民皆で賭けるしかないんだよ・・orz。
(文句はサッチャーさんに言ってね!)

また、格付け会社のフィッチが「AAA」の中で英国債の格下げリスクが最も高いと述べてポンドが急落。

更に、BOEのキング総裁が改めて「弱いポンドが経済回復に寄与する」とコメントしたことでポンド急落。
(G7なのになりふり構わず通貨安競争に邁進中!真面目ニッポンの藤井さん、アングロサクソンの米国も同じ魂胆だよ!わかってるの?)

失業率は米欧より低く日本と同程度の5%台ですが、英国経済は非常に厳しい状況だと思います。

何故なら、ジムの言うとおり金融取ったら英国には何が残るのか?

米国はものづくりを止めたと言っても、ITには強さがあるしアップルやグーグルのような独創的な企業もあるし、オバマは脱ウォール街で米国復興を考えていると思います。

しかしながら、英国は他に頼るもの伸ばすものが見当たらないから、ノーチョイスで金融街シティの復活に賭けているように思います。
このギャンブル、吉と出るのか凶と出るのか?

米国での締め付けが厳しくなってウォール街からシティに流れるという見方もあるようですが、米国の方が正しい方向性だと思います。

私は調和が取れない不自然なものは存続し得ない、それが自然の掟だと考えます。

ウォール街もシティも不自然に強欲な存在となり、世界を大不況に陥れるトリガーを引いた訳で、変容しなければ社会に適合して存続はできないと思います。

シティの過剰な投機が英国を潤してきたことは事実でしょうし、政府が真っ当なビジネスではなく過去と同じ流儀で荒稼ぎすることをシティに望んでいるのだとしたら、本当に大英帝国の最期となるのではないでしょうか?

シティが作った大きなツケをシティ再興で払おうとする不自然な英国、ウォール街が作った大きなツケを産業構造を変えて払おうとする自然な米国(それが出来るかは別問題ですが)、両者の明暗は長期的にわかれるのではないかと妄想いたします・・。

産業革命を起こしたかつての「ものづくり」大国よ!どこへ行く?

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posted by 韋駄天太助 at 13:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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