2010年08月02日

「ついに」レバレッジ規制導入と「ようやく」FXの不可思議な税制にメスが入るか?

8月ですね。
天気予報で最高気温が35度だと今日は涼しいなと思うほど感覚が麻痺していますが、また体温並みの暑さが戻って来そうなので、熱中症対策は充分に。

8月と言えば円高のアノマリーが知られていますが、7月に85円台を付けたのに更なる円高に進むのでしょうか?

そろそろ、鳴りを潜めていた円高論者達がここぞとばかりに登場して、ほらほら俺は以前から70円・60円と主張していただろと、うなぎも食ったし(?)元気になる頃でしょうか?

そんな円高に拍車をかけると言われていたのが、射幸心を煽ったらイカンと8月から導入されるFX新風営法!?(じゃなかった)
金融庁のFXレバレッジ規制!

経過措置としてレバ上限50倍までの規制が昨日から(実質今日から)適用されます。

FX業者からメールが色々と飛んでくるのですが、いちいち把握してません・・。
まあ、自主的に10倍や20倍まで上限を下げる業者はいないだろうと勝手に思って、ちゃんと読んでいないのですが・・。

ブログで以前に、監督官庁による大証FX保護のための規制ではないかと疑いをかけましたが、くりっく365も併せて提供する店頭業者も増えたように、公的取引所FXに勝る店頭の魅力を1つ減じる結果となることは明らかです。

この状況で、税制も公的取引所が優遇され、店頭が冷遇されたままでは、業界の健全で公平な競争が阻害され、コスト競争力に劣る公的取引所のシェア拡大により結果業界全体のサービスの劣化を通じて投資家が損をすることにも繋がりかねません。

しかしながら、ようやく店頭FXの税制の不合理が指摘され、金融税制の大きな枠組みを検討する中で、是正される可能性も少しは期待して良いかも知れません・・。
(まあ寝技足技で対抗する抵抗勢力とか、天下り先のことしか頭になく初心すらそもそもない官僚も居るかも知れないから、わからないけど・・。)

平成23年度税制要望を取り纏めるにあたり、証券税制のあり方について検討を行うための「金融税制研究会」にて、ようやく議論の端緒についたようです。

7月29日に公表された、計6回の議論についての論点整理の中で、FXの税制について2点意見が出されています。

[金融所得一体課税について損益通算の拡大についての制度面からの意見]
FXの店頭取引と取引所取引の税務上の扱いの差異は非常に重要な問題

[損失の繰越控除について政策面からの意見]
FXは、多くの国民が行っている取引であり、かつ、ゆがみ(店頭取引か取引所取引かによる税制の違い)が生じているため、優先順位を下げることなく、当該取引の損益の繰越しの議論を行うべき

まあ当たり前のことが述べられているのですが、こうして役所の公式な議事録に載っただけでも大いなる一歩だと思います。

この研究会のメンバーは大学教授や弁護士・税理士や外資証券の調査部長などで構成されていますが、外資証券の方が頑張ったのでしょうかね?
(大学の先生方はわからないと思うし、弁護士・税理士にはそのモチベーションがないから・・。)

特に「優先順位を下げることなく」との指摘が、ないがしろにされ軽視されてきた現状をよくわかっている人の発言だ。

今後の議論はわからないし、金融庁が潰しにかかるかも知れないし、役所にそのような働きかけを必死でやる人もいるかも知れないけど、証券税制中心の議論の中でまともにFXの意見が出されて、金融庁の公式な報道発表資料にしっかりと明記されたことを評価したいと思います。

それにしても、不利な条件と競争を押し付けられている店頭業者が、天下りを受け入れて意見を聞いて貰う役所服従の昭和の発想ではなく、(やってるのかも知れないけど)正々堂々論理でまともな主張をする努力は見えてこないのですけどね・・。
(審判がアンフェアでも、寝技には大変だけど、堂々立ち技で対抗だ!)

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posted by 韋駄天太助 at 10:31 | Comment(2) | TrackBack(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も税制の一本化は難しいように思えます。
店頭と比べて税制を除いたスペックで圧倒的に劣る取引所取引は役人の天下り先、つまり飯のタネですものね。
税制を統一してしまったら取引所は閑古鳥が鳴いてもおかしくないと思いますので・・。
規制により店頭取引のボリュームが減って新たに手数料が発生したりスプレッドが広がったら終わりだと思います。

Posted by オージー at 2010年08月02日 23:39
>税制を統一してしまったら取引所は閑古鳥・・
そうですよね。
安心のプライス提示と問題が生じた後の対応についても取引所は疑問符が付きましたし、店頭の信託保全も義務で強化されたので、取引所の絶対的優位と言えるのは税制だけですよね。
金融庁に管理された、役人のさじ加減次第の不健全な競争は、個人的に好まないのですが・・。
Posted by 太助 at 2010年08月03日 09:01

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