2010年08月17日

日本の2QGDPが中国を下回り、2010年は世界3位の経済大国へ転落!?敢えて言おう、日本の第二の敗戦に目を背けず認めよ!

昨日発表された日本の4−6月期GDP速報値が、名目のドル建てでは中国を下回りました。

当然両国の勢いの差を考えれば、2010年通年でも中国が日本を上回り世界2位に、日本は遂に転落し世界3位の経済大国に転落する可能性が大きくなりました。
(現状が1次速報であることと、ドル円レートに大きく左右されるので、確実ではないと思う。)

まあ逆転される事実は既にわかりきっていたことで、それが10年2Qか11年2Qかを気にするのはあまり意味のないことだと思います。
以前も書きましたが、人口10倍の国と規模を競って勝った負けたを論じても仕方ない。

だから、私もこのニュースに対して、「ふ〜ん」「あっ、そう」程度にしか思っていません。

しかしながら、米国もこのニュースを速報したように、世界全体でも2位と3位が入れ替わる象徴的なタイミングではあるのでしょう。

世界1位の米国に中国が追いつき追い抜くまでにはこれからまだ年月が必要なはずですが、米国もその足音と影に怯えていると言ったところでしょうか?

「日本は米国に次ぐ世界2位の経済大国!」というフレーズは失われた20年の間も日本人の自尊心を満たしてきたし、世界もそのように見てくれた。(日本に他に何がある!?)

だから、私は敢えて言います!

ニッポンよ、戦後65年目の第二の敗戦から目を背けずに認めて、裸一貫で出直せ!コノヤロー!(猪木風)

このニュースが、日本がボツダム宣言を受諾した終戦のちょうど65年(+1日)後に流されたのも偶然ではないのかも知れない・・。

今から失われた20年前に日本は天にも昇る有頂天にあった。

あの時、天安門事件が起きたばかりの中国が20年後に日本のGDPを上回り世界2位の経済大国になると予想できた人がいただろうか?

そして、何れは米国も上回るかも知れない”Japan as No.1”とトンデモナイ勘違いでもてはやされた日本的システムを誇るニッポンがまさかの長期停滞を辿り、20年後には3位に転落すると誰が予想できたか?

10年2QGDPや通年予想が中国を上回るか下回るかはどうでもいいのだけど、それを戦後日本経済の敗北の象徴として受け入れて、日本は出直した方が良いのでは?

確か、ファーストリテイリングの柳井社長が以前から第二の敗戦を認めろという趣旨のことを言っていたと思うのですが、どこかで白旗揚げて日本は負けたと認めないと、日本はズルズルと40年が失われてしまうでしょう。

中国に抜かれるという事実は、
●アジアの盟主・中心・リーダーが日本(そうだったのかとの議論はさておき[笑])から中国(単純にそうなるかとの議論もさておき[笑])に移る象徴

●「世界2位の経済大国」という日本人のアイデンティティでもあった長く安泰の地位から日本が滑り落ちる象徴

●抜いたのがドイツ等の先進国ではなく、最近まで共産主義国であった新興国の雄である中国であること
を示していると思います。

昭和に成功を収めた日本的システムを継続しても日本に未来はないこと、20年を無駄に浪費した日本的システムに死を告げるためにも、中国に抜かれる事実を戦後日本経済の敗戦と位置付けるべきだ!

敗戦を認めないとね、妙な自尊心とプライドが現状と未来に対処する邪魔をするんだって!

日本人全員が落ちた実力とは不相応にまだまだ伸びている鼻っ柱をへし折られる出来事が必要だと思います。

だから、そりゃ規模では中国に抜かれるよねでやり過ごしてしまうと、日本の現状のやり方を肯定してしまう(言い訳する)思考停止の人が増えてしまうのではないか?

別に中国を抜き返す方法を考えろと言いたいのではなく、世界2位の経済という誇りも失う訳で、日本は今後(経済に限らず)何を目指すのかを現実的に目標設定しないと・・。

敗戦があったからこそ世界2位の経済大国に上り詰めることが出来たのなら、何かを「敗戦」の象徴としてプライドをズタズタにされて、気持ちの上で出直すことも今の日本には必要だと思います。

更に今後の日本はある意味先頭に立たされて「坂の上の雲」は存在しないので、今までないがしろにしてきた他人(国)の意見や考えをベースにせずにゼロから自分で考えてリスクを取って実行するという、「考える葦」として当たり前の態度がもっと奨励されるべきでしょう(=非日本的システム)。

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posted by 韋駄天太助 at 11:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
新しいものを手に入れると言うことは古いものを捨てるということなのですが日本人は「しがみつく」ことを美徳としている傾向がある(特に現在の日本を牛耳っている老人)のできついでしょうね。
「非日本的システム」はまさにその通りだと思いますが、やはりまず主導権を今の老人から若者達に移すことが重要ではないでしょうか。
日本ももう負けを認めるべき時期にきているので重しになるようなプライドは捨てるべきだと思います。

死んだ父がよく言ってました。(多分なにかのパクリだと思いますが・・笑)
「人間が生きていくうえで最も邪魔なものはプライドだ。こいつは本当にタチが悪い」
Posted by オージー at 2010年08月17日 23:05
>まず主導権を今の老人から若者達に移すことが重要
その権力老人達が、自分の為してきたこと(成果・実力)を省みることなく、自覚できずに「しがみついて」いますからね。(笑)
良くない表現かも知れませんが、権力老人達を介して、更に個人のボケ症状が日本社会全体の病気として蔓延しまうことも問題だと思います。

>日本ももう負けを認めるべき時期
部分否定ではなく、まず全否定してみようと言いたいですね。
昭和に機能した素晴らしいシステムは、平成では逆回転して社会をがんじがらめに呪縛して閉塞させていると思います。

>人間が生きていくうえで最も邪魔なものはプライドだ。
私はバフェットも強調する邪魔なもの「嫉妬心」(←日本人はこれが強いとも言われる)も付け加えたいですが、このような感情をプラスに変えるのもマイナスに変えるのも自分次第ですよね。
健全な「誇り」や「憧れ」「尊敬」なら自分を助けてくれるものだと思いますが、それが難しいんですよね・・。
Posted by 太助 at 2010年08月18日 09:49

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