2011年10月14日

ウォール街デモは資本主義の終わりの始まり?神の仕事をするのはウォール街か?悪魔に怒れる民衆か?

Occupy Wall Streetのデモ活動は収まることなく世界にも拡がり、燃え盛る一方のようですが、これについては様々な捉え方ができます。

●米国の格差社会って大変なのね、日本で良かった。
●アラブに始まった革命の波が遂に大先進国のアメリカにまで押し寄せた。独裁国も駄目だが民主主義も駄目だ・・。
●アメリカの大発明インターネットが民衆を連帯させ、米国社会の勝ち組ストリートを占拠させた新しい革命。
●行き過ぎた格差社会をもたらした資本主義そのものの終わりの始まりだ・・。
●行き詰まる民主主義との合わせ技で、先進国の終わりの始まりだ・・。

私の捉え方は、「資本主義」と「民主主義」というイデオロギーが危機的状況にあるとの認識ですが、これは必ずしも悲観ではありません。
(悲観すべきは問題があるのに何も変革が起こらない国です!?)

ベルリンの壁崩壊で「共産主義」と「社会主義」の崩落をあざ笑い、神は「資本主義」と「民主主義」を選択し祝福したのだと、とんでもない勘違いと傲慢さでイデオロギーを先鋭化させた超大国がアメリカで、その経済の中心でイロイロやらかしたのがウォール街です。

今回のウォール街デモで、私は約2年前に当時ゴールドマンサックスのCEOが言い放った言葉を思い出しました。

「私は神の仕事をしている」(1人のバンカーにすぎない)

馬鹿と天才は紙一重って言葉がありますが、サブプライムをやらかした後にこんな発言をするIQの高いエリートは、自分が仕えているのが神か悪魔か分別もつかなくなってしまうようだ!?

資本主義の中心の国、中心の金融街で最大の投資銀行のトップに登り詰めてしまうと、自分がまるで地球上の資本主義を世界の中心で動かしているかのような錯覚をして、自らを“選ばれし者”と勘違いしてしまうのだろう。

そして、自分のやる事は神に愛される資本主義を進展させるものであり、全て正義であり世の為である、何故なら我は地球上で一番神の近くにいるゴールドマンのCEOで神に寵愛された“選ばれし者”なのだからと自己弁護して、紙一重の馬鹿になり金融テロを起こす訳だ。

怪しげな新興宗教の教祖と言っていることは同レベルであり、東京の地下鉄に毒ガスを撒く事も正義にしてしまう思考停止の狂信と大差はなく、こういう発言をする人を一般社会の常識では馬鹿と認定される。

同時期にゴールドマンの顧問は、
「自分を愛するのと同じように他者を愛せというイエスの教えは、自己の利益を肯定している」
「より大きな繁栄を達成するため、またすべての人に機会を与えるため、不平等を受け入れなければならない」
と発言している。

前半は正しいのか知りませんが、後半は共産主義をあざ笑った資本主義の原理を説明しているだけで必ずしも間違ったことは言っていないと思う。
しかしながら、2年後も失業率は高止まりで経済状況は改善せず、不平等で機会も与えられないことに民衆は怒ってウォール街に押し寄せてきた。

インテリには物事を二元論でしか考えられない論理バカが多いようで、共産主義が失敗したから、その180度逆にあるイデオロギーが正しくて神が祝福しているなんて何の根拠もない!

この顧問はサッチャー英元首相の特別顧問も務めたようですが、まさに共産主義をあざ笑ったレーガン・サッチャー時代の英米アングロサクソン金融資本主義の大失敗が今時代に問われているのだと私は思います。

もっと大きく捉えると、共産圏がばたばたと倒れていったように、今度は自由民主資本主義国家もばたばたとドミノ倒しで倒れかねない危機に直面しているのかも知れない。
(ということは、パンツをはいた猿達にこのシステムそのものが相応しくなかったということになる。共産主義と同様に・・。その歪みは至るところに散見される。)

イエスの教えを持ち出すなら、ウォール街が「針の穴を通るらくだ」であることも証明しないとね・・。

格差の程度を問題にする時に、右か左かの二元論やイデオロギーの原理原則を強調して、自らの既得権益を正当化するだけではインテリのオツムの弱さが露呈されてしまうよ!?

ウォール街デモの主張と行動の全てに賛同する訳ではありませんが、
神の仕事をしているのは、失敗したらケツは国家と国民に拭かせて、高額報酬で違法でなければ手段を選ばないウォール街の連中だろうか?
悪魔の仕事をしているのは、神を語るウォール街が歪めた社会に怒り、無給で成功報酬もないのに必死でデモ活動をする民衆だろうか?

自由の女神像が、自由と民主を曲解し方向性を間違えたウォール街とアメリカに泣いている・・。
資本主義を汚し社会を堕落させたウォール街よ、女神が微笑んでトーチを掲げる視線の先は民衆だ!
(悪魔の戯言でした!?)

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posted by 韋駄天太助 at 11:08 | Comment(2) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回のアメリカのデモは単に「格差」そのものに起因するものではなく「金融危機のA級戦犯であるあるウォール街」が公的資金(税金)で救済された分際で以前のように傲慢にふるまっているunfairさに対する怒りといった部分が大きいのではないでしょうか。
金融緩和でジャブジャブにされたドルが信用の低下した資金難の一般民衆に行き渡ることなくウォール街の投機資金に使われて結果的に不景気下のインフレ(スタグ)に寄与したこともトリガーになったように思えます。
実際のところアメリカではウォール街のお墨付きがないと大統領の候補にすらなれないと聞いていますが今回はオバマ氏がウォール街を優先的に救ったこと自体が思い切り裏目に出たのではないでしょうか。
左巻きの視点ではなく多くのアメリカ人のこだわる「合理性」という観点から見てもウォール街が叩かれるのは当然な気もします。
Posted by オージー at 2011年10月17日 03:58
アラブ、ギリシャ、アメリカ、英欧、東京でも100人(!?)のデモと世界中で起きていて、主張もバラバラで訳がわからなくなってきましたね。
イタリアなんて、ウォール街発かギリシャ発なのかもわかりません。
社会の対立という時代の共通テーマはあるように思いますが、日本でも大規模になる可能性はあるように思いますし、飼いならされているからと舐めていると大人しい日本人も数々の不条理にマグマを抑えきれなくなるかも知れないと思います。
Posted by 太助 at 2011年10月17日 21:11

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