2011年12月18日

民衆の怒りで充満する地球!2011年の同時多発的な民衆デモは何を意味する?

米タイム誌が毎年発表している「今年の人」に特定の人物ではなく、世界中の抗議デモ活動に参加した「The Protester(抗議者)」を選びました。

私と意見が完全に一致しました、さすがタイム誌!?
こういうセンスを日本のメディアは何故持てないのでしょうね?

副題には”From the Arab spring to Athens, from occupy wall street to Moscow”
「アラブの春からアテネ(ギリシャ)まで、ウォール街占拠デモからモスクワ(ロシア)まで」
とあるように、まさに抗議者は2011年の世界を象徴するのに相応しいと思います。

タイム誌によれば、今年抗議デモが起こった国の抱える人口は30億人に上り、世界中でこれだけ同時多発的にデモが起こったことの不思議さを感じます。

そりゃ、リーマンショック後の世界不況、アラブの春の勇気に触発されて世界中の民衆が立ち上がった、フェースブック等のインターネットの世界的な浸透による新たな連帯等、後付けで同時多発性を偶然の産物であると片付けてしまうのは簡単です。

しかしながら、今年の同時多発デモに大きな時代のうねりを感じない、少なくとも疑いもしない人はカダフィ並の鈍感さの持ち主でしょう・・。

民衆のデモ=正義だと単純化するつもりは毛頭ない。

命を顧みずに独裁者から民主化を勝ち取った(まだ途上ですが)「アラブの春」はともかく、ウォール街に始まった反格差(反資本主義)デモは冷ややかに見ている人も多いし、緊縮財政に反対して暴れているギリシャのデモを好意的に見ていた人は少ないでしょう。

決して「抗議者」が今年のヒーローとは言えないが主役であることは間違いなく、現実として世界中の民衆が怒りまくった1年だったと思います。
そして、この同時多発性に大きな時代の、世界の転機を私は感じざるを得ません。

●独裁に怒り民主化を求めたアラブのデモ
●民主主義のツケである(?)緊縮財政に文句だけ言っている民衆デモ
●資本主義のツケである(?)格差の拡大に怒る先進国の若者を中心にしたデモ
●旧共産圏の大将で、民主化されても不正選挙が行われる独裁体制に怒るロシアの民衆デモ

民衆が怒っている対象は様々であり、怒っている民衆が勝手すぎる面もあり、どのイデオロギーが正しくて間違っていて、どこへ向かえば希望があるのかが見えない時代だから厄介だと思います。

言い換えると、単純に独裁が間違っているから民主主義に移行すれば民衆が幸せになれるとは一概には言えず、どのイデオロギーに関わらず世界中で現在の体制が疲弊し制度疲労を起こしているから、時代がどこに向かおうとしているのかが見えない。

そして、不思議なことに(?)2012年の世界のリーダー交代ラッシュへと上手くストーリーは繋がり、激動の歴史の新たな1ページは人間様の手により来年も作られていく・・!?

時代に何を疑われ、何を問われ、何を試されているのか?

民衆の多数派が正しく賢明である証拠はどこにもない。デモも然り。
(独裁者より民衆の方が腐敗しないという根拠もない!?)

政治家を選び審判するのは民衆だが、時代に試され審判されているのは民衆の意識と行動なのかも知れない・・。

民衆の怒りが充満している地球で、2012年が世界の未来の方向性に大きな影響を及ぼすのは間違いないことだけは予想できそうです。

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posted by 韋駄天太助 at 09:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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