2012年02月23日

金融資産ゼロ世帯が2011年に過去最悪の28.6%!そりゃHSBCも日本撤退!?

英銀大手のHSBCが、2008年から日本で預かり資産1千万円以上を対象にしていた富裕層向け事業をたった4年で撤退するようです。

欧州危機を背景にした世界的なリストラの一環のようですが、世界3位の経済大国で富裕層ビジネスを4年で閉じてしまうのは、
ドライな外資だからか?
日本の富裕層もこの4年で激減したのか?
野村のレアル投信をしこたま買い込む日本の浮遊層もとい富裕層の特殊性か?
同じ労力を掛けるなら中国で富裕層ビジネスをやった方が儲かるからか?

HSBCの日本撤退とは関係ないでしょうが、日本の富裕ではない層の資産は大幅減少しているようです!?

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金融広報中央委員会(事務局・日銀)が22日、「家計の金融行動に関する世論調査」(2011年)の結果を発表した。
2人以上の世帯で、預貯金や株などの金融資産を「保有していない」と回答した割合は、前年比6.3ポイント上昇の28.6%と過去最悪を記録。一方、金融資産を持つ世帯の平均保有額は最高となり、二極化が進んだ。[時事通信社より]
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全国8000世帯に調査し回収率は47.5%だそうですが、この統計が信頼できるのか結果を見る限り個人的には疑問です。

金融資産の非保有世帯は03年以降、おおむね22%程度で安定推移していたのに、今回調査だけ6.3%も跳ね上がったことは同委員会も「理由は分からない」ようです。(笑)

震災・原発・円高・欧州危機など資産が増える環境ではなかったと思いますが、03年からリーマンショックも挟んでいるのに2011年だけ多くの人が資産ゼロに転落する理由としては弱いように思います。
更によくわからないのが、
●金融資産がある世帯の平均保有額は前年比117万円増の1659万円と過去最高を記録
し、二極化が進んでいることになるのですが、資産の対前年増加率は7.5%に達します。
●一方、非保有世帯も合わせた平均保有額は、前年比19万円減の1150万円と縮小。

非保有世帯が急増しているので平均保有額が減少するのは納得ですが、減少の理由は「株式・債券価格の下落で評価額が減少した」と答えた割合は29%と質問項目を設けた1989年以来最大。

では何故、金融資産がある世帯だけを見た場合は資産が7.5%も増加しているのか?
評価額の下落で一番影響を受けるのも、この世帯であるはず。
高収入層が2011年に更に収入が増えて、結果的に預貯金が増えたということも考えにくい。
富裕層は相場が上手で下落の前に売り抜けてキャッシュに逃避して資産を増やしたということも、日本の場合は(!?)考えにくい。
実は金融商品の割合が多いのは中間層で、富裕層は預貯金の割合が大きいなんて話も聞いたことがない。

どうも、この統計は信用できないと思ってしまいますが、不景気で持たざる者が資産を減らして、持つ者が資産を(増やすか)維持して、2011年に二極化が進んだことは確かなのでしょう。

因みに、世帯平均資産が1千万円を超えていることに違和感を覚える人も多いと思いますが、平均ではなく中央値は420万円(前年は500万円)でこれも大幅減です。
(この統計では3割近くが資産ゼロですからね。)

良い年もあれば悪い年もあるさ!
2012年は皆で増やしましょう!

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posted by 韋駄天太助 at 12:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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