2013年04月14日

吉野家デフレ率26%でアベノミクスに反旗!?小売大手も消費税還元で脱インフレ!?

アベノミクスだか黒田バズーカだか知りませんが、株高円安のおかげで百貨店の売り上げも伸びているなんて報じられています。
2%のインフレ目標を2年後までに達成することを日銀総裁のバズーカ黒田(どっかのお笑いタレントの名前かよ!?)がコミットしていますが、ヒジョーーーに高い目標だと思います。
(更に達成したからって○×△□と言い出すとキリがないのだが・・。)

しかし、お上が号令掛けたからって信用しないし、空気を読まずにインフレ目標の足を引っ張る企業が出てきた!?
吉野家がなんと4月18日から牛丼並盛を280円に値下げするのだ!?
100円の値下げだが元値が低いから牛丼並の物価下落率はなんと26%超である!

なんとも小さな話ではあるが、すき家・松屋の同業やコンビニ・他外食産業への波及効果も含めれば、確実にインフレ目標の足を引っ張る訳ですが、日本的一致団結協調性に欠如して空気を読まずケシカランと怒られるのだろうか?(笑)

品質の低下がなければ値下げに怒る客はいない!

吉野家だって3年ぶりの最終赤字に転落して集客に必死なんです。
すき家・松屋と同価格への値下げという作戦に経営戦略として疑問符がつかない訳ではないが、それは外野の無責任な意見に過ぎず消費者が280円牛丼を選択している現状は厳然としてある訳です。

アベノミクスや黒田バズーカで黙っていても懐の暖かくなった消費者がすき家から高い(いや別に高くないけど)吉野家に戻ってくると期待して待つのは、今イケイケで日本株を買い上げている投資家と同次元の他力本願である!?
そうだ、企業は政府・日銀・霞ヶ関の僕ではない!

お上に過剰に保護された日本共産圏の電気料金やコメ価格は0が一つ多い20%(?)のハイパーインフレでバズーカ黒田の目標に貢献するかも知れませんが、円安転化分と高額品を除いて物価が2%上昇するでしょうか?

消費税還元セールを禁止する法案が永田町で検討されていることに対して、イオンやファーストリテイリングのトップから「とんでもない」「先進国のやること?」と批判が相次ぎました。
ユニクロは増税後の価格据え置きの方針を示しましたが、柳井社長の言うとおり先進国とは思えない、箸の上げ下ろしにまで口を挟む後進的なお上意識丸出しの発想!

これを受けて、甘利大臣の「消費税は還元するものではなく、ちゃんと納めて下さい」という趣旨の反論もトンチンカンで一体何を禁止したいのかわからない。
(多分当人達が何を主張しているのかわかっていないと思う。)
来年4月からは百円ショップに105円から108円へと値上げ命令発動でもするのか?

このような小売各社のインフレ回避方針を見ていると、少なくとも庶民が日常買うモノは物価がそうそう簡単に上がるとも思えないのです。
逆に言えば、目標達成されるなら高額品が相当インフレしなければ平均2%には到底到達しないように思える。
(まあ、生活必需品・サービスも共産圏提供分はホイホイ上がるかも知れませんが・・。)

まあ、デフレが更に進んで牛丼1杯180円まで下がれば、使われている食材は大丈夫なのかと逆に客離れになるかも知れませんが、空気を読まない吉野家の26%値下げで安い牛丼を食べて国民はハッピーになるのか(笑)、消費税セールを禁止してまでインフレにしたい(!?)政府や日銀のバズーカで物価は2%上昇して国民はハッピーになるのか?

この国の2年後はインフレかデフレか、それが問題だ!
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posted by 韋駄天太助 at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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