2013年04月20日

金銀の暴落は30年に一度のバーゲンセールか?バブル崩壊で金神話の終焉か?

金価格が先週金曜から今週月曜にかけて2営業日で約10%下げて30年ぶりの大暴落となりました。
兄弟分の銀価格も連れ安でそれ以上に大暴落して、プラチナ・パラジウムにも波及して貴金属が大幅安でした。

大暴落で安全資産の金は現在30年に一度の大バーゲンセール開催中でしょうか?(笑)
簡単に暴落する安全資産という存在が既に論理矛盾であり、金は終わったという見方もあります。

直接的には、キプロス中銀が保有する金を売却する可能性と他債務国への波及懸念、大需要家である中国のGDP伸び鈍化が嫌気されたようですが、暴落が正当化される大きな要因とも思えない。

それ以前には、2月にソロス・ファンドが金ETFを大量に売却し、4月上旬にはソロスが「金は安全な資金逃避先としての地位を失った」とコメント。
世界最大の仕手筋(?)であるゴールドマンが3月に金価格が1200ドルまで下げるとの予想(ポジショントーク!)を出していたこと。

更には、2011年9月に最高値約1900ドルを付けた後は上昇トレンドが消滅して、2012年10月以降は6ヵ月以上の下落トレンドが続いていました。
これら複合的な要因で、弱気なところに弱気な材料で売りが売りを呼んでパニック的な暴落が起こったのでしょう。

30年に一度のバーゲンセールに手を出さない訳にもいかず(?)、ヘッジファンドが損失抱えて投売りした後はバーゲン会場で根拠のない安値が提示されるチャンスと捉える私も少し金銀を拾いましたが、引っ掛かるのが暴落後の反発力が弱すぎること。

水準訂正で中期的に今のレベルで横這い推移することや、更に大きく下落するリスクも考慮しなければならないのかも知れません。
今後の金価格予想については上にも下にも多様に割れています。
しかしながら、日経平均の年末予想のように猫も杓子も横並びで同じ方向しか言わないよりも上だ下だと意見が割れている方が健全だと思います。

金価格が株価予想よりも困難なのは(決して株価予想の方が当て易いという意味ではない)、リスク回避で買われたり売られたり・リスク選好で売られたり買われたりとファンダメンタルズに対して示す反応が日々変わるからです。

短中期的に低迷することはあっても、長期的には中国・インドの需要が減少する訳ではなく、南欧→EU→先進国の財政危機が数年スパンでソフトランディングされる訳でもなく、金価格は下落するよりも上昇する要因の方が大きい・・と思わなかったら落ちるナイフ(?)を拾いません。
(但し、株のように超長期で金を30年毎月積み立てて寝て待てば果報になると考えるべきではないと思っています。)

少なくとも金が1900ドルの高値で2000ドル突破も時間の問題とウォール街のポジショントークに乗せられて恐怖心もなくジャンピングハイキャッチしてしまうのに、1400ドルを割れて500ドルも安いのに怖くて買えずに持ち分もぶん投げてしまう付和雷同精神では、何度繰り返しても儲かる訳がないんです!

ソロスは「金相場がさらに下がるとは見ていない」ともコメントしているように下落を予想している訳ではないし、安全資産の相場の先行きは誰も保証してくれません。

大暴落と言っても、2010年後半から2011年前半の水準に戻っただけでまだまだ下があると言われれば否定はできないし、2011年のバブル的上昇が打ち消されてバーゲンセールと言われればそうかも知れない。(金にはPERやPBRの指標もないしね!?)

少なくとも今回の暴落で、株や債券とは値動きが大きく異なる非連動性がポートフォリオの一部に金を加える意義を再確認させてくれたのかも知れない!?
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posted by 韋駄天太助 at 21:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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