いがみ合っていた(?)東西が一つになることで、日本に世界3位の株式市場が誕生することになるそうです。
実際には大証から東証に現物株を全て移管して、大証はデリバティブ専門の取引所として再出発し、東証の「アローヘッド」システムで旧大証の現物株取引も行われることになります。
ふーん、あっそうで終わる話なんですが、今回の言ってみれば単なる場所とシステムの変更によって面白い副産物があります!?
それはTOPIXに少し関西のノリが加わることです!?
TOPIXとは東証株価指数のことであり、東証一部上場企業の時価総額加重平均により算出される指数です。
大証一部に単独で上場している企業は37社あり、東西の株式市場が統合されることにより当然のことながらTOPIXに組み入れられることになります。
言い換えれば、TOPIXが日本株式一部市場指数に格上げされるとも言えるのですが、東単独の指数が東西連合の指数に昇格して連続性の面では問題ありと思った方はそれ程心配する必要はなさそうです。
東証一部約1700社に対して、大証一部単独上場は37社に過ぎません。
その中でも目に付く銘柄を拾ってみると・・、
9936 王将フードサービス
4517 ビオフェルミン製薬
8244 近鉄百貨店
2266 六甲バター(他33社)
かつ、時価総額加重平均ですから指数の連続性に大きな影響を与えるとは考えなくて良さそうです。
(パナソニック等の関西発大企業の多くは既に東証に上場済。)
でも、全国区の「餃子の王将」や「QBBベビーチーズ」の六甲バターや関西ローカルの百貨店や鉄道がTOPIXに組み入れられることは、日本株式市場の一部指数としてパワーアップすることであり、良いことでしょう。
TOPIXに組み入れられることで、これら大証単独銘柄の先回り買いも起こり、指数先にありきで市場のいびつさも感じますが、関西のノリが加わることでTOPIXも陽気に元気に活気づくといいですね!?

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