2014年08月18日

豪やよい軒のサバ定食が2500円と知り、何故か「アジア外こもり」の危険性を思った!?

定食チェーンの「やよい軒」がオーストラリアに進出し、シドニー1号店でサバ塩焼き定食を約2500円で提供と知って驚きました!
何故なら、運営会社は弁当屋チェーンの「ほっともっと」も展開するプレナスであり、平日昼割なら「のり弁」を270円で売っています。

やよい軒も激安価格ではありませんが、日本では「サバの塩焼き定食」を590円で提供しています!
ビッグマック指数ならぬサバ定食指数では、豪は日本の4倍以上の物価高ですわ!?
豪ではサバが妙に高いのかと思ったら、定食最安値の定番「しょうが焼き」も23豪ドル(約2200円)で日本価格580円の4倍近くぼったくってます!?

だからと言って日豪の定食価格差が4倍ある訳ではなく、理由の1つは(あの?)プレナスがシドニー金融街の近くで和食人気に乗じて高級路線の店で勝負しているからです。
(だからと言って、日本で600円の定食より旨いのかは甚だ疑問ですが・・。)

というよりも、最低賃金16豪ドル(約1500円)のオーストラリアでは価格設定も高めで勝負しないと採算が取れないという事情があるようです。
人件費の要因が大きいので、スーパーでオージービーフを買ってきて家で自分ですき焼きを作れば、さすがに豪の方が日本より安く済むと思うのですが、さて?

そのような事情があっても、プレナスが豪でサバ定一丁2500円は衝撃であり、きっと豪では270円で「のり弁」を売っても儲からず、豪はなんでも日本より物価が安いというステレオタイプで過去のイメージを持っていると、豪ではしょうが焼き定食にも手を付けられず困ることになります!?
移住・永住に日本人が憧れた物価の安い先進国オーストラリアも、20年の間に長期デフレ国と長期インフレ国の間の物価水準を多くの財・サービスで逆転させてしまったようです。

私は豪のサバ定食価格で何故か「アジア外こもり」の危険性を想起しました!?
日本の物価水準では早期リタイアが難しくても、アジア(主にアセアン)で物価の安い国に移住すれば生活コストは日本より遥かに安く済むのでリタイア可能と安易にそそのかす「アジア外こもり」・・。

物価も含めて10-20年後の他国の(自国ですら)将来は予想が難しいですよね。
「72の法則」で物価上昇率が年7.2%ならば10年後には物価が2倍になり、20年後には4倍になります。
仮に現在日本の1/4の生活コストで済む物価の安い国でも、20年後には日本と同水準の物価になる可能性はあります、充分に。
新興国の中にはCPI7%程度の国はゴロゴロあります。

アベノミクスで必死に背伸びして2%のインフレを目指している日本とは時間が進めば進むほど価格差が縮小していく傾向だと考えるのが自然でしょう。
(日本のハイバーインフレの可能性を言い出すとややこしいので今回は無視。)

アジア外こもりを安易に唱える人は、新興国ではなくいつまでも先進日本には絶対に追いつけない後進の途上国で成長しないという固定観念をアジアの物価安の国に対して持っていないかと心配になります。
沢木耕太郎氏の書いた「深夜特急」の世界が未だに、そしてこれからもアジアに拡がっているかのような錯覚をしているのではないかと・・。
(今アセアンに拡がっているのは便利で安くないコンビニです!?)

2040年にはインドネシアがGDPで日本を抜くという予想もありますが、25年後にサバ定食はどっちの国で食った方が安いかはわかりませんね!?(介護で出稼ぎに行く方向も逆転してたりして?)
そりゃ今ミャンマーに行けば日本人が驚くような物価安で生活コストが安く済むことはわかりますが、10年・20年・30年後のことはわかりませんね。

でも、日本にケツまくって、もといサヨナラして何十年と海外で暮らすつもりなら、そのリスクを考慮して充分に余裕を見ておかなければならない、つまり日本の物価水準でリタイアできない状況なら安易に海外移住もすべきではないということになると思うのですが・・。

豪やよい軒の事例から、旨くて安いサバ定食が食いたければ日本に住めってことを学ぶべきだ!?
同じく、高物価日本では無理だけど低物価アジアならリタイアできると安易にそそのかされて向こう見ずに行動してしまうのは、あまりにリスキーで単細胞ではないでしょうか?

話は戻って、やよい軒シドニー店の「和牛すき焼き定食」は33豪ドルもしますが、今半じゃなくて「ほっともっと」のプレナスなのだから、そこは現地で安く調達できるオージービーフでコストダウンして欲しかったわ、のり弁270円の庶民的企業イメージが崩れるって!?
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posted by 韋駄天太助 at 09:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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