2016年10月17日

日銀官製相場はインデックス投資の巨大化が破壊的な非効率市場になる矛盾を示す!?

日銀の金融緩和策の1つであるETF買い入れについて官製相場など色々揶揄されています。
7月末の会合で年間買い入れ額をほぼ倍増の6兆円に増やして爆買いに拍車が掛かりました。

外国人の売り越しを日銀とGPIFが吸収して株価が下がらないとか、ETF銘柄の大株主に日銀が名を連ねる社会主義国化とか色々な問題が指摘されますが、今回は定期的なETF買いっ放し(=インデックス投資!?)の罪に絞って書いてみます。

日銀は年間6兆円ETFを買い入れることを決めましたが、これは基本的に毎月給料日の25日に5万円をTOPIXや日経平均のETFか投信で積み立てるインデックス投資家と市場に対するアクションは同じである。
日本経済や日経平均の過去30年からは目を逸らし、右肩上がりを信じて売らずにひたすら買い続ける・・。

1千万人のインデックス投資家が年に60万円を日本市場のインデックス連動に投じれば年間6兆円規模なので、日銀は巨大かつ強大なインデックス投資の化け物と捉えることが出来ます。

勿論定期定額ではありませんが、年間枠は6兆円で均してコンスタントに買い付けなければならず、毎日ではないとしても少し下げた所ですかさず買わないと追いつきません。
安いと判断して買いを入れるバリュー投資家ではないし、定期定額にすれば市場に見透かされるし破壊もするので、一応押し目で目立たないように買っているだけでインデックス投資に近いと思います。

インデックス投資を支える基本的な考え方に、市場は効率的故にいつ安いも高いもないので定期的にドルコストで買い付けるのが合理的である、というものがあると思います。
賛同しませんが百歩譲ってそれを是としても、「効率的市場」の信者が巨大化すると市場を破壊し「非効率市場」を形成するというパラドックスを証明しているのが現状日本の「日銀官製相場」なのかも知れません!?

日銀は判断しないので価格形成には参加していないつもりですが、ファンダメンタルズ面で下がるべき理由があって下げる時でも巨額故に相場を持ち上げてしまい、悪く言えば市場の機能を妨げる邪魔者です。
ETF採用銘柄だけ買い付けて不当にPERを高く維持することは日本経済を支えることにはならないし、市場にとっても正義でも何でもなく厄介者です。

インデックス投資が更に普及して、1千万人の国民が日本市場のインデックスを毎月5万円積み立てるとすれば、現状の官製相場と同規模の問題を引き起こしかねず市場の破壊勢力となります。

光があって影がある(とまでは言わないが)、
市場の効率性に挑戦してタイミングを計って投資するバカ、
必死に分析してバリューやグロースの個別銘柄に投資するバカ、
このようなアクティブで(勿論そうは思ってませんよ!?)オーバーコンフィデンスなバカ
が市場に沢山いるから、全ての反映であるインデックス投資が成立して、自らは時間と労力を最小化してクリームスキミング出来るのだということを今の市場が再認識させてくれるのかも知れません!?

市場が効率的だと考えるなら、フリーライドする自らがその前提をぶち壊す程の非効率を市場にもたらしてはならないし、その主体が日銀であれGPIFであれ個人投資家であれ同じです。
念のため、何ら「インデックス投資」それ自体を否定も批判もしていません。

批判されるとしたら、抽象的に言いますが(!?)、影が光を無駄な努力と見下す愚かさと矛盾を孕んだ自己否定とその認識がないケースです。
日銀も右肩上がりを信じるなら自らが不当に右肩に持ち上げるのではなく、オーバーコンフィデンスなバカ共の効率的な(!?)価格形成を邪魔せずに影に徹しなければならない。
インデックス投資はその非効率的態度故に巨大化も主流化も許されないのです!?
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posted by 韋駄天太助 at 13:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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