2017年10月16日

残念だけど国内上場の新興国株ETF(1681)からインデックス投信に乗り換えようかな?

前回エントリーでiシェアーズの新興国株ETF入れ替えについて書きましたが、国内上場ETFにはもう1つ「上場インデックスファンド海外新興国株式」ETF(1681)があります。

私もiシェアーズ廃止予定の1582は持っていませんが、1681は少しホールドしています。
でも、大変残念ですが応援したい国内上場ETF(1681)を売ってインデックス投信に乗り換えようかなと考えています。

何故か?
残念ながら単純に新興国株ETFのリターンがインデックス投信に負けているからです。
このグラフは新興国株インデックス投信3本(eMAXIS,SMT,Funds-i)とETF2本の2年リターンを比較したものです。
20171016.png

20%を超える一番上のラインが1本に見えますが、これはインデックス投信3本がピタリと重なって1本に見えるだけです。
つまり、このグラフではどの投信を選んでも2年リターンは目視できない誤差に過ぎない。

その下に20%を若干下回るリターンでいい勝負をしている2本がETFで橙色(1582)と黒色(1681)です。
どれも対象指数はMSCIエマージング(1582だけ類似のエマージングIMI)指数でどれも配当・分配金は出していない。
信託報酬は投信が税抜0.6%、1681が税抜(実質)0.25%、1582が税抜0.14%。
で、ETFのリターンが投信を下回る要素がどこにあんねん?
信託報酬の差で2年なら1%弱上回るリターンを当然期待するのですが、このグラフは数字が出ないので目視ですが2年で5%程度負けていますかね?なんで?

1681を見るとどうもここ1-2年のリターン差が大きいようですが現状基準価額と大きな乖離がある訳でもなく、3年でも5年でも投信に負けていることは変わりません。
詳しい要因はわかりませんが、1681は課税等の問題により先物で運用されているようですが配当がないことから差が付いているのかなー?

各社知恵を絞ってコスト高になりがちな新興国株への投資を低信託報酬で出しているとは思いますが、販売会社への信託報酬が不要で投信よりも低コストで設計できるETFが費用控除後でインデックス投信のリターンに劣後するのでは部分的な低コストに意味がない!

非常に残念ですが、グラフが事実を表しているし今後のトレンドも変わりそうにないし、信託報酬0.6%台の投信に負けているのに最安0.34%ならもっと差が付くだろうし、スイッチングを検討せざるを得ません。
国内ETFには頑張ってほしいし応援したいのですが、同じ指数を対象にしながら投信にリターンで負けるETFには個人的に意味を見出せません・・。

iシェアーズが入れ替えで出した1658や1681の盛り返し、新たな新興国株ETFの登場に期待しつつ、損益相殺に絡めて1681を売ってインデックス投信へのスイッチングを検討します。
厳しいことを言えば、能書きはいいから黙って結果の数字で優位性を示してくれETF!

本当にこのままでは低コストの進んだ投信市場に食われて存在意義がなくなってしまうので国内上場ETF市場が盛り上がるように巻き返しを期待します!
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posted by 韋駄天太助 at 11:43 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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