これを持って突撃するのですが、私は役所に行くのではなく最寄りの出張申告会に持ち込むことにしました。
単に日程の都合が良く徒歩で行けて交通費も掛からないことが理由であり、申告会は役所の担当者が応対するので基本的には役所の窓口に出向いて相談・申告するのと変わりません。
申告会に出向くと受付では30代前半と思しき男性が応対していました。
「申告不要を申告に来ました!」と告げようかと思いましたが、やめておいて(笑)
私 「株式の配当と譲渡所得に所得税とは異なる課税方式を選択したくて、その相談に来ました」
受付「あー、ハイハイ」(おっ、ちゃんと認識がある!)
私 「ですが、確定申告した全額ではなく一部だけを申告不要にしたいんです」
受付「一部だけですか?あー、そういうケースもあるんですね。理屈の上では出来るはずですよね。」(おっ、物分かりが良い!)
私 「こういうケースは初めてですか?」
受付「私が関わった中では一部だけというケースはなかったですね。大丈夫だと思うので中でお話し下さい。」
相談内容を簡単にメモしたものと受付番号を渡され中に入ると、年齢層も込み方も病院の待合室状態でしたが、まあ私も住民税の申告なんて始めてだし普通は来ないよね。
待ち時間10分程度で番号を呼ばれ向かうと、こちらも30代前半と思しき男性が対応し、受付と同じやり取りを繰り返すと、
担当「全部ではなく一部だけ申告不要にするんですね。理屈の上では出来ますね。」
あれ、こちらも物分かりが良い!
出来る・出来ないのバトルが少しは楽しめるかと期待していたのですが(笑)、こちらから論破に掛かる必要は全くありませんでした。
優秀ですね!ベテランの方が頭柔らかくなくて杓子定規の前例主義で大変だったりするんですが、リーマンショックの頃に妥協して市町村の公務員になった口かな?
株式関連の税制までしっかり理解して、こんな物分かりが良いとは失礼ながら思わなかった。
ただ、初めてのケースでどう処理していいのか困っている感じだったので、確定申告書とサマリー表を見せて必要書類としてこれで網羅されていると説明して納得して貰いました。
担当「では、一応その表と確定申告書は頂いてもいいですか?」
一応でいいんかい?
実際その場で担当が内容に納得すれば添付書類も要らないような雰囲気でした。
ということで、ごり押しせずとも確定申告した「一部」だけを住民税で申告不要とすることは受け入れられたし、添付資料もこちらで用意した以上を要求されることもありませんでした。
来年以降も同様の内容なら今回と同じやり方で郵送の申告でも良いかと聞いてみたら、間違うといけないのでやはり説明してもらいたいとのこと。
まあ確かに郵送ではちゃんと理解されて手続きが為されるのか不安だし、来年もやるとしたら同じような手間は掛ける必要はあるなと感じました。
今回はあくまで担当者の判断と裁量で受け付けられた感じで、別の担当者なら出来ないとか、別の資料も付けろとか言いだし兼ねないと思います。
後日不明な点があれば連絡すると言われましたが、今のところ連絡もないし特に問題なく処理されることと思います。
正確には住民税に「申告不要」が正しく反映されたかの確認は6月頃にならないと出来ませんが、もし正しく処理されていなかった場合はその時記事にすることとします。
3回にわけて書きましたが、確定申告した株式配当・譲渡所得の「一部」だけを住民税では申告不要とする作戦は大成功!
今回は実験的に行っただけなので手間暇かける程の節税メリットはありませんが、来年以降の布石として行いました。
なんでこんなことを真剣にやっているかは別の機会にまた書きますが、この税制上のメリットはかなり大きいですね。
ケースによって税率が大きく違って来るのだから、投資の基本方針すら変え得る絶大なインパクトがあるかも知れませんね!?

コメントを書く