35年以降に団塊ジュニア世代が65歳になるので、その前に引き上げろという主張のようです。
団塊世代が正義の仮面を被って「将来にツケを回すな」とドヤ顔で議論しているのでしょうか?(笑)
俺らがスルーして膨らました借金が孫に回る前に息子や娘に回そう!
これは正義なんだ!俺たちも辛いんだ!・・・orz
現段階で国民年金は対象ではないようですし、案の段階でどうこう言っても仕方ないし、こうなることはわかっていた訳ですし、今後も更なる支給削減策が必要なこともわかっている訳です。
この件に絡んで、「年金破綻」議論の滑稽さについて書いてみます。
時々ドヤ顔で「年金破綻は絶対に起こらない!」と声高に主張される方がいますが、「年金破綻」と聞いてどんなイメージを持ちますか?
ある日突然総理大臣が重要会見を開いて、
「財政悪化により本日から年金は誰に対しても1円足りとも支給出来ません。
よって、ここに『年金制度の破綻』を宣言します!
制度が消える以上年金保険料を納めて頂く必要も本日からはありませんが、既に納めて頂いた保険料はいかなる理由でも返還できません。
今後は皆さんの自助で老後の生活は賄ってください。国は今後一切面倒見ません。以上!」
というようなイメージを「年金破綻」に抱いている人って少ないと思うのですが?
「年金破綻はない!」とドヤっている人達はどうもこのような最悪のケースだけは絶対に起きませんとしか言ってないような?
実質「破綻」しているから68歳に引き上げる!
68歳に引き上げればいいから「破綻」しない!
こんな言葉遊びをしていても議論は一切噛み合いません。
68歳が中途半端なら78歳に引き上げたら年金破綻ですか否ですか?
実質「年金」の役割を果たしていないから制度「破綻」でしょ?
88歳なら?それでも「破綻」はせずに制度継続だと主張することに何の意味があるのか?
支給を減らす方法はいくらでもあって、「対象者を絞る」「支給開始年齢引き上げ」「支給額減額」の3つをいじれば限りなく支給額を0円に近づけることは出来ます。
例えば支給開始を100歳に引き上げれば、対象者も平均支給年数も激減して大幅に支給額を引き下げられます。
そうですね、厳密にはこれでも年金制度「破綻」はしていませんね。で?(笑)
でも、この為に払い続けるのは年金罰ゲームで老後の安心の為ではなくギャンブルになっちゃいますよね!?
110歳まで生きた人にはビッグチャンスで全員に10億円支給!
宝くじより低確率の対象者でも年金になっちゃいますね!?(笑)
100歳越えてから貰って何に使うんだよ!年金制度は何の罰ゲームだよと?
これはあまりに極論ですが、68歳引き上げが議論される現状で今後も支給減の措置が続くことを考えれば、年金制度は既に実質「破綻」しているんですよ!
破綻論を卒業しようではなく、程度の低い「破綻論の卒業」から卒業して身のある議論をしないと、言葉遊びと水掛け論に終始して、議論と老後の生活が実質「破綻」してしまいます!?

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