2018年06月11日

しょうゆや遊園地など人口減で縮む日本の内需代表企業は外需を取り込み成長企業へ?

日曜日の日経新聞に日本の内需企業に関する2つの対照的なニュースが掲載されていて興味深い。
1つは、東京ディズニーリゾート等の遊園地7施設で17年度の訪日客が16年度を上回ったとのこと。
2つ目は、キッコーマンとヤマキが米国で拡大する需要に対応し、しょうゆや削り節の現地生産を増やすとのこと。

両方ともに日本の内需企業の代表みたいなものですが、1つは訪日外国人(インバウンド)需要の拡大で、2つ目はほぼ日本に閉じていた商品が外国で受け入れられ外需が拡大したことによる恩恵です。
TDRは以前からアジアのインバウンドはあったと思いますが、日本の遊園地や削り節・しょうゆメーカーは少子高齢化で人口減の日本では将来性が高く評価されることはなかったと思います。
ある意味、神風が吹いたと言えるのかも知れませんね。

TDRを例に出すと普通に見えますが、浅草花やしきでも入園者増加分の2/3が外国人だと言われると、インバウンドは比較的弱小な遊園地まで救うという状況が見えてきます!?
勿論、各遊園地が取り込む努力をしているのは確かでしょうが、取り込み対象の需要である訪日外国人の急増という「神風」(?)に助けられていることも確かです。
TDRに行くために訪日する外国人はいても、浅草花やしきに行くため訪日する外国人はほぼおらず「東京の浅草に来たついでに行ってみようかな」需要を取り込めなければ増えないでしょう!?

しょうゆも今や米国で6割の家庭が持っているというから驚きます。
勿論、キッコーマンが企業努力で開拓して来たことは否定しませんが、欧米で和食がブームから日常食へと受け入れられるようになったことも大きく、一企業から見れば「神風」が吹いたと言えます。

要因をもう少し大きく捉えると、グローバルなネット社会で元々世界に受け入れられるポテンシャルはあったものの日本に閉じていた「内需」が発見され「外需」化したことが大きいと思います。
ネット社会では世界共通語である英語圏の文化がますます世界を席巻するかと思われましたが、実は非英語圏のグローバル基準で良い「モノ」が英語圏の人たちにより発見され英語で紹介されて浸透しているという役割を果たしてくれました。(英語を中国語に変えても同じ)
シャイで宣伝下手で職人気質の日本人と企業はネット社会に助けられたのです!?

言ってみれば、しょうゆもケチャップも全世界での家庭普及率が同じでもおかしくなくどちらも素晴らしい調味料なのに、日本のしょうゆはケチャップに遥か遅れてようやく発見され正しい評価を得られるようになっただけなのかも知れない。
日本の縮む内需の中に閉じこもっていれば減収減益となってしまう企業にそれを補って余りある外需が良いタイミングで作り出されている現状は、単なる偶然と個々の企業努力によるものだけではなく、神風が吹くべくして吹いたと言えるのかも知れません。

良いモノやサービスを愚直に黙って適正価格で提供していれば売れるという日本の職人気質が最後に報われたのかも知れないし、「しょうゆ」という縮む内需企業の代表みたいなキッコーマンがPER40倍で将来性を評価されている現状が逆転ホームランを象徴しているのかも知れませんね!?
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posted by 韋駄天太助 at 09:54 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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