おー、遂に外国株連動型ファンドのコストが0.1%以下になった!
と言えば衝撃ですが税込みではまだ0.1%以上であり、引き下げ幅は0.0091%に過ぎず今回の引き下げによる恩恵は殆どありません。(笑)
そうは言っても値下げ競争によりここまで下がって来て、見た目の信託報酬が税抜きで0.1%を切ったことは象徴的ではあります。
三菱UFJ国際投信のプレスリリースにはいつものように引き下げが「他社類似ファンドの情報を元に決定されたもの」と明記されています。
その対象はニッセイアセットのニッセイ外国株式インデックスファンドであり、信託報酬は引き下げ前後でeMAXISと同一であり、eMAIXSが公約通りに追随値下げして最安水準にピタリと合わせて来ました。
どこかのファンドがSlimに対抗して喧嘩売れば売る程、Slimが喧嘩を買い続けてインデックスファンドのコスト最安水準が下がり続けるという好循環です。
因みにSlimではない方のeMAXISシリーズでは信託報酬が税抜き0.6%で数年前(?)ではこのレベルが最安でしたから、日本のインデックス投信がコスト0.1%レベルで信じられない低水準まで下がってきたことは事実です。
国内インデックスの日経平均やTOPIX連動よりも海外指数連動の方が信託報酬安いって不思議な環境はコストベースで決まったのではなく局所的に激しい値下げ競争で歪な構造になってしまった結果です。
今後はこの信託報酬水準に国内インデックスやアクティブファンド・ETFが引っ張られてコスト低下が全体に繋がっていくことも期待します。

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