プレスリリースはSBI証券から出されていますが、SBIアセットマネジメントとバンガード・インベストメンツ・ジャパンの3社連名で発表となっています。
バンガードが運用するS&P500指数連動ETFの「VOO」(経費率0.03%)を投資対象としています。
ファンドの信託報酬を驚愕の0.058%(税抜)に抑えているので、実質信託報酬は0.088%(税抜)。
税込みベースでも現状で年0.09264%程度、消費税10%に増税後でも年0.0938%程度と軽く0.1%を切る低コストに抑えています!
これは楽天バンガードにコスト圧倒的な差を付けつつ、東証上場のSPDR S&P500 ETF(1557)の信託報酬0.945%を強く意識しながらも下を潜る大胆な低コストです!
その他経費は不明ながらも日本でS&P500に投資するならETFを含めてもSBIバンガードが一番低コストの選択肢となりそうです。
では、VOOに直接投資する場合と比べてどうでしょうか?
為替手数料を無視しても米国株の売買手数料は0.45%(税抜)なので往復で0.9%掛かります。
その他経費は無視しますが、SBIバンガードがVOOに上乗せしている信託報酬は0.058%(税抜)なので、15.5年以下のホールドならVOO直接買い付けよりSBIバンガードを買う方がコスト的に有利と言えそうです。
これはザックリとした概算なので為替手数料を考慮すれば最大24年程度に伸びるし、その他経費の掛かり方によっては大きく縮む可能性もあります。
SBIとバンガードにはVOOに留まらずに同じ低コストで横展開のシリーズ化をして本邦投資家が日本で気軽にバンガードETFに投資できる環境作りをお願いしたいですね。
eMAXIS slimや楽天バンガードの対抗策にも期待したいところです。

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