2019年09月17日

NYダウが史上最高値最接近も中東情勢により反落で潮目は変わるか?

8月は米中貿易摩擦等の懸念で世界的に大きく株価を下げましたが、その後は懸念後退や金融緩和により短期間で回復して、NYダウは27000を越えて史上最高値に最接近して来ました。

米国発で世界を勝手に揺らしておいて自分達だけは真っ先に回復する米国の得意技ですね!?
8月の悲観は何だったのかと思えるほど急激な回復で先週まではダウが8営業日続伸していました。

今週明けのNYダウは142ドル下げて引けましたが、率にしたら▲0.5%の下げなのでまだ大きな悲観にはなっていません。
サウジアラビアの石油施設が攻撃を受け中東の地政学リスク懸念から売られました。

一方、WTI原油価格は15%急騰して1バレル=62.90ドルで終えました。
これは2008年(=リーマンショック前)以来の上昇率だそうです。

当時は1バレル=140ドル超まで急上昇したので価格レベルはまだ全然違いますし、その後40ドル割れまでの大暴落も凄まじくまさにリーマンショック前後という動きでした。
今の株式市場は中東リスクを懸念しているだけで原油価格の上昇を嫌気しているレベルではないと思うので、更に原油価格が上昇を続ければ企業の利益圧迫懸念としてリスク回避に拍車が掛かるでしょう。

ここからリスク回避が進んでNYダウが反落を続けるとダブルトップを形成しそうですね。
今日からは利下げが予想されているFOMCが開かれるし、米中貿易摩擦等の懸念も延期気味になっているだけで消えた訳ではないので、まだまだ上にも下にも材料には事欠かないのかも知れませんね。

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posted by 韋駄天太助 at 11:20 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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