2019年09月30日

トランプが中国株投資を制限し上場廃止や株価指数から除外する!?

先週末のNYダウは下落して終了しましたが、米政権か対中国投資の制限を検討と複数メディアが伝えたことが大きな理由のようです。

トランプ政権の検討は初期段階のようで実現可能性が低いことも含まれていると思いますが、伝えられる内容は確かに穏やかではなく驚きの内容です。
●中国企業の米預託証券(ADR)の上場廃止
●米企業が算定する株価指数に中国株を組み入れないよう求める

これとは別に、対中強硬派の議員が公的年金に中国投資を見合わせるようにと既に要請しているようです。
この報道を受けて、米市場にADRで上場する中国株はアリババの一時7%安を代表として軒並み下落しました。

ADRが上場廃止になれば当該銘柄が下げるのは当然ですが、特にアリババやバイドゥは米国市場にしか上場していないので影響は大きいですね。
また無視できないのが2つ目の検討内容で本当に実行できるのかも疑わしいですがトランプのやることですし、されたら影響は大きそうです。

素直に読めば、例えばMSCI社が算定するエマージングマーケット指数から中国株を外すように求めるということですね!?
これが香港市場の中国株も含めての話なら影響は甚大だし、新興国株価指数としての体を成さなくなるのではと危惧します。

でも、FTSE社は英国企業なので外す必要はなく多くの投信やETFがこちらの新興国指数を採用するようになり、結果MSCIは競争に負けることに為り兼ねないのでトランプが実施させるハードルはかなり高いと思いますけどね!?

まあ、グリーンランド購入も検討したトランプなので荒唐無稽とも思える施策を検討の初期段階でマジメに心配しても仕方ないとは思います。
しかしながら、対中制裁がエスカレートして金融市場でもトンデモ規制で中国を封じ込めようとすれば、直接に金融市場を震撼させることにもなりかねないのでテールリスクとしては動きに注意した方がいいかも知れませんね。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
posted by 韋駄天太助 at 10:55 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

にほんブログ村 為替ブログへ←参考になりましたら一押し。m(._.)m

コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。