2019年11月18日

ヤフーとLINEの経営統合で国内ネット企業首位になるが問題は世界!

ヤフーとLINEの経営統合がほぼ確実な状況となり、18日にも双方の取締役会で敬継した上で記者会見して正式発表となる見通しです。

確度の高い憶測が流れた時に両者の株価は急上昇しましたが翌日以降は少し戻して落ち着いています。
特にヤフーは統合がプラスばかりではないと少し冷静になって最初の上昇分の半値レベルまで下げたでしょうか?

色々と言われていますが、統合に至ったのはキャッシュレス決済でのPayPayとLINE payでの消耗戦とLINE側の敗北濃厚という結果(途中経過)が大きかったのではないでしょうか?
キャッシュレスで後発だったペイペイが百億円あげちゃうキャンペーンを複数回実施する等の積極策で首位に躍り出ています。
LINEペイもこれに対抗して300億円をキャンペーン予算に注ぎ込み対抗しましたが完全にペイペイに捲くられました。

両グループがキャッシュレス決済をそれだけ重要視していたから何百億円を投入した訳ですが、先行投資でほとんど売上は付いて来ないからキャンペーン費用の何百億円が丸々利益に響いてLINEは大赤字を垂れ流している状況。
ばら撒いて消耗しただけでシェアも取れないんでは回収も出来ません。

ペイペイも単体では同じく大赤字を垂れ流していますが、営業利益が2兆円を越えるソフトバンクグループにとって数百億円の先行投資は利益の1%を削っているに過ぎず蚊に刺された程度の痒みで(?)LINEの放置してるとヤバい激痛とは比べるまでもありません!?
そう言えば、LINEが始めたMVNO「LINEモバイル」も2年足らずで白旗を挙げてソフトバンクと資本提携して51%を与えて主導権を渡したし、決して悪い意味ではなく敗北の判断が早く実行に移せるのでしょうね。

まあ既に両グループは片手(MVNO)では固く手を握りながら、もう一つの手(キャッシュレス決済)では激しく殴り合うという愛憎共存の関係にあった訳です。(笑)

株主とは異なり、消費者にとっては歓迎すべきことなのかはわかりません。
LINEはMVNOにしろキャッシュレスにしろ新たな取り組みに熱心で攻めの姿勢を続けて来ました。
それは消費者にとっては選択肢が増えることを意味して、競争による顧客への還元(キャンペーンや低料金)も期待できました。

LINEがソフトバンク傘下に入るということは競合事業には手を出せなくなるし、それがソフトバンクの取り込む理由でもある訳です。
またネット企業とは言ってもヤフーとLINEでは老舗と新興であり企業文化含めて統合することは簡単ではないし、統合によりLINEがヤフー化してしまえばLINEの良い所も失われてしまいます。

せっかく統合するなら、米国のGAFAや中国のテンセント・アリババ(はSBが大株主だが)に追いつけなくても世界の中で存在感があるネット企業を目指して欲しいですね。
せめて東南アジアではテンセントにヤフーLINE連合が負けずにシェアを取れるプチグローバルカンパニーになれるように。

日本に閉じこもってもジリ貧だからこそ世界を見ての統合判断だと思いますが、世界では全く戦えない日本のネット企業というイメージを覆してくれることを期待します。
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posted by 韋駄天太助 at 12:15 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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