●出来高
ばらつきはありますが、6営業日でザックリ
2558米国 :1500万円から6000万円
2559全世界:800万円から4400万円
因みにスパイダーのS&P500ETF(1557)はこの間に最低でも9900万円程度の出来高はあるので及んではいませんが、いきなり上回るのもサプライズなので新規上場としては問題なく順調でしょう。
●マーケットメイク銘柄で低スプレッド!
2銘柄ともにマーケットメイク銘柄に指定されたので、板が薄くなりスプレッドが大きく開くこともありません。
1万円前後の値段に対して板が厚い時にはスプレッドが全く開かず(=売りと買いの差は10円)、全世界の方は30円まで開く時もあることは確認しました。
全ての時間でチェックしてないので更に開くこともあるでしょうが、スプレッド率は0.1%から0.3%程度だと考えられるので極めて良好でしょう。
2559全世界の方が日によっては出来高少なく不安に思えても、メイカーが常に売りと買いに気配値を出しているので、売り買いしたくても板が薄くて値が飛びすぎて困るという状況を然程心配する必要はないと思います。
●乖離率
1月17日の終値と同日に開示された基準価額を比べると、
2558米国 :+0.49%
2559全世界:+0.73%
で、取引価格が基準価額を若干上回っていますが問題視するほど乖離している訳ではありません。
今後更に縮むと良いですが、外国株なので例えば前日に米国市場が終了してからもドル円レートは常に変化するし、時間外でも米国先物の価格は変動します。
これらが国内ETFの市場価格にどのように反映されているのか詳しくありませんが、日経のように基準価額にピタリと一致することはないと思います。
長いスパンで見て、常に上方か下方へ乖離しっ放しであれば連動性に問題ありという判断が出来ると思います。要継続ウォッチ。
●二重課税調整制度の対象銘柄(の可能性が高い)!
前回のエントリーで対象となるかは確認必要と書きましたが、既にJPXのホームページで対象のリストに入っていました。(該当PDF↓)
https://www.jpx.co.jp/learning/basics/tax/tvdivq00000170tw-att/nlsgeu000004gjxm.pdf
でも、このリストは昨年12月23.日時点で「二重課税調整制度の対象となる可能性の高いETF・REIT」の一覧です!?
おいおい、「可能性の高い」ってどういうことですか?
私の対象予想よりどの程度信頼できる情報なのかわかりませんが(笑)、一応JPXでも2558米国と2559全世界は外国税額控除(二重課税自動調整)して貰えるおトクな国内ETFである(可能性が高い)と言っています!
ということで、低コストのMAXIS両ETFは良い条件にも恵まれて順調な滑り出しで始まったと言えると思います。
投資家も様子見ばかりではなく、出来高増に貢献することで三菱UFJ国際投信もそれなら新興国インデックスもETF版を出そうかとラインナップを増やしてそれがまた国内ETFの盛り上がりに繋がるという好循環に繋がるので、興味を持った方は自己責任で是非!?

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